今年もあと数日で終わりますね。
今年の釣りは、年明けから平成最後の春まではカレイを狙って、
福島県いわき市の小名浜港へよく通ってました。
年明け早々の出撃で、50cmマコガレイをゲットすることができて、
幸先の良いスタートでした。
ゴールデンウィークの期間で、年号が変わって令和が始まり、
気温、水温が上がってくると、
たいていの投げ釣り派は昼間のキス、イシモチ狙いへターゲットが変わり、
また一方で、夜釣りブッコミ派はシーバス、クロダイ狙いへ変わってゆきます。
私と言えば、毎年、春から夏にかけて、潮干狩りへ気が移ったり、
たまーにフライロッドを振ったり、ハゼを狙ったり、ウナギを狙ったり・・・
視野を広めるために、普段しない釣り方へ敢えて試してみたりします。
だけど不思議とキスには興味が湧かないのです。
うーん、飛距離が出ないから卑屈になるのでしょうかねぇ。
そしてだれでも夏の暑い季節はいっぷくするとして・・・。
涼しくなる秋ごろから、寒くなる冬になってくると、落ちハゼ、カレイ、アイナメへ
ターゲットが絞られて、再び私のやる気も湧いてくるのです。
そして厳寒期の夜ほど楽しくなってくる・・・。やばいですよね。
私の釣り方のスタイルは、ここ10年ぐらいは、ほとんどが夜釣りブッ込みスタイルに
自然に特化しようとしています。
その理由は、
①昼間の釣り場は混雑していても、夜は空いていて、竿を振りやすい。
②夜は魚のほうから岸辺へ近づいてきて、飛距離が出ない私の弱点をカバーしてくれる。
③明らかに昼間より夜のほうが大きいサイズの魚が掛かる。
また私が投げブッ込み釣りに使用している仕掛けも、あれやこれや変えずに、
次第に年中、何処の釣り場でも、同じものを使って、固定してやってきました。
それはどのようなものかと申しますと・・・
①PEラインを使用するようになって、力糸やリーダーを使わなくなりました。
単に私の竿を振るスピードが鈍いから、高切れしないだけの話ですが・・・笑い。
②エル字型天秤、海藻天秤を固定して使うようになりました。
以前は遊動式を多用していましたが、PEラインに変えてからは、
固定式天秤でも微妙な小さなアタリでも拾うことができます。
プロになると、ウミケムシが寄ってくる動きも、
アタリとして捉えることができると言いますが、それは私には判りません・・・笑。
遊動式の欠点はシモリや浮遊している海草が多い場所だと、天秤のエル字の部分と、
道糸や仕掛け主軸の間で形成する三角形のエリアに、やたらとゴミや海藻が
引っ掛かって溜まりやすく、その結果、根掛かりし易く、ラインが切れたら
天秤も仕掛けも全て失うことが多いという欠点が有ります。
それに比べて固定式は三角形を作らないので、ゴミや海藻の引っ掛かりが少なくて、
根掛かりも少ないです。
固定式は、たいていハリス切れだけで済むことが多く、損失は少ないです。
③釣りバリは仕掛けに1本だけです。
男は1本バリ仕掛けなのです。しかも丸セイゴ14~16号、ハリスは5~6号です。
釣りバリの数が多いとアタリも多く出ます。しかし、エサの消費量も多くなります。
さらに、せっかく掛けた魚を寄せてくるあいだに、他のハリが引っ掛かってしまって
魚をバラしてしまうことも多いです。
人間と魚との1対1の闘いをするのなら、1本バリで十分です。
余談ですが、昔、名古屋で知り合ったシマノ並継ぎBX-Tの竿を持つイケイケ女性と、
2人だけで福井県の三里浜へ釣行したときに、彼女は私の1本バリの仕掛けを見て、
大笑いした経験があります。
そりゃキスを専門に狙っているアングラーから見れば、1本しか付いていない
仕掛けを見れば、アホやと思うのでしょう。
・・・じゃあカツオの1本釣りも、ハリの数を増やしたらもっと多く収穫できるじゃ
ないですか。
④仕掛けの主軸になるところにヨリトリゴムを使います。
ヨリトリゴムがあれば、堤防の上からのタモ入れが要らなくなります。
2mm×50cm以上の長さのヨリトリゴムなら、竿の弾力とゴムの弾力で
60cmシーバスぐらいは楽にごぼう抜きできます。
⑤ハリスに赤パイプを使うと、ハリス切れしにくいです。
釣りバリの結び目まで赤パイプを被せておくと、
フグに噛み切られません。
そのうえ、シャコやアナゴに巣穴へ持ち込まれたときに。カキ殻に引っ掛かって
切れることも少なくなります。
さて、ふと、我が家の狭い台所の流し台の周辺を見ると・・・
あちらこちらに、釣ってきた獲物を捌いたときに、
口から外した釣りバリがぶら下がっています。
今年もいろんな魚が掛かってくれました。
魚の口から外したハリをタッパーに溜めていますが、
いちど、何処かの神社で、魚と釣りバリの供養をしたいものです。
追伸
釣りバリに結んでいるハリスはたいていナイロン5~6号ですが、
それでもフグは容易に噛切ります。
なので赤パイプで保護していますが、写真を見られて、赤パイプに
結び目を作っていることにお気付きの方もおられるでしょう。
これはパイプがずれないようにするためです。
まあ、用心深いクロダイは別として、それ以外は、どんな魚も喰いが落ちる
こともないです。
私の場合、アタリが出ても、十分に待ってからアワセて、掛けるので、
ハリを呑み込んでいる場合が多いです。だから途中でバレることは少ないです。
大きなハリに大きなエサを付ければ、リリースするような小さな魚は最初から
掛かりませんし、掛けた魚はほとんど持ち帰って私が料理して食べるので、
我が家の台所で釣りバリを回収することができます。
どうですか?私の独特な発想は?