本当は新しい釣り場を探索する目的で出撃したのですが、いろいろ訳有って
石川県まで遠征することになったのです。
2020秋から気合いを入れて取り組んできたカレイ釣りも、そろそろ終盤を迎える
季節になりました。
シーズン中にネットで検索して得た情報の中から、来シーズンに繋がるような有望な
ものを今のうちに検証しておくべく活動が必要なのです。
とくに何処のサーフにも属していない私は、仲間から情報を入手することは少なく、
ネットで得た情報しか頼るものがありません。
今回は、今まで竿を出したことのない新潟県市振漁港、富山県魚津漁港、
そして富山県四方漁港を調査しようと自宅を出発しました。
4月10日(土)PM17:00に板橋の自宅を出発し、下道をだらだらと走って関越道練馬料金所
から乗り込みました。首都高速と外環道の料金をケチりました。
土曜日のETC割引も利用して、関越道から上信越道へ乗り継いで信濃町ICで降りました。
(練馬ICー信濃町IC 約250km 4,300円) 信濃町ICから国道18号線を約50km走って、
PM22:00頃に上越市街に入りました。
フィッシャーズさんで青イソメ4,000円を購入し、セブンで人間のエサ2,000円を購入し
上越から国道8号線で65km先の市振漁港まで向かいました。
親不知の隣に位置する市振漁港までの国道8号線は眠気も吹っ飛ぶスリル感たっぷりの
危険な国道でした。
PM23:30市振漁港へ到着しました。なぜか駐車場は満車に近い状態で、しかも皆さん
エンジンかけて車中泊しているようです。初めての場所なので車から出て、懐中電灯を
持って堤防を探索すると、なんと、釣り場ガイドに載っていない立派な柵が設置してあり、
先端の灯台までたどり着けません。ライトタックルなら越えられそうですが、
投げ釣りの重装備ではとても無理です。
仕方なく撤収しました。
次に向かったのは市振漁港から35km離れた富山県魚津漁港近くの諏訪神社前と魚津補助港
です。深夜の国道8号線をだらだら走って日付が変わった11日(日曜日)AM0:30に諏訪神社前
に到着すると縦列駐車が連なっていました。そして海岸の様子を見ると・・・
うわーっ、すごい人。なんじゃこれは~。
水中ライトとヘッドランプとタモ網を持った家族連れの人、人、人。
深夜零時をまわっているのに、子供も大人も完全にお祭りモード。
完全に「密」の状態です。
水中ライトが張り巡らされているので、敷石やテトラ周りの海底の様子がよく判りました。
次回の参考にさせていただきます、はい。
15分ぐらいホタルイカ掬いの様子を観察したあと、次に四方漁港を目指しました。
魚津から西へ約25km離れた四方漁港ですが、情報ではマコガレイが釣れるそうです。
AM1:50 四方漁港に到着したのですが、さきほどの魚津周辺よりもさらに醜い混み具合い。
駐車場は中古車展示場のようにびっしりと停められ、交通整理するカードマンまで居る
じゃないですか。
これを見て私は「あかんわ。富山県から撤退しよう」と素直に撤退しました。
次なる場所と言っても、もう考え付く場所は通い慣れた石川県しかありません。
高岡までずっと国道8号線を走り、高岡からは能越道を使って、約85km離れた西海漁港に
AM4:45到着。
富山湾を転々と回ってきましたが、板橋の自宅から527km・・・
いつもとあまり変わりません。
通い慣れた西海漁港ですが、天気予報では快晴らしく、今シーズン初めてクルマから離れて、
大堤防の先端まで重装備を運ぶことにしました。
クーラーボックス2個、タックルケース、エサ箱、バケツなど荷物が多いです。
堤防の先端には前日から陣取ったアングラー2名がおられたので、状況を聞いて、
手前に陣地を築いて、内側へ4本投げ込むことにしました。
この日は放射冷却で未明の気温は2℃でした。
陽が上ると12℃程度まで上がるそうです。
背後から陽が上ってきました。
早く温かくなってほしいです。それまではワンカップで暖まりましょ。
この日のアオイソメは細いのが多かったので、4匹房掛けにして放り込みました。
ダイソーで買った25号ジェット天秤を改造して作ったL型改造27号オモリ。
今回は指サックのカバー付きを試してみたいと思います。
堤防先端の先行者に聞いた話では、昨日ここで釣ってた釣り人がマコではなくて
マガレイが3匹釣れたらしい。
関西人の私は、じつは最近までマコガレイとマガレイの区別がつきませんでした。
マガレイのほうが体型がスリムで、やや鱗が大きく、目玉が大きい。
白い腹側の縁側から尻尾にかけて黄色い色が付いています。
しかしマコガレイにもバラツキがあり、スリムなヤツも居るし・・・難しいです。
AM6:19 投げ込んだ4本を誘いをかけるべく1本ずつしゃくって、仕掛けを1mほど
寄せて動かしていると、1本だけオモリの後ろに何か付いている手応え。
竿を立てて、空アワセを入れて、巻き取ろうとすると、強烈な引きで抵抗。
たっ、楽しい。これ、これ、この引きですよ。
1匹目 マガレイ 33cm (メス、抱卵してました)
とりあえずお祝いしましょか。(笑)
AM6:55 また居食いしていたのか、誘いをかけたときに違和感を感じて、空アワセを
入れると乗りました。重量感たっぷりです。
よく引くわりにはサイズが小さいのが少々不満ですが、とにかく釣ってて楽しいです。
2匹目 マガレイ 30cm ( メス、抱卵してました)
AM7:05 居食いしてました。
3匹目 マガレイ 30cm (メス、抱卵してました)
尻尾の付け根が黄色いのでマガレイ。
AM7:13 こいつも居食いしてました。竿を立てるとオモリの後ろに違和感。
かなり強く抵抗しましたが、寄せてくると大したことなく同様のサイズでした。
4匹目 マガレイ 32cm (メス、抱卵してました)
AM7:23 居食いしてました。
5匹目 マガレイ 30cm (メス、抱卵してました)
AM7:30 また居食いしてました。
釣り上げたとき、大きく見えたのでマコガレイかと思いましたが、メジャーに乗せて
カメラを構えた際に、尻尾の付け根が細く、尻尾も小さいことに気付いたため、
やはりマガレイなのか?と、少々ガッカリ。
6匹目 マガレイ 34cm (メス、抱卵してました)
AM8:40 早朝のラッシュがやや落ち着いたか?と思っていたときに、
1本の竿に糸フケ発生。これは間違いなくカレイだと確信して寄せてきたヤツ。
7匹目 マガレイ 33cm (メス、抱卵してました)
AM10:45 アタリが遠のいて退屈感が溢れてきたときに、4本の竿に誘いをかけるために
リールを少しずつ回していたら、コンコンと竿先を引っ張るアタリで、掛かりました。
8匹目 マガレイ 28cm (メス、抱卵してました)
天気が良すぎて、暑くなってきました。
カレイには似つかわしくない天気です。
暑いし、眠いし、退屈やし・・・ 防寒服を脱いでも、まだ暑いです。
今日はエサ取りが全く居ないし、ヒトデも、バイ貝も、ケムシも居ません。
竿に掛かれば、みんなカレイなのに、そのカレイもマガレイばかりで居食いばかり。
AM11:58
完全にアタリが遠のいて、集中力も途切れて、うつらうつら居眠りしかけて
いたときに、竿先がビクンと動いたのを見逃しませんでした。しかし、その後も竿先は
動かず。3分ほど待ってから竿を持って聞いてみると、何か付いている様子だったので
空アワセを入れてリールを巻くと、けっこう強く抵抗しながら寄ってきました。
おっ、オマエはマコガレイじゃないか?
これまで見慣れた体型。
9匹目 マコガレイ 28cm (メス、産卵後回復した分厚い身)
いよいよマコガレイのラッシュかな?と期待したところ、次に掛かってきたのは
大きなウミケムシでした。トホホ、ガッカリ。
それどころか午後は何も掛からず、完全に退屈モード。
なんでアタリが無いのか?
思いつくことが無いではないのです。
港内中、足元を見ると、イワシやアユの稚魚がうじゃうじゃ泳いでおり、
それを追うサゴシがかなり多く入ってきてナブラが立ってましたから、
ひょっとしてカレイも警戒したのではないかな?と
思います。
PM16:55 エサチェックのために4本の竿を順番に巻き上げているときに、
居食いしていたヤツが掛かりました。
久々のアタリで、しかも期待した以上に強く抵抗したので、これはデカい
マコガレイかな?とニヤニヤして寄せてきましたが、期待に反して、
ちょっと大きなイシガレイでした。
10匹目 イシガレイ 35cm (オス)
PM18:00 陽が暮れてきたので、終了しました。
この場所は暗くなると、大アナゴのアタリが連発します。
しかし、この日は粘れるほど体力が残っていません。
釣れたカレイだけで十分満足です。
さてと、前回(2021.3.28)の蛸島漁港から帰る際も国道8号線を多用しましたが、
今回も往路と同様に復路も片道520kmのうち、信濃町ICまでの250kmは国道を走りました。
高速代の大幅な節約でなんとか遠征を可能にしようと、いろいろ思案の最中です。
追伸
4月12日(月) AM5:40 無事に帰還いたしました。
左から、イシガレイ(左) マコガレイ(中央) マガレイ(右)
マガレイは全てメスで抱卵していました。
マコガレイやイシガレイよりも遅い産卵なのでしょうか?
マガレイだけは、卸している最中に、ヒレや頭がどんどん赤味を帯びてきました。
なんでやろ?