漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2024.2.23 カレイ第13戦 14年ぶりに釣り座を構えました。 福島県小名浜港旧市場前T字堤防

2024-02-24 13:26:12 | 海釣り

この3連休を利用して、福島県の相馬港まで遠征する予定でした。

しかし、23日の天気予報を見ると、猛烈に気温が下がるらしく、

積雪の心配や路面凍結の心配が出てきたため、急遽もっと南に位置する

小名浜港に変更することにしました。

小名浜港は相馬港よりも水深があり、大型マコガレイの実績も多い。

それだけに場所取りの競争が激しく、特にこの季節は寒さをしのぐために

クルマを横付けにできる旧市場前のT字堤防、ララミュウ周辺、アクアマリン

周辺などの有名場所は、前日の晩からの車中泊があたりまえになっています。

そういうわけで、私も22日の晩から出撃することにしました。

深谷の自宅から小名浜港まで距離にして230km、時間にして約3.5時間。

途中の行程で高速道路を使うのは、北関東道の太田桐生ICから乗り込んで

友部JCまで進み、そこから常磐道へ乗り継いで北上して、いわき勿来ICで降りる

区間の185km。なので、ちょうど日付が変わる夜12時を過ぎてから高速道路を

降りてこなければETC深夜割引が適用されないので、早過ぎてもいけません。

いわき勿来ICを出る時刻から逆算して、自宅の出発時刻をPM21:00にしました。

予定どおりいわき勿来ICを降りて、小名浜港にAM1:00過ぎに到着しましたが、

入りたかった場所は何処も先客が居て、しかたなく空いていた旧市場前の

T字堤防の中央あたりで陣地を構えました。PM1:30に4本の竿を放り込んで

スタートしましたが、思ったより水深が浅く、しかも足元からの近投エリアは

海草が繁っている? ロープが沈んでいる? 根掛かりが連発しました。

困ったなあ、どうしよう?場所を替えようか?と思案しておりました。

この場所は過去2010年3月に一度来たことがあります。

が、その後の2011年3月の東日本震災で海底の様子が変わってしまったと聞いて

います。

しばらく釣りを中断して、クルマで暖を取って、次の移動先を探しながら

なにげなく前方の堤防の端っこを眺めていると、堤防の先端を占拠していた釣人が

道具を仕舞って、立ち退くようで・・・これはチャンスとばかりに、間髪入れずに

素早く占領しました。こういうときの動きの素早さは、元関西人の気質でしょうか?

ずるさ、セコさ、一級品の特技です(笑)。

 

 

AM2:00  出撃前に考えていたT字堤防の先端に、幸運にも陣取ることができました。

右のララみゅう方向の船道へ2本、正面の沖一文字の方向へ2本、合計4本を投げ込み

ました。

この場所も堤防の中央周辺と底の様子はさほど変わりませんが、船の通るミオ筋は

かなり深くなっています。20m程度ありそうです。

また潮目ができ易くて、水がよく動くようです。

 

 

 

クルマを横付けできる有難さ。重宝します。

 

沖一文字は震災後に埋め立てが進んで、橋が架けられました。

将来は商業マートになるようです。

今は工事で通行できませんが、完成すると一般客に開放されるようです。

私が釣りを続けられる年齢までに完成するのでしょうか?

昔は一文字に渡る専用の渡船がありました。

あそこには大きなカレイが居るんです。大判マコの他にナメタも居るんです。

 

 

 

AM2:30 から始めた堤防先端での釣りは、何者かにアオイソメをジビジビ齧られるだけで

何もゲットできずに朝を迎えてしまいました。

気温0℃、とにかく寒いです。

足の裏、足首、腰、首の後ろ・・・あちこちにホカロンを貼り付けてます。

雪と小雨が絶えず降ってきて、さすが東北地方の冬ですな。

クルマから10分も離れていると、コメカミのあたりがキーンと痛くなってきます。

 

 

今日はサビキ釣り師は見かけません。

エギ師やアジング釣り師も見かけません。

皆さん投げ竿でブッコんで、クルマの中で暖を取りながら、アタリを見ています。

 

 

巻き網漁船やトロール漁船が停泊する港なので、水深はあります。

低水温の季節に大きいサイズのカレイやアイナメを狙うには水深重視です。

 

 

午後から雨が止みましたが、気温が正午で3℃、水温も下がったようで、

ジビジビ齧るエサ取りも午後から全く居なくなってしまいました。

仕掛けを回収しても、房掛けにしたアオイソメがビローンと伸びて戻ってきます。

 

満月の大潮なのになー、この活性の低さでは・・・

・・・

・・・

・・・

今日もだめか。

 

この日、根性を出して24日AM1:30まで粘りましたが、獲物はフグ1匹のみで

終わりました。

 

 

うーん、2024年は完全に負のスパイラルに嵌ってしまったようです。

 


2024.2.17 カレイ第12戦 新規開拓も期待外れ  新潟県出雲崎港

2024-02-18 14:51:46 | 海釣り

どこかカレイの釣れる場所はないものか?と検索していて、

もう10年ほど昔の釣行記事を見つけました。

参考「まこぶさ食堂2013年1月4日の記事」

その記事からの情報では、寺泊港と出雲崎港でカレイが釣れていました。

私も過去に寺泊港で竿を出したことはありますが、あまり良い印象では

ありませんでした。もうひとつの出雲崎港へは、まだ行ったことがないので、

もし出撃するなら出雲崎港だろうと思いました。

マップファンで深谷の自宅から出雲崎港までのルートを調べてみると、

関越道の花園ICから長岡ICまで190km走り、長岡から国道352号線を20km

走って合計210kmで到着するそう。

これまでの石川県へ出撃することに比べると、ちょうど半分ほどの距離。

あまり早い時間に出発するとETC深夜割引から外れてしまうので、

夕飯を食べたあと十分睡眠を取って、AM2:30に出発することにしました。

 

AM6:30 出雲崎港に到着しました。快晴で波も無し。

風が微風ながら東から吹いていたので、追い風になるように下図の①赤矢印に陣取って、

竿4本でスタートしました。

 

釣りを始める前に、まずは地元の海の神様に無事故、無災害を祈念いたしまして

お神酒を捧げることにします。

 

 

 

 

エサは先週の石川遠征の残りを塩イソメにしたものを使用。

 

どこへ投げても、シモリが点在していて、近投ではテングサ類、遠投ではアマモが

生えているようです。

投げ込んだ後に糸フケを取って、50㎝もさびくと、軽く根に掛かります。致命的では

ないので、あまり誘いをかけずにブッ込んだまま放置して様子を見ました。

投げ込んでから5分ほどで竿先がビリビリ震え、エサ取りの活性が高そうです。

10分ほどで仕掛けを回収すると、4本の竿とも見事に素バリになって戻ってきました。

この場所でAM7:00から10:00まで3時間やってみましたが、ここではビリビリと小刻みに

震えるようなアタリが多く見られましたが、全く針に乗らず、エサ取りの姿を見ぬまま

移動することにしました。

 

 

港内で対面の岸壁 ②緑色の矢印へ移動しました。

停泊している漁船の間からの狭い場所から2本の竿を出して、海底の様子を見ました。

AM10:30からPM14:00まで、良い天気に恵まれて、のんびりと過ごしておりました。

 

 

 

漁協へ通じる船道の周辺は、シモリも少なく、海底は砂地でした。

エサ取りも少なく、針に付けた塩イソメが、齧られることもなく、ふやけたまま

戻ってきました。

ここはいくら粘ってもアタリが無さそうだったので、再び移動することにしました。

 

 

やはり竿を4本出したい気持ちと、エサが無くなるまで夜釣りへ突入してみたい思い

から、港内でも広い漁協前に移動しました。③青色の矢印へ移動しました。

 

 

 

 

この場所は4本の竿を広角へ投げ分けて海底の様子を見ましたが、竿の届く範囲は

全て砂底で障害物はありませんでした。

 

PM15:00

正面方向に遠投していた竿がアタリを出すことなく、突然、糸フケが発生しました。

こ、これは、まさしくカレイ様のアタリでしょ・・・待て待て

・・・もっと呑み込ませろ、

ぐっとこらえて1分間は我慢して・・・竿を持って、糸フケを取るべく、リールの

ハンドルをぐいぐいぐいぐい・・・すごい巻き取り量です。

糸フケを取って、「えいっ」と空アワセを入れると、ドンッと重たい感触を感じました。

??? えっ?でも・・・リールを巻くと魚からのクイッと抵抗を感じますが・・・

うーん、期待したほどの、そんなに大きくないな。でも小さなカレイでもいいです。

顔さえ拝めれば・・・。慎重に巻き取って寄せてきました。

オモリの後ろに付いている魚を見ました。 泣 。

 

30cmほどの豚。しかも石川の豚とは柄模様が違う。

なんでオマエやねん? なんでオマエが糸フケ出すねん?

 

PM16:00  

今度はエサ交換のときに、アタリを出さずに居食いしていたステルス豚を確保。

オマエも柄模様が違う。

 

PM18:00

ココロはとっくに折れてますが、夜釣り突入です。

 

PM19:30

竿先に明確なアタリが出て、いっしゅんカレイかアナゴか? ニヤッと期待しましたが、

泣。

 

PM20:00

竿先に明確なアタリが出て、アワセを入れて、針に乗りました。

魚からの抵抗も感じます。

今度こそアナゴかカレイか?と期待してリールを巻きましたが・・・

 

・・・

・・・

・・・

泣。

もうええわ。

 

PM  21:30  エサ切れのため終了しました。

 

2024年はまだ豚しか釣り上げてません。

試練の道の果てに灯かりは見えず。それでも前へ進むしかない。

 

 

 


2024.2.10 カレイ第11戦 もう元には戻らないのか? 其之弐  能登島鴫島入江

2024-02-12 00:03:12 | 海釣り

午前中に西海漁港で散々な目に遭ったので、耐えきれず撤収しましたが、

車に戻って暖房かけていっぷくしていると、少しずつ元気になってきて、

まだ時間はあるし、残っている大量のエサのことを考えて、ダメもとで

能登島へ行ってみることにしました。

昔の話、

能登里山海道と能登大橋がまだ有料だったころ、地図のまっぷるを睨みながら

白いトラッドサニーのハンドルを握って、滋賀県彦根市から初めて能登島へ

入って、そして初めてイシガレイを釣りあげたときは、感動しましたよ。

それまでマコガレイしか見たことがなかったので、あのときの記憶はまだ

色褪せずに覚えています。

 

今回の震災の損傷で、能登島へは能登大橋しか渡れず、ツインブリッジは

通行止めでした。いちど和倉温泉を通過して能登大橋から半浦、鴫島入江へ

進みました。

 

鴫島入江はすたれて荒れてますねえ。地震の影響で地割れがあって、車で奥まで

入れませんでした。

 

 

最近は草も伸び放題。

往年のカレイ釣り場も今では誰も訪れない・・・寂し。

 

 

 

やはりここでも50cm程度ずれたかな?

 

左岸のリゾートマンションの白い建物あたりまで入りたかったのですが、

また雨が降ってきたら孤立しそうだったので、いざとなったら車へ逃げ込める距離に

とどめて、釣り座を構えて4本の竿を投げ込みました。

が、

その前に、鴫島入江の神様へお神酒を捧げます。 

かみさまー、大きなイシガレイを私に恵んでください。よろしくねー。

 

 

 

地震の影響で足元のブロックがずれて隙間ができて、竿尻のずれ留めに最適ですわ。

 

 

徹夜で走って来て、午前中に体力の大半を消耗したので、そろそろ限界ですわ。

 

 

 

 

午後になって天気は回復してきました。

PM13:30から16:00まで打ち込みましたが、まったく生体反応が有りません。

 

 

 

この釣り座の周辺で、いつもメバルやグレの稚魚を見かけるのですが、この日は皆無。

まったく魚の居ない大きな池のようでした。

魚たちは何処へ行ってしまったのでしょうか?


2024.2.10 カレイ第10戦 もう元には戻らないのか? 其之壱  能登半島西海漁港

2024-02-11 21:53:32 | 海釣り

元旦の震災から40日。能登半島の至る処で、まだ痛々しい惨状がそのまま残されていました。

アスファルトの路面はそこらじゅうひび割れだらけ。応急修理で車が通れるようには処置

されてますが、段差や穴をうっかり見落としそうで、かなり神経を擦り減らします。

2階部分が押しつぶされた瓦屋根の民家も、これまで報道されていない羽咋市や富来町でも

かなり多く見られました。

そんな場所で、被災された人々を横目で見ながら釣り竿なんぞ振っていたら、きっと

ばちが当たりますよ。

でも、私だって、将来の、定年後のセカンドライフをこの能登の地で過そうと密かに準備

していたのですよ。

だから諦めきれません。

カレイを釣りたい、だけど地震や津波が怖い、出撃しようか、止めておくかどっちだ?

悩んでました。

8日(木)の夜にネットショップで購入したアオイソメ6パックが届いたので、もうこれは

出撃するしかないと、揺れる心に縛りをかけました。

9日(金)定時で仕事を終えて、夕飯を食べてからPM21:00に深谷の自宅を出発しました。

10日(土)AM4:00 どうにか富来町の西海漁港へ到着しました。

途中、能登半島の能越道、能登里山海道は一般車の通行不可、しかも国道249号線も

至る処で崩落しており、ずいぶん多くの細い旧道や農道への迂回路を走らされましたよ。

 

西海漁港に到着して、ぱっと見は被害が無さそうに見えましたが、昨年末にカレイを釣った

新しい堤防は、かなり損傷しているらしく、復旧工事でダンプ以外は立ち入れませんでした。

漁港内も海底隆起で浅くなってしまったため、クレーン台船が漁港の底を掘っていました。

大アナゴの釣れた出島もコンクリート岸壁が割れて陥没したため立ち入れませんでした。

 

なので、釣りが出来そうなのはL字の大堤防のみ。

春になるとマガレイが数釣れるので期待は大きいのですが、2月では寒すぎるし、車から

離れて歩かねばなりません。天気予報によれば、昼の最高気温7℃、曇り一時雨なので、

堤防の先端まで普通なら行きません。

しかし、この日の私の決心は硬かったのです。防寒着を着込んで、ホカロンを体中に貼って

長靴に履き替えて、重たい釣り道具をキャリーに積み込んで、堤防の先端まで歩きました。

 

大堤防も、地震によって約50cm程度隆起してました。

 

まだ暗いうちに先端まで歩いて、4本の竿をセッティングしました。

釣りを始める前に、無事故無災害を祈って、まずは海の神様へお神酒を捧げます。

 

 

港内へ向けて4本。そのうち2本は養殖イカダ方向、残り2本は漁港入り口方向。

 

エサのアオイソメはネツトショップで6パック480gを用意しました。

 

AM6:00 暗いうちからスタート。

風も無く、穏やかな海況です。

4本の竿を投げ込んで、さびいて、底の状態を確認しました。

べつに何も沈んで無くて、平坦な砂底です。カレイよ居てくれ。

2投目からは、投げ込んで15分ほど放置してから巻き取って仕掛けを回収すると、

アタリは出ないのに4本とも何者かに齧られて素バリになってました。

これは活性が高いと見るべきなのか?・・・わかりません。

 

AM7:03 背後から日が射してきました。

 

このまま穏やかに晴れてくれれば、今日は良い日になりそうです。

 

この朝日を浴びて、西のほうから湧いてきた怪しい雲の帯の奥で、

素晴らしく奇麗な虹が現れました。まるでオーロラみたいです。

 

奇麗な虹だなあ、と思って見とれていると・・・

じつは湧き出てきた雲の帯が拡がってきて・・・

すぐに大粒の雨が降りだしました。

 

 

 

堤防の凹んでいる処に体を縮めて、傘で、雨をしのぎます。

が、寒いし、やる気が削がれます。

 

 

 

開始して90分後、陽が射してから30分後、こんな酷い天気に変わってしまうとは・・・

見える景色が全て雨模様になり、強い南風が吹きつけて、海が荒れてきました。

 

 

雨が小雨に変わると、急いでエサを付け替えて、投げ直しますが、

そのうちエサ取りさえも居なくなってしまい、

仕掛けを回収しても、ダラーンと伸び切ったアオイソメがそのまま戻ってきました。

 

 

 

風雨に耐えてAM10時まで頑張ってみましたが、全くダメ。反応無し。

うーん、地震のせいなのか? 低水温のせいなのか?

カレイ、ハゼ、アイナメなどの底に居る魚や、カサゴなどのロックフィッシュ、

みんな何処へ行ってしまったのでしょうか?