先週の遠征からわずか1週間しか経過していないのに、また遠征してきました。
じつは春の彼岸の連休中に関西の実家へ戻って、やらねばならない用件があって、
東名高速と名神高速を寄り道せずにまっすぐ西へ向って走っていれば、時間と費用は
最小限に抑えられたのですが、それを許さない私の天邪鬼な性格が今回も主張してしまい、
わざわざ日本海を経由してから関西の実家へ向かうことになりました。
18日AM10:00東京都板橋区の自宅を出発。先週と同じく国道17号線を北上して高速代金を
ケチり、本庄児玉ICから関越道に乗り込みました。すぐに上信越道に入り、長野道に
入ってから信濃町ICで降りて(高速代4,400円)、国道18号線を上越市内まで進みました。
PM17:00 上越市内の釣エサ屋FISHERSさんで、アオイソメ6パック3,300円分を
購入しました。
金曜日の夕方で、しかも3連休の前の日だというのに、エサの在庫はアオイソメしかなく、
その他のユムシ、岩イソメなどの大物狙いのエサは全て入荷待ちでした。
まっ、カレイ狙いだし、能登半島のカレイはアオイソメだけでじゅうぶん釣れるから
いいか。しかも今回は、19日の日の出から日没までの時間だけだし、竿4本で針4つ
だけなので、6パックあればいいか。
18日の夕方に、無事に釣りエサを確保できたので、あとは19日の朝までに現地に到着
すればいいだけなので、気分は相当楽になりました。
上越市から国道8号線を夜間にのろのろ走って新潟-富山-石川を走破しました。
さらにコンビニで人間のエサを購入。
いつも思うのですが、釣りのエサ代に比べて、人間様が食べる食事代のほうが
圧倒的に安いのはどういうこと?
上越市から国道8号線をのろのろ走って新潟-富山-石川を走破しますが、
ガソリン価格のクソ高いこと。これもプーチンの責任だろ?
18日のPM23:00には能登半島の先端にある珠洲市の蛸島漁港へ到着しました。
板橋の自宅から蛸島漁港までの走行距離は577km(13時間)でした。
577kmのうち高速道路の使用は175km(4,400円)だけで、残りの402kmは下道だから、
とても時間はかかりました。時は金なり・・・金額をケチれば時間が必要・・・
時間が惜しければ金が必要。これって貧乏サラリーマンの性ですわ。
蛸島漁港を見て、あれっ?、先週と同じく大型巻き網船団が停泊していました。
真夜中のド田舎の漁港だというのに、船団の照明が煌々と照らし出して、不夜城の如く
明るく眩いです。
しかし、荷降ろし作業はしていないようです。
19日の朝になってみなければ判りませんが、停泊したままで、作業さえしていなければ
漁協の皆様の邪魔にならない処で、釣りは可能です。
このまま3連休に突入するし、おそらく作業はしないと思うのですが。
とりあえず車から三脚だけセットして、18日の深夜から19日の朝にかけて、
車中で独り宴会、そして車中泊しました。
18日から19日にかけて北陸地方は天気が悪くて、ずっと冷たい雨が降り続いていました。
アイドリングして暖かくして、気分良くほろ酔いになったとき、
カーラジオから「地震です。強い揺れに注意してください。」とのアナウンスが。
また来たか?、と構えていると・・・岩手県で震度5強・・・岩手県の皆さんには
申し訳ないのですが、正直言って「ここでなくて良かった」と、ホッとしました。
19日AM5:00 目覚めて、車から出て、周辺を見渡しましたが、漁協も休日のようで、
船団からの荷降ろし作業は在りませんでした。
相変わらず、雨は降り続いていて、誰も居ません。
3連休となれば能登半島の至る処で、名古屋や関西から釣り人がどっと押し寄せてきて
場所取りなどの醜態が見られるのですが、ここ蛸島漁港はほんと無縁の地です。
夜が明けてきました。
AM6:00 スタート。
1本針の仕掛けでアオイソメを房掛けにして、4本の竿をドボーンと投げ込みました。
30分ほど様子を見て、仕掛けを回収しましたが、少しだけ齧られているようです。
午前中はアタリも無ければ、明確なエサ取りも無し。活性は低そうですが、
池のように静かな漁港で、車から竿を見つめて、のんびり過ごすことは苦では
ありませんでした。
ときどき天から白いものが降ってきて、海面にポチャンと波紋が立つことがあり、
えっ、なんだろ? と空を見上げたら、
無数の海鳥たちが空で乱舞しながら、ウンコを落としてました。(笑)
なんでコイツらのウンコって白いんだろ?
本当は、下の写真で、停泊している船の真下辺りにカレイが居るのですが、
船に向かって鉛を投げ込むことはマナーとしてできません。
いつもは投げ込まない方向へ、今回初めて投げ込んでます。
PM13:00を過ぎて、潮が満ちてきて、港内に潮目ができました。
おっ、チャンスタイムがやってきたかな?
PM13:10
竿先を見つめていると、右前方へ投げ込んだいちばん右の竿先がビクッと小さく揺れました。
でもフグかもしれません。
1分ほど様子を見ていると、だんだんピクピク、→ グッ、→ ゴンゴンに変わってきました。
竿を持って空アワセを入れると、ドーンと重たさが伝わってきました。
これは明らかにカレイの重さです。
リールをゴリ巻きして寄せてくると、オモリの後ろに茶色いものが付いてきました。
ジャスト30cm マコガレイでした。
PM14:15
正面やや右方向へ投げ込んだ右から2番目の竿のラインがダラ~と弛んできました。
こ、これはまさしくカレイのアタリ。
車から急いで降りて、竿を手に持って、空アワセを入れると・・・乗りました。
かなり抵抗して、重たさが伝わってきました。
リールをグリグリ巻いて、足元へ寄せてきました。
33cm マコガレイ でした。
さらに
PM14:50
またしてもいちばん右の竿にコツコツと叩くアタリが発生しました。
たぶんカレイでしょ。じゅうぶん飲み込ませてから、アワセを入れて巻き取りました。
32cm マコガレイ でした。
PM13:00~PM15:00 の2時間ほどの間にバタバタと3匹ゲット。
その後は日没まで粘りましたが、アタリはでませんでした。
今回はマコガレイばかり30、32、33cmが3匹釣れて満足です。
40cm級は見られませんでしたが、新しく投げ込んだポイントに30cm級のカレイの巣が
あることが判りました。
ここにはマガレイもイシガレイも居ないことが魅力でもあります。
釣れれば全部マコガレイ・・・能登半島では珍しいことだと思います。