13匹目のカレイを狙って福島県双葉郡浪江町にある請戸漁港へ出撃しましたが、
エサのアオイソメが1匹も齧られることなく、完全なるボウズに終わりました。
なので、今回のこのブログ記事には、エサとなるアオイソメ以外には何も載せて
ません。
2月27日AM0:30 板橋の自宅を出発しました。
北関東道は、栃木県の足利~桐生の区間が山火事のため、通行止めのようです。
今回は自宅から150kmの地点にある常磐高速道の日立北ICで降りて、
そこから国道6号線を約110kmのらりくらり北上しました。
途中、北茨城にある釣エサ屋の釣侍さんでアオイソメを購入するために、
店が開くAM3:00に時間を合わせて、6号線をのろのろ走っていたのですが、
深夜の時間帯は意外と早く進むことができ、釣侍さんにはAM2:50到着して
しまいました。しかし、店はもっと早くから開店していたらしく、店内には
数名の釣り客がいました。ここでアオイソメ3000円分を購入して、再び
国道6号線を北上して浪江町までゆきました。
いわき市の時点で天気予報には無かった雪が降り出して、うっすらと路面に
積雪が見られました。
広野町から浪江町までの間の区間( 楢葉町 大熊町 富岡町 双葉町)ではポツポツと
コンビニがあるぐらいで、いっそう寂しく感じられました。
道路沿いの掲示板に頻繁に表示される放射能濃度は0.155μSV/h程度でした。
浪江町の請戸漁港の近くまで来ると、工事中の場所が絶えず移動しており、
通行止めの区間も刻々と変化していて、
前回は通行できたけど今回は止められて通行できないことが多くありました。
請戸漁港にはAM5:20到着。
気温マイナス2℃。車から降りると猛烈な北風が吹きまくってました。
前回来た時にカレイが釣れた漁協市場の前に陣取るも、真北からの風は遮れなく、
どう対処しようか悩みました。
この日に試したかったのは、赤色集魚効果です。
赤色のビーズやソフトルアーを使って針やハリスまわりを装飾してみました。
カレイには効果があると信じて試してみることに。
あるいは、
しかし、投げ込んで30分経過しようとも、いや1時間経過しようとも、
何一つ齧られることもなく、そのままのカタチで戻ってきました。
だいたいふつうは目的の魚が釣れなくても、エサ取りのフグ、シャコ、ヒトデ
ぐらいは掛かってくるものですが、今回はそれすら見られません。
あきまへんな
この日は、天候は晴れていたのですが、超低温で、北北東からの暴風が吹いていて
これらを避けるべく、車の中から竿を見つめておりました。
長い時間アイドリングしていると、マフラーの中に排気が冷えて水が溜まって
きたり、エンジン下部につららが出来たりしました。
昼まで漁協市場前で頑張りましたが、どうやら生物と呼べるものは
全員お留守のようで、場所を移動することにしました。
前回来た時は入れなかった新港側へ移動しました。 写真の真ん中下部の矢↓↓
舗装工事が終わった後の奇麗な岸壁から4本の竿を投げ込みました。
北風を追い風にして、投げる向きを南へ向けて投げ込みました。
寒いので、車に戻ってまったりと・・・
・・・
・・・
・・・
ん?
あれは、福島第一原発じゃないか。
私は今でも原発反対論者です。
原発はCO2を出さないクリーンなエネルギー?
冗談じゃない!! どれだけ環境を放射能で汚染しているか。
原発はエネルギー変換効率が高くて経済的に安上がりである?
冗談じゃない!! どれだけ付帯設備にカネがかかっているか。
原発は安定供給エネルギーである。
冗談じゃない!! 不測の事態が発生した時には停止してしまうじゃないか。
あんなものは要らない。
百害あって一利無し。タバコみたいなもんで一時的な気休めに過ぎない。
我々の世代で発生させてしまった事故の代償は計り知れないほど大きく、
そのツケを、我々の子の代、孫の代に支払わそうとしている・・・
・・・
・・・
・・・
なんだかんだと考えているうちに日没になってしまい、
背後から満月が上ってきました。
暗くなって、投げ込んだ竿に付けているケミホタルを見つめていると・・・
・・・
・・・
おっ?
遠く彼方に福島第一原発の煙突?がライトアップされていました。
PM20:00
相変わらず魚からの魚信は無いし、私の周囲にも誰も居なくなったので、
撤収することに。
帰りは国道6号線を150km走り、日立南太田ICから常磐道へ乗り込んで、
28日AM1:45 無事に帰還しました。
全く釣れなかったことに関しては、
去る2週間前の2月13日に震度6強の地震が発生し、そのことによる影響が
まだ続いているのかもしれません。