漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2024.11.24 ( 第3戦 )魚津で初めて竿を出す。 富山県魚津漁港・諏訪神社前

2024-11-24 17:01:31 | 海釣り

昨夜は石川県の秘密のアジトで暖を取り、熱い風呂に入って、ぐっすり眠りました。

やはり宿で一泊するのとしないのとでは疲れ方が全然違いますね。

深谷から直行直帰の弾丸釣りツアーをすると、疲労困憊、かなり後遺症が出ます。

日曜日の未明AM1:30 酒飲んで爆睡していた私は、パカッと目覚めました。

そして何処からともなく天の声が聞こえてきました。

どうする?このまま深谷へ帰りますか?

それとももう1回出撃しますか? エサのアオイソメはたくさん残ってますよ!!

うーん、でも出撃するにしても、少しでも帰りの道程に有利な場所で竿を出したい

です。ならば富山県の魚津で竿を出してみたいです。

今年2024年は積極的に富山県での釣り場へ新規開拓するつもりで出掛けました。

経田漁港、生地漁港、立野の浜など。

これも冬場のカレイのためです。最近は投げ釣りする人が少なくなって、なかなか

信頼できる情報やデータを入手できません。自分で試してみて、良いポイントを

探すしかないのです。

経田漁港、生地漁港、立野の浜、・・・前評判では、これらドン深と思われる

場所にデカいヤツが居ると聞きましたが、しかし実際に初めて竿を出してみると

・・・経田漁港、立野の浜はかなり浅く、意外な感触でした。

元旦の能登半島の地震の影響で富山県沿岸も浅くなった?意外でした。

 

ずいぶん以前に、水深のある釣り場を探していた際に、富山県魚津の諏訪神社前が

雑誌で紹介されていました。

その記事には、「足元からドン深で砂地の底。ヒトデがめちゃくちゃ多い」と

書いてありました。私はこの記事に強く惹かれ、能登半島へ出撃する途中に、

途中にある魚津市のこの場所の様子を見るために過去2回寄り道をしました。

しかし、2回とも2月から4月にかけての夜であったので、ホタルイカを掬う

人々が縁日のようにお祭り騒ぎをしていて、とても投げ釣りができる状態では

ありませんでした。

今回はまだ11月であるし、空いているにちがいない。そう思って秘密のアジトを

AM3:00に出発して、AM5:00に諏訪神社前の公衆トイレ横の駐車場に到着しました。

日曜日なのに現地にはルアーマンの車が2台駐車していただけで、ガラーンと

空いてました。

明け方の気温6℃でしたが、昨夜から降り続いている雨がまだ降っていました。

 

 

私の左には遠く離れた処にルアーマンが4名。

ちらっと観察していると、40cmぐらいの細長いカタチの魚を釣り上げてました。

サゴシ? エソ?

 

さらにその向こうにはミラージュランドの観覧車が見えますねえ。

 

 

 

 

足元はすごく安定していてとても釣り易いです。

しかし油断してると落とし穴に落ちます。

 

私の右には、近くにルアーマンが1名  

やはりサゴシらしき魚を釣ってました。

ずっと向こうに見えるのが魚津漁港です。

 

 

日曜日なのに閑散としていて、

投げブッ込みをやっているのは私独りだけでした。

 

 

 

AM6:00  釣り開始。

昨日の残りの赤イソメを本日使い切るつもりで、4匹房掛け

 

足元から30mほどは平らな浅い砂底で、そこから沖に向けて急激に落ち込んでいました。

遠投のつもりでやや力強く仕掛けを振り込むと、着水からかなりのラインがスルスル

出てゆきました。

仕掛けを回収すると、落ち込んでいる箇所にラインが擦れて根掛かりしたようにオモリに

何かが絡んで非常に重く感じますが、じつは根掛かりではなく、竿を立ててグイーンと

曲げてゆっくり引っ張ると、少しずつですがオモリがゆっくり手前に寄って来て、

しかも針も取られませんでした。

この感触は黒部生地漁港と同じでした。

しかしほぼ100発100中そうなるので、最初からちょい投げ、近投の浅場で勝負する

ほうが良い結果になるかもしれません。

今回ヒトデは全く居ませんでした。

暗いうちは竿先が震えるような細かいアタリで、エサを取られてましたが、

明るくなってくると、アタリが無くなって、エサがそのまま残って帰ってきました。

 

じっと海面を見つめていると、足元まで頻繁にサゴシなどフィッシュイーターが

イワシなどベイトを追いかけ回していました。

 

フグなどエサ取りたちも逃げたのかもしれません。

 

AM7:30 

とつぜん派手に竿先を引き込んで、鈴がジャンジャン鳴りました。

久々の大アタリです。

竿を掴んであわせると、けっこうグイグイ抵抗して寄ってきたのは・・・

 

小さいイシダイ でした。26cm 。

イシダイです。サンバソウと呼ぶなら大きなサンバソウです。

シマダイとも呼ばれますが、シマダイと呼ぶなら大きなシマダイです。

魚体に触れるとかなり暖かいです。富山の海の中はまだ夏なのでしょうか? 

大きなアタリを出してくれる魚は外道でも楽しくて大歓迎です。

 

AM8:00

また同じような大アタリで、三脚の上で竿が踊りました。

コイツも強く抵抗しながら寄せてきました。

 

 

さきほどのより少し小さいイシダイ。 24cm。

サンバソウとかシマダイとか呼んではいけません。

小さいけどコイツは立派なイシダイです。

 

サンバソウぐらいの大きさでも、身が甘くて、とても美味しいので、リリースせずに

大切に持ち帰りました。

昔からイシダイが別格で美味いことは私も知ってたんですよ。

 

 

 

 

うーん、夕方まで粘ればあと5匹ぐらい追加できたかもしれませんが、初志貫徹で

あくまでも狙いはカレイです。

カレイ道を極めようとする私としては、外道狙いへ走ってはいけません。

釣った2匹とも魚体に触れると暖かかったので、水温はまだ高く、これでは冬の魚たちは

まだ来ていないだろうと考え、「ここには、まだカレイはおらん!!。」という結論です。

なので、

AM8:30  撤収することにしました。

 

魚津漁港の堤防に高く積み上げられたテトラポットを眺めていると、

「磯場とほとんど変わらないやん」と思え、ひょっとしてそこはイシダイたちの楽園

なのかもしれません。

近くにもっと大きいサイズのイシダイが潜んでいるかもしれません。

この場所、とても気に入りました。

 


2024.11.23 ( 第2戦 )いままで躊躇してましたが確かめないと・・・  石川県珠洲市蛸島漁港

2024-11-23 23:05:32 | 海釣り

9月に奥能登に線状降水帯が発生して、元日に被った震災の上に、さらなる被害が重なりました。

山間部から土砂が一気に流れ出して、洪水を引き起こして、飯田湾へ流れ込みました。

当時のニュース映像では茶色い泥水が民家を圧し潰して、流されて山積みにされた木材で

漁港は埋まってましたが、あれから2か月が経過して、さて海底の様子はどうなんでしょうか?

カレイが乗っこんでこれる状態なのでしょうか?

 

金曜日の仕事を終えてから徹夜で運転して、深谷から500km離れた奥能登の珠洲市蛸島漁港に

到着したのは23日(土)AM4:30。

 

 

日付が変わる午前零時を過ぎてから北陸道の小杉ICで降りて、ガスチャージ。

これより能登半島奥への侵入は深夜に給油できるスタンドが無いため、しっかり満タンに

しておく。

そして先週の西海漁港への出撃のときに残った大量の青イソメを塩漬けにして持参したので、

今回は上州屋新高岡店で赤イソメ550円のパックを4パックと、1個220円のユムシ弾を5個

購入しました。

上州屋さんも11月までは週末24時間営業してますが、12月に入ると夜間は閉鎖、

今後は冬季のエサの入手が困難になりそうです。

 

蛸島漁港へ到着すると、

驚いたことに、7月に来た時には未だ更地だった漁港内に、無数の仮設住宅が建てられて、

被災された家族が暮らしていたことです。

下の写真の黒いコンテナボックスのように見えるのが仮設住宅ですが、トレーラーの

土台に乗せられたまま設置されて高床式住居みたいな形式までいろいろ並んでました。

 

そんな被災された人々の前で釣り座を構えるのはちょっと気が引けますが、

私だってカレイ釣りに人生を賭けて活動しているのです。

堂々と胸を張って4本の竿を投げ込みました。

 

 

 

 

でもねえ、漁港内はまだまだ危険地帯だらけです。

漫画でしか見たことのないような深い地割れだらけです。

 

 

 

 

 

 

 

車から竿先のアタリが見えるギリギリの距離まで車を寄せますが、うーん、やりにくいなあ。

4本とも遠投せずに、近投20mほどから、竿を軽く振って自然に飛んで行く程度の距離60m

の範囲で広角に投げ込んで、車の中からアタリを注視しました。

 

 

何処へ投げてもドロ底です。ブスッとオモリが底にめり込んで、さびくとやや重いです。

竿を立てるとオモリがズルーッと寄ってくる感じです。

根掛かりは皆無。

 

未明の暗いうちからスタートしましたが、生の赤イソメは小フグに瞬殺されて

すぐに素針になって戻ってくるため、持参した塩イソメを中心にエサを選択しました。

 

それと、今回からフグ除け赤パイプの上から、蛍光玉とカレイが好むLEDケミホタル赤色を

両方とも取り付けました。ただケミホタル赤のサイズが37mmしかなく、それを内径6mm

シリコンチューブで留めているので、かなりやぼったいです。25mmがあればもっとスッキリ

するのですが。

 

 

 

生より塩イソメのほうがエサ持ちは良いのですが、塩イソメが水分を含んでふやけてくると

やはり小フグの猛攻でした。一緒ですわ。

そしてケムシも一度だけ掛かりました。

 

でも、チャンスタイムが来るまで生イソメは温存しておきます。

 

 

開始2時間ほど経過して、そうそう、忘れてましたわ。

海の神様に御神酒をしておかなければ。

いつものように神様にはたくさん、私にはちょびっと。

 

 

 

気温は5℃ですが、強い氷雨が10分間隔で襲ってきました。

氷雨が来ると車の中で避難、止むとエサの付け替え、・・・なかなか忙しいです。

 

 

4本の竿を振り込んでは回収・・・繰り返していると、次第に晴れ間が多くなってきました。

 

 

するとどうでしょう。

幸せの虹が掛かりました。

 

俺には見えるぞ、復興の希望の虹が。

まるでファティマ第3の予言に現れたマリア様のようです。

 

 

 

しかし、

朝マズメのチャンスタイムは何も無し。

AM8:00~10:00ごろのカレイタイムも何も無し。

昼過ぎのPM13:00~14:00ごろの潮変わりの時間帯も何も無し。

 

カレイの気配無し。代わりにフグの気配大いに有り。

これではお手上げです。

PM14:00撤収しました。

 

やはり輪島丸の漁船軍団が停泊しないとカレイが寄ってこないのかな。

 


202411.16  待ち望んだカレイの季節ですが緒戦は完封負け  石川県西海漁港

2024-11-17 21:18:20 | 海釣り

年々接岸の時期がずれ込んでいるカレイの投げ釣りです。

昔は10月の第4週目あたりからポツポツ釣れ出していましたが、最近では11月の第4週目?

いや12月に入らないと釣れ始めません。これも地球温暖化による水温の低下が遅いから

でしょうか。だけど、私のような気の早い釣り人も居れば、カレイだって気の早いカレイも

居るでしょ。

2024年のカレイ狙いも今週からスタートすることにします。

シーズン目標は30cm以上をシーズン終わりまでに合計10匹以上釣り上げること。

カレイなら種類は問わないけれど・・食べるならナメタ、マコ、マ、イシガレイの

順ですかな。ヌマガレイは食べたくないです。なおホシやマツカワガレイなどは

未だに釣り上げたことが無いのでわかりませんが、

まあ、とにかくデカいカレイが釣れりゃなんでもいいです。オヒョウでもOK。

但し、ヒラメやウシノシタは除外します。

なるべく能登半島で釣り上げたいです。昨シーズンは能登半島の震災以降、

能登では1匹も釣り上げていません。地震や豪雨の災害からより早い復興を願って、

能登の海の環境も早く戻って欲しいです。

ずっと昔から定年後のセカンドライフは能登半島で竿を振ること、と夢見ていたことも

あって能登への愛着も強く、なるべく将来に役立つような現地でのデータ収集に

撤したいところです。

 

今週は15日(金)PM19:30に深谷の自宅を出発して、上里SAから乗り込んで、すぐに

上信越道へ乗り込み、上越JCを経て、北陸道を南下。

北陸道の小杉ICで降りて、上州屋新高岡店でアオイソメ4パックと紅イソメ4パックの

合計8パックを購入して、西海漁港へ向いました。

 

16日(土)AM2:30 現地に到着。曇り空ですが、天気予報を信じて、駐車場で

荷物を作りました。

投げ竿4本とルアー竿1本、リール5個、三脚2本、60cmタモ、

クーラーボックス、水汲みバケツ2個、釣りエサ、氷、おやつ、ペットボトル茶3本、

27号オモリ12個、などなど・・・超重装備。

とにかく重たいです。・・・新しくパックパッカー用の60リットル容量の背負いリュックを

アマゾンで購入しましたが、パンパンです。・・・これを背負って、いちど屈むと、

膝の筋肉だけでは足を伸ばせません。

大堤防の先端までに数カ所の大きな段差や階段があるので、キャリーカーや台車を

利用しても手間は同じぐらいかかります。

 

AM3:00  大堤防のやや真ん中、いつものポイントに陣地を築きました。

AM4:00  4本の竿の準備が整いました。

 

まずは海の神様へ無事故・無災害を願いまして、祈祷のお神酒です。

神様へたくさん、私にちょびっと、です。でもジャンボボトル(笑)

 

 

さあ、釣りを始めますか。

2024年のカレイ仕掛けです。2023年バージョンから変更無しです。

 

ヨリトリゴムとパラゴンを直結して、石鯛用パイプ天秤にパラゴンを通して、

27号弾丸オモリを取り付けました。

投げ込むときは先オモリ仕掛け、海底では遊動式仕掛け、短ハリスでカラミは皆無です。

そして大物が掛かったときはヨリトリゴムが効果を発揮します。

 

ササメの管付きヒネリの丸セイゴ15号ハリに、ハリスのフロロカーボン5号を結び、

さらにフグ除け赤パイプと発光ビーズを取り付けてます。

ダミーのソフトルアー3本をフグ除け赤パイプに取り付けて、

その下のハリには本物のイソメを3匹房掛けです。

 

ダミーのイソメはTEMU通販で購入しました。今回初めてテストしました。

ダミーイソメにあらかじめ前日から味塩とマルキューのアミノ酸パワーをふりかけています。

 

こんな仕掛けでほんまに釣れるんか?と思われるでしょう。

でも釣れました。この日、唯一、ハリを咥え込んだバイ貝です。唯一の獲物でした。

しかもダミーも全部呑み込んでましたよ。

 

 

 

曇り空でしたが、ときどき美しい満月が釣り座の正面から照らしました。

あと2時間ほどで西の山陰に満月が沈んで朝になります。

 

この満月が沈むと、代わって背後からお日様が射してきます。

 

 

 

 

16日(土) AM4:00 から釣り始めて、満月が沈み、AM6:30 朝になって太陽が上り、

そして昼になって、潮の流れが変わり、さらに午後になって、そしてまた夕刻になって

PM16:30 日が暮れて、PM17:00 暗くなりました。PM19:00 夕マズメのチャンスもなく、

ここまで釣りを始めてから13時間、「カレイよ頼むから1匹釣れてくれ」と願いながら

黙々と4本の竿を睨み続けて、30分ごとにエサ交換して、投げ直しました。

エサチェックするも、何者にも齧られず、ビローンと伸び切ったイソメが戻ってくるだけ

で、フグさえ喰わないとはいったいどういうこと?

 

回収して戻ってきたエサに触れると、めちゃくちゃ冷たかったことに驚きました。

海の底は思ったより水温が下がっているようでした。

えっ、水温が急激に冷えて魚たちの活性が下がったのか?

 

それでも暗くなったらアナゴは来るだろう、と思い、カレイは諦めて、ターゲットを

アナゴに切り替えようと、仕掛けやエサを交換しているうちに、雨が降り出しました。

ここまでずいぶん体力を消耗しているし、もう頑張る気力も途切れていたので、

撤収しました。

 

この日はカレイだけではなく、他の全ての魚種の活性が異常に低く、天気が良かった

にもかかわらず、だれも釣れてなかったです。

 

二週前の3連休のときは、鯵やサゴシが回遊してきて、ルアーロッド1本だけ持った

軽装備なアングラーたちが、わんさか押しかけて賑やかな釣り場だったのに、

この日は皆さん黙々と竿を振って、やがて無言で次々立ち去ってゆきました。

早朝から鯵を狙ってサビキで頑張っていた人たちもAM10:00にはぜんぜん釣れずに

帰ってゆきました。

 

完封負けですな。

 


2024.11.3 昨日に続いて再び狙ったアナコンダ  石川県西海漁港

2024-11-05 00:25:28 | 海釣り

3日は終日好天に恵まれて、PM15:00に西海漁港に到着したときは、駐車場は

満杯で、大勢の釣り人がいました。

見ていると、サビキでは良型アジ、サバ、グレなどがけっこう頻繁に釣れてました。

またルアーでは良型カマスが多く掛かってました。

釣り人が多かったので、比較的に空いている堤防の先端で陣地を構えました。

 

 

昨夜、投げ練してたとき、ほんまに養殖いかだまで届いたんやろか?

私の技量では届きそうで届かない距離で、過去に一度も届いたことなんてなかったのに。

 

 

 

 

PM15:30 スタート。

この日は明るいうちからスタートしました。ひょっとしてカレイが寄っているかも、と

思ったからです。

あさの釣具店で購入したアオイソメだけ持って、最初からアナゴ狙いで来ました。

荷物が重いので、極力不要な道具は車に置いてきました。

 

明るいうちは投げる練習をしてました。が、やはり何回投げてもいかだに届きませんでした。

 

 

陽が暮れてきました。

 

 

 

 

暗くなって、

 

PM17:45 

右から2番目のLEDランプが明確に10㎝ほど何度も上下にお辞儀しました。

竿を持って空アワセを入れると、ばっちり掛かりました。リールをグリグリ巻いてくると、

強い抵抗ですが重さが足りません。かんたんに水面をバシャバシャはたいたので、アナゴ

だとすぐに判りました。

堤防へ抜き上げると、55cmのアナゴ。

 

 

アナゴにしたらけっこう良型で、これ1匹で家族全員が十分楽しめそうな大きさですが、

昨夜釣ったアナコンダ級の重量感を覚えているので、なんだか足りない感じです。

 

PM18:00

いちばん右の竿先のLEDランプが先ほどと同じく何度も細かくお辞儀しました。

またアナゴかな?と思いながら、竿を持って空アワセを入れると、掛かりました。

リールを巻くと強い抵抗を見せますが、何か引き具合が違います。

途中で浮いてこないし、何度か底へ突っこみました。

足元まで寄せて、海中から水面へ浮かせて、ゆっくり抜き上げたとき、初めて

クロダイだと判りました。

 

 

 

 

メジャーで測ると25cm。デジカメ撮影だけして、リリースしました。

こんな赤パイプを付けたハリスでも喰ってくるんですね。

 

PM18:20

エサを付け換えるために左から2本目の竿を持って空アワセを入れると、何か重たいもの

が掛かってました。海底で少し抵抗しますが、とにかく重い感触でした。

アナゴ? カレイ? フグ? なんだろ?

リールをグリグリ巻いて、底から引っ張り上げるて、暗闇の中でヘッドライトで照らすと、

甲羅にまだら模様が入った台湾ガザミでした。

甲羅の幅が25cmぐらいある大きなヤツでしたが、タモ網を車に置いてきてしまったため、

このまま抜き上げようとして、水面から1mほど上げてぶら下げたときに、

ポトッと外れて堕ちてしまいました。あー、とても残念です。

 

このあとPM23:00 エサが切れるまで続けましたが、全くアタリが出ませんでした。

さらに昨日も出たゴマ粒ほどの鮮やかなブルーの発光体がアオイソメを齧りだした

ことで一気に嫌気が差しました。

 

 

11月4日の翌朝、ゲットしたアナゴの下処理をしました。

ふつうの大きさのアナゴなんですが、やはり貧相に見えます。

 

カレイが来るまで、アナゴで我慢しますか。

 

[ 追記 ]

私が過去に釣りあげた最大のアナゴは、2017年11月25日に福島県小名浜港の大剣埠頭で

釣りあげた100cmです。

千葉県の長浦を主戦場とされているぴーぴーさんのブログの中に私が釣りあげたアナゴの

写真が掲載されています。

ぴーぴーの釣り日記 アナゴダービー

2017.11.25 巨大アナコンダ釣れてくれて困りました。 福島県いわき市小名浜港 - 漁師じゃないんだから・・・


2024.11.2 低気圧の通過後 アナコンダ級2匹げっとー  石川県西海漁港

2024-11-04 20:14:48 | 海釣り

11月2.3.4日の三連休。天気予報によれば、台風21号崩れの低気圧が2日に

本州を通過する予定で、石川県も1日夜から雨が降り出して、2日も朝から

雨天でした。しかし低気圧が太平洋寄りに通過したので、北陸地方の能登半島は

2日の午後3時頃から急速に回復しました。

私は金曜日に仕事を終えた後にすぐにでも能登へ向って、2日の朝から竿を出して

早場カレイを狙ってみるつもりでしたが、まだ時期的にカレイが釣れる見込みは

薄いし、そこへ大雨が降るとなると、海も荒れるし、無謀としか思えず、

日中の釣りは取り止めることにして、自宅をゆっくり出発することにしました。

そうなると、日テレの金曜ロードショーで放映予定の「ゴジラ-1」を最後まで

見てから出発することにして、さらに、「急ぐ必要がないのなら下道で行くか」

と考えて、行程が片道400km有るところのうち、関越道を120kmだけ走り、

あとの残り280kmは国道253号と国道8号をちんたら走ることにしました。

それでも2日の午前8時には能登に在る秘密のアジトに到着して、朝メシを

食べながら金沢放送のテレビ番組を見てました。

ずっとパソコンで雨雲レーターと睨めっこ。

 

さて、午後3時ごろには低気圧が通過して青空が拡がってきましたが、代わりに、

北から南へ、もの凄い強風が吹き荒れました。

「うーん、このぶんだと海は大荒れかな」と思いましたが、現地に行って海況を

見て、風や波が収まったら竿を出してみようと思い、強風の中、秘密のアジトを

午後5時に出発しました。

しかし、西海漁港に午後6時に到着すると、なんと、嘘のように風が止んで、

漁港内も外海も池の水のように凪でいました。空を見上げると満天の星空が

拡がってました。

立地的に西海漁港が北風に強い場所であることは理解できますが、

全国的に荒れ模様の、この天候の流れで、この場所だけがまさかの晴天で無風で

快適な状況であるとは誰も考えなかったでしょう。

駐車場には誰も停めておらず、エギング、アジング、メバリング、タコ師、

チヌ師、そしてアナゴ師( たぶん石川県でオレだけ )

だれひとり来てませんでした。

 

夜なのでカレイは釣れないので、主にアナゴ狙いになりますが、釣り場の底の

状態を探るため、竿は4本出すことに決めて、リール4個、三脚2個、氷を詰めた

クーラーボックスなど、かなりの重装備で重たい荷物を担いで、大波止を歩きました。

 

10月12日に釣っていた場所より左の、養殖のために係留してある漁船が3隻、その後ろ

に1隻、そのやや後方から養殖いかだの周辺を狙えるところに陣地を構えました。

泣きたくなるほどの満天の星空なのに、月は出ておらず、とにかく暗く、

竿4本の仕掛けをセットするだけで1時間ほど経過してしまいました。

 

 

 

 

 

この日は集魚剤を仕掛けに取り付けました。

 

この日準備したエサは、鳥皮で作った偽ユムシ、トリ貝刺身、イワシ、アオイソメなど

いろいろ付けてブッ込んでみることにしました。

 

先週の残りの偽ユムシ ↓↓

 

チヌを釣った実績のある刺身用トリ貝を近所のスーパーで買い、味シオで〆たもの ↓↓

 

先週の残りの塩イワシ ↓↓

 

フィッシャーズ上越店で購入したアオイソメ ↓↓

 

 

PM19:15  釣りスタート。

竿4本ともやや右方向へフルキャスト。養殖棚に届くよう頑張って投げ込みました。

竿4本に洗濯バサミストッパーを取り付け、三脚に鈴を取り付け、

竿先に付けたLEDランプをじっと睨んでました。

 

PM19:35

いちばん右の竿のLEDが1度だけ15cmほどおじぎしました。

そのあとピクリとも動かなかったがラインが大きくたるんでいたので、

竿を手に持って、たるんだラインを巻き取って、大きく空アワセを入れると、

ドスンと重たい手応え。

一瞬、根掛かりしたような感触のあと、さらにそこから奥へ引っ張り込むような

強い抵抗を感じたので、BX-Tの竿をグニャーと曲げたまま、リールを無理やり

グリグリ巻いて、寄せてきました。

カレイに似たかなりの重量感だったのですが、寄せてくる途中で水面を割って

バシャバシャ抵抗しながら寄ってきたので、

これはアナゴだわ、すぐ判りました。

足元まで寄せてきて、力糸がリールに食い込んだのを確かめて、

よいしょっと、堤防へ抜き上げました。

 

75cm アナコンダ級 ゲット。 

アオイソメに喰らいついてきました。やはりアナゴにはアオイソメです。

 

PM20:00ごろ

イワシを付けて投げんでいた竿がとつぜん大きく引っ張りこまれそうになり、

ストッパーが外れてラインが5mほど引き出されました。

慌てて竿を手に持ち、出て行ったラインを巻き取って、大アワセを入れると、

ズシッと重量感を感じたのですが、リールを巻き始めたときにフッと抜けたように

軽くなりました。回収したイワシは齧られてなく奇麗な姿で戻ってきたので、

相手がなんだったのか? イカなのか? カニなのか? ・・・です。

このあと、竿3本はアオイソメ、残る竿1本はイワシでやりました。

 

PM21:15

右から2本目の竿先のLEDが小さくビビッと揺れました。

このアタリの出方はたぶんフグの仕業だろうと思い、しばらく放置してましたが、

エサを付け替えるために回収しようと竿を手に持って、空アワセを入れると、

予想もしてなかったドスンとした重量感と、そのあと強い抵抗を感じました。

期待せずに持った竿だっただけに、ちょっと焦りましたが、リールを強引に

グリグリ巻いて寄せてくると、やはり途中で水面に浮いてバシャバシャしたので、

これはアナゴだと確信が持てました。

よっこいしょ、と堤防へ抜き上げました。

 

76cm アナコンダ級 ゲット。 2匹目。

こいつもアオイソメに喰らいついてきました。やはりアナゴにはアオイソメです。

 

PM22:00ごろ、暗闇の中、堤防の上を動くヘッドランブがちらほらと見えはじめました。

エギングかな? 釣り人が増えてきました。

私もこれまで2匹ゲットしているので、満足感と疲れが出てきました。

2匹目以降アタリが出ないし、退屈なので、投げ練を始めました。

YouTube番組でやってた「遠投での飛距離を伸ばすフォーム」を思い出して、

オモリの垂らしの長さを増して、空を仰いで、上向きにフルキャスト・・・

えいっ、と気合を入れて思い切り投げ込んだら、はるか前方の海上で、

カァ~ン!! と漁港中に響き渡るデカい音がしました。

・・・どうも養殖いかだのフロートになっているドラム缶にナマリが当たったようです。

恥ずかし~。

さらに懲りずに、今度はやや左向きに遠投したら、船を係留しているロープを

跨いだらしく、無理やりリールを巻いて引っ張って回収しようとしたら、

仕掛け全部を取られてラインが途中から切れました。

 

PM23:00 ごろ

潮が変わったのか? 投げ込んだエサのアオイソメがジビジビ齧られ、

齧られた部分が 点状のゴマ粒ぐらいの大きさで、奇麗な蛍光ブルーの発光体が

付き始めました。

夜光虫なのか?何なのか?分かりませんが、過去から夜釣りをしていると、

何度か経験したことがあり、この発光体にエサが喰われ出すと、以後全く釣れなく

なる経験があります。

 

PM23:30

釣りを終了しました。

 

翌朝、11月3日、ゲットした2匹のアナコンダの下処理をしました。

 

 

 

 

 

腹を開いたら、2匹とも白い房状の卵を持ってました。

 

 

 

けっこうな身の量ですよ。

折りたたんで、ジップロックに入れて、冷凍庫へ。完了です。

 

アナゴは釣れたその場でナイフで〆て、延髄切りしてしまえば、死後硬直もし難いです。

〆ないで自然に弱らせて死後硬直させてしまったら、硬く縮んでゴムホースみたいになって

なかなかフワフワの状態に戻らないですよね。延髄切りできるナイフは必携です。

さらにウチへ持ち帰ってから、酢酸を染み込ませたキッチンペーパーで皮を拭いてやると、

ヌルヌルが秒速で白く固まって、簡単に洗い流せます。

そして内臓と骨を外してしまえば、白身に血が残るようなこともなく、雑味もなく、

大変美味しく戴けます。

アナゴって、他の魚と比べると、食べられる身の部分が多いですよね。

昔からウナギは高価で、それと反対にアナゴは安価でした。

関西出身の私は子供のころ、アナゴの箱寿司(押ずし)をよく食べてました。

なのに、最近では、スーパーで焼きアナゴや煮アナゴを見かけなくなりました。

自分で釣るしかないのかな。