先日、やっとやっと念願の
『グランマ・モーゼス展 ~素敵な100年人生~』
に行くことができました。
グランマ・モーゼスと言えば、知らない人がいないであろうアメリカの国民的な画家です。
そして、今の時代が求めている「女性活躍」の先駆的な人物の一人であると思います。
それはなぜかというと、無名の農婦だった彼女は地元の日常を刺繍で表現し、その後70代で本格的に絵を描き始め、地域の店に飾ってあった絵がコレクターの目に留まり、80歳の時にニューヨークで個展を開くまでになりました。
また、101歳の亡くなるまで、普段の生活を守りながら、画家としても生涯現役で活躍し、今では世界的に愛される画家でもあります。
彼女の作品は、地道な生活の中で華はないけど花のある人生と、素朴な人柄がそのまま絵に表れていると思います。
そして、その対象は特別な人や物や景色ではななく、人々の1年間通した生活や行事、季節の風景が彼女の目と手を通してそのまま温もりのある絵になっているところが、国や時代が変わっても見る者に懐かしさを与え、気持ちを温かくしてくるのであります。
私も、モーゼスおばあさんの作品を愛する一人であり、「この人になりたい」と思う女性の一人でもあります。
私が好きな作品は、そのタイトルも「洗濯物をとり込む」
(メモ帳として商品化されていました)
を始め「古い台所」「農場の引越し」「アップル・バター作り」「せっけんを作り、羊を洗う」「魔女」(ハロウィンの風景)など...
どうでしょう!タイトルだけでも実際に作品を見たくなりますよね
今回の展覧会では、最初期の作品から100歳で描いた絶筆までの作品、刺繍絵、愛用品・資料など日本初公開を含む約130点の展示とのことで、グランマ・モーゼスを敬愛するものの一人としては、見逃すわけにはいかない!という展覧会でした。
大満足
世田谷美術館、素適な時間をありがとう
【グランマ・モーゼス展HP】
ちなみに世田谷美術館の次回の展来会は、
『ピーターラビット展』
スタバで新しいフラペチーノの予告を見たようなワクワク感!