漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2017.12.23 ボウズ逃れのポンアイナメ恭子ちゃんゲット 茨城県鹿嶋市

2017-12-24 08:01:16 | 海釣り
 イブイブの釣行が2017年の最後の釣行になるのでしょうか?

最近、投げ釣りをしていて感じることは、2011年の震災以降、昼間のアイナメや

夜のドンコ等の冬の脇役たちがかなり少なくなってきています。

もちろん主役はカレイに限定しての、かなり偏った見方ですが、

昔ならカレイが釣れなくても、脇役たちがそれなりに竿先を大きく揺らしてくれて、

飽きることなく一日粘って、帰りにはそこそこの土産ができたものでした。

 それが最近ではほとんど竿先は揺れず、エサは齧り取られるのにアタリは出ず、

ハリに掛かってきたとしても、食べることのできないフグばかりで、

面白くない釣行が多くなってきました。

まあ、カレイは昔から釣れ難いことは同じですが、アイナメやドンコも釣れ難くなって

います。ハゼやイシモチも減っているいるような感じがします。

それに比べて夜のアナゴやセイゴ、さらにエイが増えて、釣れたときにどうしようか?

と考えてしまう機会が増えてきた事は事実です。



 さてと、マコガレイを狙いに鹿嶋港のポートラジオの突堤へ出撃しました。

前夜の酒宴の影響で、目覚めたのは23日のAM3:00。二日酔いの頭で、

あれやこれやと準備して、滝野川ICから首都高速に乗り込んだのはAM4:00。

湾岸線から東関道を東進して、潮来ICを通過したのはAM5:45。

途中、釣エサ屋が開いていたので、太めアオイソメを3000円分購入して、

鹿嶋港に到着したのはAM6:15。

辺りはまだ暗かったのですが、釣り人が次々とやってくるので、場所取りの

ために、急いでキャリーカーを引いて突堤へ。

もうすでに暗いうちから投げ込んでカレイを狙う猛者たちが港内側へ陣取って

いたので、天邪鬼な私は、水道側へ向いて、三脚を2本立てました。

この日は天候に恵まれて、北風もそれほど強くなく、竿4本の1本バリ体制で

タグボートの通る水道の深みを狙いました。








カレイにアピールするのとフグ対策で、ピンクのパイプをハリスに通して、

さらに赤色のゴムを付けました。

丸セイゴ17号のハリに久々に生のアオイソメを2匹掛けして、ドボンと

投げ込みました。




煙突の煙の立ち具合いから、今日は風が弱いです。




皆さん、私の背中側の港内へ向けて投げ込んで、カレイを狙っています。

私は過去の経験から、港内側で良い思いをしたことがありません。

水道側のほうが魚が多いと信じて私だけ水道側へ投げ込んでます。






AM7:15 背中から朝日が昇りました。




車から離れて、久々に昼間のガチンコ釣りです。頑張りますよ。






ここは新日鉄住金の煙突から出る煤煙の影響で、空気は臭いですが、

海水はとても透明です。




エサチェックのため、竿を持ってしゃくると、ズドンとした重たさがありました。

「こりゃ幸運にもオレの竿に来てくれたのかな?」と期待して巻き取ると、

大きなお星様でした。

ガックリ。



日が昇ってきてポカポカ陽気になってきました。

背中に日があたって暑いぐらいです。

風も無く、アタリも無く、誰も釣れてないし

まったりとつまらない時間が過ぎてゆきました。

突堤の先端と根元で、カレイがそれぞれ1枚ずつ上がったそうですが、

この目で見てないので、それほど羨ましいとは思いません。

昼頃にずっと下がっていた潮位が止まり、満ち潮に変わりはじめました。

だいたい昼になると帰る釣り人が居るものですが、誰も止めようとしません。

皆さん黙々とエサを打ち返していました。



天気が良いのに、朝からまだ1回もアタリません。

しかしエサ取りは元気なようで、回収すると素針になって帰ってきます。

何がエサを食っているのでしょうか?



気温が上がってきて、クーラーボックスに腰掛けてるうちに、

ウトウトと眠ってしまいました。

が、PM1:30 左側の三脚に付けた鈴が激しくチリンチリンと鳴って

眠気から覚めました。

見ると、正面に投げ込んだ竿先がピクピク踊っていました。

竿を手に持って、30秒ほど待ってから、大アワセ。

ガツン!!

乗りました。

重たいトルクを感じながらリールをゴリ巻き。

ときどきゴンゴンと頭を振って抵抗するサカナからの生体反応。

一瞬デカフグかと心配しましたが、大きなアイナメで安心しました。

久しぶりのアイナメです。

この冬はもちろん、昨年も釣ってなかったと思います。

周りの釣り人にアピールするかのように、メジャーを取り出して、

わざとらしく大きなアクションでナイフで〆るしぐさ。

どやっ、水道側のほうが釣れるんやで。

そのあとデジカメ撮影。








オスの黄色い婚姻色が出ていました。

32cmでしたが、丸々と太っていて、ドラネコみたいです。

刺身にしたら美味いで。

ポンのアイナメやから、ポンしゃぶにしたるわ。


そのあともPM4:00まで満ち潮の効果を期待して、カレイを狙っていましたが

私の周辺は誰も釣れてませんでした。

アイナメのお土産が出来たのは私だけのようでした。




2017.12.10 まったく釣れませんでした。 石川県能登島

2017-12-10 22:02:09 | 海釣り
 土曜日の未明、出撃する直前まで悩みに悩みました。

鹿嶋へ行くか?能登島へ行くか?いや小名浜へ行くか?

土曜日AM2:00に目覚めていたものの、頭の中でプランができていませんでした。


何処へ行く?


 土日の天気予報では、日本海側は低気圧が発達しながら通過するとのこと。

能登島だとまた冷たい雨の中で濡れながら竿を振らなければならないのか。

しかし今なら大判のイシガレイが釣れる確率は高い。

それとは反対に太平洋側の天気は、東京は晴れ、茨城福島も晴れ、

気温が低いものの晴れているから濡れなくていい。

小名浜港だと大判のマコガレイが釣れるかもしれません。

鹿嶋港だと小型イシガレイですが、ひょっとしてツ抜けになるかもしれません。


 距離を考えると、鹿嶋港が片道125km、小名浜港が200km、能登島が520km。

能登島は日帰りができません。


 もし今週も鹿嶋港へ出撃すれば、イシガレイについてもっと詳しいデータが

得られるでしょう。でも、大きなイシガレイは居ないだろうと思います。

 もし小名浜港へ出撃すれば、夢のゴーマル、大判のマコガレイが釣れるかも

しれません。でも、貨物船やタンカーが何処に係留されているか判らないので、

竿を出せるかどうかの問題があります。


 そのほか、高速代、ガソリン代等を考えると、とてもじゃないが能登島へは

行けないでしょう。

 しかし、そこはカレイの聖地能登島。いくら遠い場所であろうとも、

気になるものは気になります。放ってはおけません。それが釣りバカたる所以です。

それが趣味なんです。

漁師じゃないんだから。仕事じゃないんだから。

 ま、前置きはこれぐらいにして、土曜日のAM2:00に起きてましたが、

何処へ行くのか迷っているうちに、不覚にも二度寝してしまい、

板橋の自宅を出発したのはAM6:00でした。

ルートは以下の通り。

自宅→首都高→外環道→関越道→上信越道→北陸道→能越道→能登島。





上信越道も長野までは雪が無くて普通の景色なのですが、

野尻湖、妙高山附近になると、だんだん冬の雪景色へ。

しかし、前回の遠征で死ぬ思いを経験していますから、今回はスタッドレスを履いて、

万全の態勢です。










AM10:00 上越の釣りエサ屋のフィッシャーズさんで、ユムシ弾10発と岩虫を購入。




PM2:00 能登島へ到着しました。ここまで540km。






さてと、以前からグーグル航空写真で気になっていた場所を数箇所見て回り、

その中でも特に気になっていたポイントで夕方まで竿を出してみました。

塩イソメの房掛けをドボンと放り込みました。






ポイントは能登島水族館のウラ側の海岸です。










このポイント、初めて竿を出してみたところ、

かなり沖まで海草の根が張り出しており、仕掛けを回収する毎に掛かりました。

とってもやり難い場所です。

4本の竿を振り込んだところで、様子をみましたが、どれも反応無し。

回収するとエサが食われているのか?海草に掛かって千切れているのか?

判りません。



強烈な雨が降ったり止んだりの繰り返しでした。

青空が急に暗くなったと思うと、急に雨が叩きつけてきました。





完全に暗くなっても、雨がなかなか止まなかったので、撤収。

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このあと、暗くなってから、穴水方面の気になる場所を数箇所見て回り、

日曜日の未明になって、再び能登島へ戻ってきました。



おはようございます。

日曜日は太公望の対岸に陣取りました。












太公望に向けて投げ込むと根掛かり無し。

しかし、先端のこの角の場所は、なぜか根掛かりがひどいです。





AM7:00 スタートしましたが、アタリも無く、まったり。

私の他には、太公望の突堤に2人組がおりましたが、

そちらも、やはり釣れていないようでした。




時間だけが過ぎてゆきました。

ときおり投げ込んだエサを回収すると、食われていたので、フグが居るのか?

さらに食われたエサを注視したら、ケムシの毛が数本刺さっていました。

この状況をどのように判断したらよいのか?・・・うーん、わからん。






しかし、ケムシが掛かってくることは無かったです。活性が低いのか?

かなり放置しておいてもヒトデのみ。




この鉄板ポイントでカレイがおらんとは・・・。どうした能登島?





AM9:00 なまこ船が前を通過しました。

太公望の前を通過して・・・




そのあと私の陣地の前を通過・・・ご苦労様です。







なまこ船に乗っているのは、たいてい老夫婦です。

旦那が操船して、奥さんがナマコを仕分ける・・・生活掛かってるし大変ですな。

どんなに貧乏そうな船でも日本の船はFRP製なので、

北朝鮮の木造船よりはずっと綺麗に見えます。



なまこ船が通過すると、水が動いて、海底が巻き上げられて、

魚たちの活性が上がるか?と思われましたが、

活性が上がったのはフグだけでした。

よく肥えた重たいフグを2匹ゲットー トホホ。


1匹目のフグ





2匹目のフグ





↑↑ もしもフグという魚が無毒であったならば、ボウズで帰る釣り人は居ません。


AM11:00 ボウズのまま撤収。

明日仕事やし。

これ以上粘ったら、今日中に東京へ帰れん。

またも徒労に終わってしまったかな?

2017.12.03 カレイの数釣り、なぜかイシガレイばかり 茨城県鹿嶋港

2017-12-03 20:17:40 | 海釣り
 先月からカレイを狙って、小名浜や能登島へ遠征を仕掛けていますが、

どうもうまくゆきません。この冬はまだカレイの姿を見ていません。

カレイどころかアイナメやドンコなどの冬の外道すらまだ見ておりません。

まあ、これから水温も下がってきて、釣行を重ねてゆくうちに、どこかで釣る

ことができると思うのですが、こちら貧乏サラリーマンには、遠征する時間と

軍資金が続きません。いいかげんこのへんでカレイの顔を拝めないものだろうか。

今回の出撃は何処へ行こうかと直前まで大変悩みましたが、

小名浜より距離の近い鹿嶋港にしました。

目指すポイントは鹿嶋港の新浜岸壁。ここは私と本当に相性が悪いのですが、

ゆったりと過ごすことができ、誰にも気兼ねなく投げ竿をフルキャストできる場所は

ここしかないと思って選定しました。

私がよく入るポートラジオの中堤防は、最近やたらと伊勢AB師たちが増えて

投げ師の私にとって、うざい厄介な存在となりつつあったので、敬遠しました。




ということで、今週は、金曜日の夜に飲み会があったため、土曜日の出撃は無理

でした。←若いときはよくやってましたが(笑)。

日曜日の朝に照準をわせて、日付が変わる夜12時前に板橋の自宅を出発しました。

王子北ICから首都高速へ乗り込み、東関道をひたすら終点の潮来まで走って、

鹿嶋港に到着したのは日曜日のAM2:00。

前日の夕方に上州屋池袋店に初めて行って、アオイソメを3000円分買ってきて、

塩で〆たものを用意しておいたので、途中でエサ屋に立ち寄ることもなく、意外と

スムーズに鹿嶋港へ来ることができました。ここまで124km。





暗い中で、新浜岸壁をよじ登ってみると、誰も居ません。

曇ってましたが、北風は微風、海況は凪で、寒さも感じず稀に好条件が揃いました。

この日は満月の大潮で、干潮から徐々にAM5:45満潮ピークに向かっており、

一発大物のチャンスタイム。


↓↓新浜岸壁の高い塀を昼間に撮影。足元には弔花が飾ってあったりして、暗い深夜には、
  かなりインパクトがあります。



この高い塀を重たい釣り道具を持って乗り越えて、(右側)鹿嶋港側で陣取りました。


さっそく準備をして、釣りスタート。

405の竿にオモリ25号、PE2.0号でフルキャスト。

竿4本とも100m程度投げました。







投げ込んでオモリが海底にゴツゴツ当たる感触を確認しました。が、あれっ?

根掛かりしないなあ。

そして水深もイメージより浅いなぁ。

以前のここは、時化の日が多くて、底荒れしていて、根掛かりが酷いのを覚えてた

のですが、次第に砂に埋もれたか。


さっそくアタリが出て、竿をしゃくると何か付いていました。

期待に反して、グーフー。

そのあとアタリが出なくても、やはりグーフーによる攻撃が続いて、

すぐにハリス6号がザラザラにされました。







さらに失望感の漂う、サメ。







とにかく日が明けるまでアタリといえばフグとサメばかりでした。


AM6:00を過ぎて日が明けてきました。






明るくなり始めてサメの大きなアタリは無くなりましたが、フグは相変わらずで、

相変わらずグーフーの猛攻撃に耐えて、黙々と打ち返しました。

満潮ピークの朝マズメのチャンスタイムです。

どんなヤツが竿に激震を伝えて来るか?と期待しているのですが、ハズレました。








もうすぐ日が昇るというAM7:15に、竿先がコツンと叩くようなアタリを捕らえました。

どうせまたフグだろうと思いながらも、竿を手に持って空アワセを入れて巻き取ろうと

リールを巻き始めると、強烈な抵抗。

ん? フグと違う引き方で、何度も深く潜ろうとする抵抗があり、それでも強引に

寄せてくると、オモリの後ろに茶色い菱形が見えました。

抜き上げて、あらためて見てビックリ。

なんと、イシガレイでした。ええっ、鹿嶋でイシか? 

たしかに石が並んでるし、等間隔に並んだ白い斑点もあるし・・・。

この日1匹目28cmイシガレイでした。






みなさん、私は太平洋で珍しいイシガレイをよく釣る釣り人なのですが、

それでも鹿嶋港でイシガレイは特に珍しいことだと思いますよ。

ここのイシガレイは体高があり丸い魚体をしてますね。

しかもこんな大きさなのに、かなり引きが強いことに驚きです。


AM7:35 日が昇りました。








おだやかに下げ潮です。日が昇ってからもフグのエサ取りのみでした。

今日はあの朝マズメのイシガレイだけかな?と諦めムードが漂う中で、


AM9:25 2匹目のアタリが出ました。

フグのアタリと見分けが付きません。

竿を持ってリールを巻くと、けっこう強い抵抗で 上がってきたのは、

17cmの小ぶりなイシガレイでした。













AM10:45 3匹目のアタリが出ました。

27cmイシガレイでした。







ここまでイシガレイばかり3匹ゲットです。

そろそろマコガレイのデカいヤツが欲しいところです。

鹿嶋ですからマコでしょ。

ええ天気だし、まっ、もう少し粘ってみますか。



昨夜作った塩イソメが沢山残っているし・・・









AM11:40 4匹目のアタリが出ました。

26cmイシガレイでした。




AM12:30 5匹目のアタリが出ました。

25cmイシガレイでした。




AM12:38 6匹目のアタリが出ました。

22cmイシガレイでした。





そろそろ体力の限界です。肩や腰が痛くなってきました。

やはり100m程度投げ込まないとカレイは釣れないようで、

近投すればフグが多くなります。

うーん、もういいでしょ。投げるのが辛くなってきました。

竿4本で合計何投したことでしょうか。




この場所はイシガレイしか居ないようです。

今日はマコガレイは釣れません。


もうそろそろ帰ろうかな、と思っていたときに、クレーン船が帰ってきました。

ぶるまん300 ←やらしそうな雰囲気 笑ってしまいそう。

昔から私はこの船と相性が悪くて、この船が居るとなぜか釣れないです。







PM1:30 終了しました。

私が終了する前に、私の右隣におられた投釣師からイシガレイ2枚を戴きました。

合計8枚になりました。











鹿嶋のイシガレイは体高があって、丸い形が特徴ですよ。

いつも釣っている能登島のイシガレイはもっと細長い菱形です。






この冬に初めて見たカレイですから、満足です。楽しい釣行でした。