コロナ禍の状況下による休日時間を利用して、茨城県大津港の中でも、
平日でも陣地の取り合いになる、人気の高いポイントに入って調査してみました。
狙いは一発大物の座布団カレイです。
まだ水温が高いのか?どこのサイトを見てもカレイを釣り上げたという報告を
聞いていません。
エサ屋の釣り侍さんのところにも情報は入ってきていないようです。
28日(水)PM10:20 板橋の自宅を出発しました。
平日の深夜に移動しているので、エサ屋も開いておらず、塩イソメだけ持参して
大津港の人気ポイントを目指しました。
自宅から約175km離れた大津港には29日(木)AM1:00到着。
漁船の通り道であるミオ筋を攻めたかったのですが、こんな時間でも要所となる
各出っ張ったポイントはすでに前日からの徹夜組に占拠されていて、
仕方なく少し奥まった場所に陣地を築きました。
到着して早速、三脚をふたつ立てて、投げ竿4本とシーバスロッド1本を並べました。
水汲みバケツで海水を汲み上げて手をひたすとそれなりに冷たいです。
寒いです。気温11℃、風もなく、頭上にはオリオン座が輝く星空がありました。
月は十三夜。
車の中で暖を取っていたら、ついウトウトして眠ってしまい、気が付くとAM5:40
薄明るくなっていました。
いちおう夜間はアナゴやセイゴが釣れるので、4本の竿には電ケミを付けて、
塩で〆たイカ短冊を放り込んでいたのですが、回収したらそのままのカタチで戻って
きました。
夜が明けてからは、塩イソメの房掛けとダミーイソメに切り替えて、一発大物の
座布団カレイをねらいました。
下の写真上部に写っているワンボックス車の停まっている辺りが、私も入りたかった
超一級ポイント。漁船の通り道が水深があって、水通し良いのです。
私の入った場所からは遠投してもミオ筋には届きません。
まったりと平坦な砂泥の底でした。
日が昇って、さあカレイのチャンスタイムです。
4本の竿を少しずつ誘ってアタリを待ちましたが、アタリは出ません。
私だけでなく、見えている限り釣っている人全員にアタリは出ませんでした。
AM8:30
エサチェックのために竿を持ってリールを巻くと、ん?ちょっと重い。
何か付いている。
回収したら15cmほどのハゼ君が掛かってくれました。
優しくリリース。
トホホ、遥々ここまで来てハゼ1匹だけとは・・・。
その後もまったりとして時間は過ぎて・・・
見回しても、だーれも釣ってません。
地元タコ釣り師たちが私の前を行ったり来たり。
AM9:00
エサを付け替えて、向かってやや左前方へ思い切り遠投。
糸フケを取って三脚へ乗せようとしたとき・・・
とつぜん竿先を強くゴンゴン・・・ゴンゴン・・・
・・・ゴンゴン ・・・ゴンゴン 叩いています。
今までの経験から、サバなどの青物や鯛がエサを呑み込んで、
泳いで遠ざかってゆくときのようなアタリの出かたです。
急いで竿を立てて、大合わせを入れると、ズドーンとした重さが伝わってきました。
で、でかい。
キタァ---!!!
CX-Tの竿が久しぶりに満月のように曲がります。
6000番のリールで慎重にグリグリ巻き上げて寄せてきました。
巻き上げる途中でゴンゴン抵抗して、グーッと何度か潜ろうと強く締め込みました。
こりゃ座布団級やわ。
イシガレイやったらこのアタリかたはあり得るわ。
オレが全国で一番乗りやわ。
グリグリとリールを巻いている最中で、もう頭の中は座布団級イシガレイをぶら下げて
記念写真を撮っている場面を想像していました。
ひょっとして明日のスポーツ新聞に載るかも・・・。
はははっ、はははっ、とってもたのしー。
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お日様が水面に反射して逆光になって、寄せてきてもよく見えません。
ようやく足元まで寄せてきて、オモリの後ろをよく見たら・・・
おおっ、・・・ ひらべったいし ・・・ 茶色い。
ええがな、ええがな。
うわっ、・・・だけど・・・なんかカタチが違うぞ・・・
な、なんでや? なんでこーなるんや?
↓ ↓ ぶら下げてるもんがちゃうやろ ! ! !
いくら高級魚でも、今日のオマエはあくまでも外道なんだよ。
56センチのマゴチでした。
あーあ、夢が消えましたわ。
次回は、クルマから離れて、上の写真の白く映っている新港入り口の白灯の場所か、
または写真上部に多くの人が写っている大波止で座布団カレイを狙いますかねえ。