元練馬区議会議員小川けいこの「ねりまなでしこ日記」

前練馬区議会議員小川けいこのホームページはこちら

アーティゾン美術館と縁を感じて

2021年09月03日 21時40分07秒 | 文化・芸術




アーティゾン美術館(旧ブリジストン美術館)と何の縁を感じているのか!?
と思われていますよね。

アーティゾン美術館は、公益財団法人石橋財団が管理運営していることは、今さら私が言うまでもありません。
そして、ブリジストン美術館を開設したのは、株式会社ブリジストンの創業者である、石橋正二郎氏であり、その孫に当たるのが、私の政治の師、鳩山邦夫代議士なのであります。

また、正二郎氏の長女であり、鳩山代議士のお母様、安子奥様には秘書時代には大変お世話になりました。
私が安子奥様に、区議選に出馬を決めたことを報告させていただいた際、

「主人(鳩山威一郎先生)は、女性の政治家が増えることを期待していたから、邦夫事務所からあなたが出れば、きっと喜ぶと思いますよ。」

と、おっしゃって下さいました。
私にとって、鳩山安子さんという女性は偉大で存在でしたが、お父上は日本経済を代表する超偉大な方。
今になって、生前にお父上がブリジストン美術館を創設された時のお話を伺っておけばよかったと後悔しきりなのであります。


さて、美術館創設の始まりは、正二郎氏が図画教師だった洋画家・坂本繁二郎氏から若くして亡くなった青木繁氏の作品を集めて美術館をつくって欲しいと語られたことが始まりだったそうであります。


青木繁「海の幸」

その後、青木、坂本作品の他、親しく交友した藤島武二氏の作品を託されたそうです。


藤島武二「黒扇」

参考までに、練馬区立美術館において独立70周年記念として藤島武二展、2019年に坂本繁二郎展を開催しています。

正二郎氏は、戦前から絵画収集をスタートさせ、西洋美術から精力的に購入を行い、あわせて国内の優れた美術品の海外流出を食い止める役も果たしました。
そして、昭和27年にブリジストン美術館を開館。

「世の人々の楽しみと幸福の為に」という正二郎氏の信条が、その言葉通りに人々に文化と幸せを与えています。

経営者として卓越した力を持っていたことに加え、日本を代表する美術館を創設されたその芸術性、先見性、公共性に優れたリーダーがいてくれたということは、当然のことながら日本の誇りでありますが、自分の人生の中でそのファミリーと接する機会をいただいたということに驚きと感謝なのであります。

石橋正二郎氏胸像


アーティゾン美術館を代表する作品。セザンヌ「サント=ヴィクトワール山とシャトーノワール」


歴史を経て、アーティゾン美術館には素晴らしい収蔵作品がたくさんありますが、センスも優れているので「継続と進化」の両方を楽しめるものと、今後も期待大なのであります。


ところで、コロナ禍で遅れ気味ではありますが、練馬区立美術館も大規模リニューアルが予定されているので、アーティゾン美術館はもちろん、国内外問わず優れた美術館も参考に、練馬らしくあり、ある意味練馬らしくない美術館を期待します。

私は、元々アートが大好きで、生まれ変わったらアーティストとして生きたいと思っているほどですが、区議会では文化・芸術を重点施策として活動してきました。
それは今後も変わりません!

アートは、教育、産業、福祉、環境、街づくり全てに繋がるのであります。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。