Y's クロニクル

旅行等の一生思い出に残る事から日々の小さな出来事まで少しずつクロニクルに残せたら・・・と思っています。

USPGA参戦100試合目でも優勝しちゃった松山英樹~

2017-08-08 09:33:41 | ゴルフ

昨日は朝から「ヒデキ~」の素晴らしいプレーにTVに釘付けで、どんどん他のプレーヤーを
引き離して優勝しちゃったものだから、それからはあちらの記事~こちらの記事~と
一日中、読むので忙しく、プレイべートでは、あちらをキャンセル~こちらの確認~と
盆と正月が一緒に来たようで、旧暦のお盆の入りは忙しく始まった。

常々ファイアストーンで勝ちたいと言っていた松山英樹。
それは彼が目指すタイガーが8勝もしているモンスターの異名を持つ難コース。
そこで勝ちたいのは単純にそんなコースで勝ったらカッコいいでしょ?て言ってたよね。

最終組の一つ前から出て、後続の結果を待たずに優勝を決めちゃいましたね~

今回のこのWGCで優勝するとは思っていなかったわけですよ私は。
先月の全英、最終日、一番最初のホールでOBを盛大にやっちゃってくれてスタートと同時に優勝の夢は砕かれた
ショックは私だけではなく、本人が一番やられちゃったと思うし、この短い期間で精神的に大きな闘いで
トップを獲れるほど回復はしていないだろうと思っていたので。

この大会前にも、やはり調子は上がっていないと本人も語っていたのに、なんですか優勝ですよ、
それも圧倒的な強さを見せての優勝ですよ~

松山英樹がアメリカの試合に初めて出たのは2011年のマスターズ。
あの震災の年に大学2年生だった(確か)時に前年のアジアアマ優勝で出場資格を得ての出場でした。
それから数える事、今回で100戦目となるんだそうで、その節目にビッグな結果を残すという所がスーパースターの
スーパースターたる所以ですね~☚USPGAで5勝目なので星も五つです~
あーた・・・単純に20試合に1回は勝つってね~(正確に言えば6勝目)
それもね、あーた・・・どれもこれもビッグな試合での5勝ですよ~
そして2016-2017シーズンでWGC2勝目ですよ~

WGCっていうのは年に4回ありましてね~同一年にWGCで2勝した事のある選手と言えば、ご存じタイガー
そしてワールドランク現在NO1のダスティン・ジョンソンだけ、そしてそこに日本のHIDEKI・MATSUYAMAが
名前を連ねたわけです。

なに?なに???
WGCって何って
World golf championships」日本では「世界ゴルフ選手権」と訳されております。
これはメジャーという世界規模の大会「マスターズ」「全米オープン」「全英」「全米プロ」という大きな大会もありまして、
これは世界ランク上位の選手や過去のチャンピオン、はたまた「オープン」と名が付くものはアマチュアでも各地で
行われる予選を通れば出場できる大会で予選ラウンドと決勝ラウンドがあってふるい落とされるって大会。

WGCはそれに次ぐワールドワイドな大会で出場規定はメジャーより厳しく大会が開催される2週ほど前かな?の世界ランク
の上位者70名ほどで行われるので予選落ちがありません。
賞金もメジャー並みに高額で今回の賞金は日本円で1億8千万

1億8千万の笑顔(笑)

誇らしいよね~こんなゴルファーが日本から現れるなんてね~
最終日のコースレコードですよ61は~
4日間を通してはコースレコードタイとなり、やはりタイガー、ガルシア、オラサバルそして松山英樹。

どの世界でも歴史に残るような人っていうのは、何かしら物語を持っているでしょ?
本にでもなれば「えーそんな出来過ぎた話ってやっぱり物語だからだよね~」なんて思っちゃうけれど、
こういう人達って実際に起こるんだよなと思った。

ヒデキ君がプロに転向して初めて憧れのタイガーと同組になったのは、このWGCインビテーショナルだった。
それは2013年、今から4年前の事でそれがタイガーの最後の優勝になったんだったよね・・・
1,2日目を同じ組で回り、その時タイガーは2日目にヒデキ君の目の前で61というコースレコードを
出したのでした。
その時に「この人どうしようもないな・・・小学生とプロで回っているようだった」と語っていた
20歳そこそこの青年が4年後にタイガーと同じ61を出して優勝しちゃうんだからね~
タイガーの強いゴルフを目にしっかり焼き付けて、体に覚えさせてそれを体現しちゃうんだからね~
2番のパー5でチップイン・イーグルを奪った時にまるでタイガーの様で
「あれ?あれれ???これ優勝しちゃうパターン?」って思っちゃった私でした。

USPGAのサイトもヒデキジャック!!!

彼の世界最高峰の技術があれば、フツーにゴルフをすれば大きな大会でも勝てるだろう。
しかしスポーツ・・・ゴルフは人間がするものだ。
そこには「心」が介在するわけで実はこれが一番厄介な物だ。

NHKの解説で田中秀道さんが言っていたけれど「松山君は自分の凄さが分かってないんじゃないんですか?」
まさに私もそう思っている。
自分の成してきた事に自信が追いついてないのだ。
どんな人間もそうなのかもしれないけれど凄いと思われる人間だって常に実態がないものを
いかに信じられるかの闘いだ。
だからトップに行けば行くほどそういう葛藤はどんどん大きくなるんだろう。

今回は「自分に期待しない」という心境で優勝を勝ち取ったと読んだ。
そうそう、いつかブログにも書いたけれど期待するから人間は反動がある。
しかし、期待しないという事は卑下する事でも投げ出す事でもない境地なんだと思う。
けっしてネガティヴな境地ではなく、一番、強い境地なのかもしれないと思ったりもするんだな~

面白い記事があった。
いつもはリーダボードで自分の位置を確認するのが松山流。
中にはリーダボードは見ないという選手もいるんだよ信じられない事に。
タイガーも見るタイプと聞いた事があるけれど。

そのヒデキ君は最終日は見ないという選択をしたそうだ。
私も色々な情報を絶対に知りたい、すぐ知りたい人間なのでリーダボードを見ないなんて
実行するのは難しかったんじゃないかな~と思っていた。
やはり彼もそうだったようで記事によれば見ない事がフラストレーションになっていたと。
16番の前にトイレから出て偶然、目に入って、それで楽になったと(笑)
そりゃあ、そうだよね~と思わず笑った。
そういう事を素直に話す・・・なんだか可愛いなと思いました( *´艸`)

優勝後の公式会見でも成長した姿を見られたな~
トップに立つ選手としての自覚というか人間的な成長というか。
ようやく余裕が出てきたんだね~

英語も日常会話程度はおそらく、そこまで不便なく出来るんだと思うけれど
今までは英語の練習に費やす時間をゴルフに費やしたいと言っていたのが、
コミニケーションの必要性が身に染みているようで英語取得の重要性も
深く感じるようになったみたいだしね。

ただ、こういう意見もある・・・もちろんコミニケーションで言語取得は不可欠だろうけれど
公式の会見の場となると通訳をずーっとつけても良いんじゃないか?という意見。
世界でトップクラス、それも将来レジェンドになろうとする選手は「クラス」が求められると
言うんだね~
それもスノッブなスポーツと見なされるゴルフでは顕著なんだとか。
海を渡ったスポーツ選手の中には全てをその国の言語でこなしちゃう人もいるけれど、
例えば英語なら「you know」連発とか、それがネイティヴっぽいと勘違いしている人とかは
「品がない」と揶揄される場合もあるとか
いくら英語教本を日本で出版しようともね・・・
その様な英語を流暢と誤解して使うよりは公の場なら、そしてあのクラスならば
通訳同席でかまわないんじゃないかというね。
もちろん優勝スピーチは将来的には英語でするんでしょうけれど。

そうそう2013年にタイガーと初めて回った時に、既にタイガーは松山という選手を認める
発言をしていたな~「彼は自分自身がやるべき事をわかっている」とかなんとか

さすが一流は一流の芽もわかるんだと感心したんだけれど、その時コース上で
ヒデキ君はタイガーに年齢を聞かれ、その後でタイガーに「いくつですか」って
ヒデキに聞かれたんだとタイガーが笑っていたような記憶がある( ´艸`)

そんな日本から海を渡った男子がこの様な偉業を4年後に成し遂げるとは感慨深いね・・と
今朝も新聞を眺めた。

そして今週木曜日からは最後のメジャー「全米プロ」が始まります。
WGCメジャーの連戦で連覇というのはとても高いハードルですが、これを達成できたら
メチャクチャ、カッコいいぞーと期待してしまう週末になりそうです。






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2 コメント

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相変わらず関西は別の虎が一面 (どりー)
2017-08-08 20:57:01
というタイトル通りなのですが
それでも一面を飾る新聞もあったし、裏面は松山英樹なので、買い込みましたよ

あたしゃね〜、全英の1番ホールのOBで、むしろ、この後の松山英樹には期待できるかも、と思いました
何なんだろうな〜? 受け入れなければならないものがある、とわかったんじゃないかな、とかかな〜??
禅ではなく、キリスト教的な、ね

応援している方も、受け入れなければならないものがある
返信する
受け入れましょう! (かりー)
2017-08-09 07:17:09
どりーさん。
関西スポーツ紙事情は想像以上ですね野球なかったですよね?

>全英の1番ホールのOBで、むしろ、この後の松山英樹には期待できるかも、と思いました

あー、あの時ですけどそう書かれていて、どういう事なのか理解できませんでした。(未だにクリアじゃないけど
あれで大丈夫だと思ったていうのがね。
啓示でしょうか
その説で行けばやはりキリスト教的なんでしょうね?
「神様は人間が望むものを下さるのではなく必要な物を全て与えてくださる」ってヤツね
となればあの一発目からやらかしてくれたOBは必然という事か。
宇宙の営みは奥が深いですね~
「受け入れなければいかない物がある」
を「受け入れる」っていうとこが並みの人間ではないわけで。

しかしね~今回の最終日はタイガーを見ているようでした。
いちいち派手なリアクションをしないタイガーをね(笑)
ヒデキには悪いけれどラフに行くたびに楽しみでしょうがなかった。
ラフからのスーパーショット、ライが悪い中でのスーパーショットはタイガーの真骨頂でしたからね
ヒデキは全てが兼ね合いゾーンに入っていたわけではなかった。
フツーにやればフツーにあのくらい強い選手です。
ただ最後の3ホールはゾーンという言葉が当てはまるかもしれません。
18番のドライバーは絶対にビッグドライブでFWど真ん中だと思いました。
そのくらいゾーン真っただ中!!!
そのゾーンですが、タイガーの記録に並ぶと意識してからのゾーンっていうのが凄いと思うのね
ぽっと出のゾーンの人って(誰だそれ???)気が付いたら入っているんだと思うの。
でもヒデキは自分から入って行った。
あれはタイガーしかできなかった事です。
という事は・・・2013年にタイガーの後継者はヒデキと決まっていたのかもしれません。
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