漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2020.3.31 有休取って竿を出しても、あきませんわ。

2020-03-31 23:55:34 | 海釣り

皆さん、全世界がこんな不測の事態に陥るなんて、

いったい誰が予測したでしょうか?

今年2020年が始まった正月明けには、オリンピックの話題で気分は高揚し、

私は私個人の目標として、・・・

昨年の記録を超える51cm以上のカレイを釣り上げるぞ!!

と前途洋々の志でございました。

昨年から新しく通い始めた茨城県大津港と石川県西海港で、

カレイの大物を必ずしやゲットしてやろうと誓ったのでした。

ところが、この2月、3月、・・・

中国の武漢からいやらしい未知の病魔が全世界に猛威をふるいだして、

とうとう私の勤務先会社もテレワークでこの事態をやり過ごす

ことになりました。

なに?在宅ワークだと? 

濃厚接触を避けて、不要不急の外出を避けましょうだと?

それで勤務先の私の業務パソコンをリモートでアクセスできるように

許可をもらい、

自宅にこもってデスクワークをしましょう、というものですが、

これを聞いて私の頭の中には、すでにメラメラと良からぬ妄想が・・・。

ムフフ、だからね、

大海原に向かって竿を振るのは濃厚接触になりませんよね?

潮汐や気象変化を調査して、カレイを狙って数少ないチャンスに出撃する・・・

これって不要不急の外出ではないですよね。・・・

なんて、自分の都合の良い理屈をこねて、出撃の準備をしました。

本日、31日は有給休暇を取って、平日の出撃にしました。

有休と言えども会社はやっているので、メールや電話の問い合わせが

あるやもしれません。

いちおう、車の助手席にはノートパソコン。

ブロードバンドにはワイマツクスのモバイルルーター。

車に積んで、いつでも勤務先のメールやデータを、

車内からやり取りできるようにしました。

 

31日のAM0:30に板橋の自宅を出発しました。

平日の深夜の常磐道・・・ほんと誰も走っておりません。

AM3:00には、いわき勿来ICを降りて、小名浜港の大剣埠頭へ到着。

いまだに昨年に50cmを釣り上げた記憶が残像として鮮明に残り、

第一級のポイントである大剣埠頭へ足が向くのですが・・・

ん? えっ? 頑丈な鉄柵が設けられていて、

完全に立ち入り禁止になっていました。

しかもガードマンの監視ボックスまで作られていました。

これでまたひとつ、釣り場を失いました。

小名浜港にはマリン水族館ウラという一級ポイントがありますが

場所取りの激しい争いがあって、なかなか入ることが出来ません。

さらに市場前のT字堤防も、私にはあまり良い思い出はありません。

小名浜港へ通うことは、もうないかもしれません。

・・・

ということで、

・・・

昨年の秋から通いだした大津港の東端の岸壁に進路を変更しました。

AM4:00 竿4本を投げ込んで、

車の中で暖を取って夜明けを過ごしました。

 

この日に使用したエサはアオイソメを塩漬けにしたもの。

前回に西海港へ出撃した時の残った3000円分を塩イソメにしたものです。

 

平日のこんな早朝に釣エサ屋もまだ開いていないし、

こんなときに塩イソメは便利です。

しかし、この日は寒すぎました。

無風なのに気温1℃でした。潮は長潮。

気温は低いし、水温も低いし、潮は動かないし、・・・

あきませんわ。

フグも居ません。シャコも居ません。

回収したら、投げ込んだエサが齧られずにそのまま戻ってきました。

あきませんわ。

まあ、この時期はこんなもんです。

カレイ狙いの投げ釣りはボウズが続くのです。

・・・

・・・

・・・

車の中でウトウト寝てしまって、2時間ほど居眠りしてたでしょうか?

竿を持ってエサを回収しようとすると、

ズーンと重たい感触が・・・

おっ? ひょっとしてカレイ? 

でもぜんぜん抵抗しません。

ゴリ巻きして寄せてくると・・・

 

まあ、ご立派なお星様だこと。

 

さらにもうひとつ・・・

ヒトデだけは水温が低くても食ってきますねぇ。

今日はアカンなあ。

そろそろ帰りましょか?と思いかけていると・・・

 

AM10:30  勤務先に出社していた私の上司から電話がありました。

「決算に提出する書類の数字が合わへんのや。どこが違うのか調べてくれ。

今日じゅうに修正せなアカンのや。」

 

上司は私が家にこもって在宅ワークしていると思っています。

「オレ、有休取ってるのにな。だけど私の上司は困ってる。」

 

どーする? あなたならこんな時にどーする?

とりあえずモバイルノートパソコンを駆使して、

ワークシートの計算式のチェックや、数字の入力ミスがないか、

見直してみますが、ノートじゃ小さい数字が見難いし、データ転送が遅くて、

パソコンが重た過ぎます。

この場所はワイマックス2+の通信エリアから外れていますよ。

さらにプリンターが無いと何かと不便ですわ。

これじゃぜんぜんあきませんわ。

仕事にならん。←たっぷり遊んでるんですけど。

 

すぐにLINEで上司に、「チェックしましたが原因が判りません。

とりあえず午後イチに出社します。」と連絡を入れて、

急遽、釣り道具を急いで片付けて、撤収しました。

帰りの常磐道を時速130km/hでかっとばして、

スーパーマンの如くスーツへ早着替えをして、

地下鉄に乗り込みました。

そして午後イチになんとか出社することができました。

そして夕刻までに解決。

 

やれやれ、ほっとして、コーヒーを飲んでいると・・・

カップを口元に近づけたときだけ、やけに生臭い。

ん?と、右手の人差し指の爪を見ると、エサで汚れたままでした。

 

以上、報告終わり。

 


2020.03.21 スミイチ虎の子の1枚をどうにか確保しただけで終わる。石川県能登西海漁港

2020-03-22 03:50:02 | 海釣り

 3連休に滋賀県彦根市へ雑用があり、彦根から東京へ戻る途中に

再び能登半島の西海漁港へ立ち寄りました。

土曜日21日のAM3:00に彦根市にある私のマンションから出撃して、

現地西海漁港に到着したのはAM7:45。

距離にして295km。

途中に和倉で釣りエサ屋に立ち寄り青イソメ4000円分を購入しました。

 

能登里山海道を北上しているときに、

渚ドライブウェーに白波が押し寄せているのを見ているので、

外海が荒れているのは知っていましたが、

それよりも西からの猛烈な強風が釣りの妨げとなりました。

 

この時期にしては気温は高く、快晴で、雨の心配はなかったのですが、

風が猛烈に強くて、波浪の水しぶきがひどくて、瞬く間に車のフロントガラスが潮で真っ白に。

 

この状況にして唯一竿を出せる場所は、前回と同じく、

港内の出島から東へ向けて投げ込むのみでした。

この強烈な西風を追い風にして投げ込むしかないでしょう。

 

とりあえずAM8:00スタート。

 

今回は仕掛けにちょっと工夫しました。

まあ、写真を見ていただければ・・・

 

ということで、AM8:00の最初に投げ込んだエサを回収すると、

まったく生体反応が無くて、投げ込んだエサは全部そのまま戻ってきましたが、

そのエサを触ると氷のように冷たい・・・そうとう水温が低いようです。

 

AM9:50

いちど投げ込んだ4本の竿を全部上げて、新しいアオイソメを付け直して投げ込み直しました。

そのあとで、糸フケを取ろうと、1本ずつリールを巻きながら、オモリを少し手前に引っ張りました。

・・・

・・・

・・・ら、

 

右から3本目の竿の糸フケを取ろうとして、オモリを少し引っ張ったところ、

オモリが手前へ少しずれた後ろで、ガチッと根掛かりしたような感触が・・・。

 

ああ、縁起悪るぅ、仕掛けをロストするかも・・・嫌やなあ、もう・・・

ハリスが切れるだけならラッキーかな?と思いながら、

竿を持って、えいっ、

空アワセの大アワセを入れました。

そうしたら、オモリの後ろで根掛かりのように固まっていたものがズルーッと動きました。

ゴミかな?

クソ重いゴミのようなものをゴリ巻きして寄せてこようとすると、

まったく浮上せずに、海底でへばり付くような抵抗がありました。

ん? タコかな?

何か知らんけどゴミではなさそう。生物だな。

なんだろ?

浮上しないので、足元まで海底を引きずるようにしてから、竿の反動を利用して

巻き取って、グイグイと無理やり浮かせてきたら、

平べったい茶色い物体が水面下まで浮上。

正体はデカいマコちゃんでした。

 

42cm の マコガレイでした。

 

 

 

 

素早く〆て、血抜きして、クーラーボックスへ。

 

このときは、まだスタートしたばかりだし、幸先が良いなあ、と思っておりましたが、

その後は暗くなったPM7:30まで全くアタリ無し。

たまーにフグが齧るか、ケムシが掛かるのみで終了しました。

なんせエサが減らないので、せっかく購入した4000円分のうち、3000円分が余りました。

 

本当は、昨年初めて来たときに入った大波止の先端へ陣地を作りたかったのですが、

外海からの大波が堤防を越えていたので、危険と判断して、やめました。↓ ↓

 

PM8:00に撤収して、22日AM3:30に板橋の自宅へ戻ってきました。

風呂入ってから、この釣行記を書いているうちに爆睡してましたわ。

 

 

午後から料理に取り掛かりました。

クーラーボックスを開けてみて、

ん?

はっはっはー。笑。

クーラーボックスの底板の凹凸模様が移ってますよ。

上から重たい氷が乗っていたから押し潰されたかな?

 

コイツはオスでした。

背中側の身を取って刺身にして、あと残り全部を粗煮にしました。

 

透き通るような白身で、口に含むと、甘みや旨みは少ないですが、

まったく雑味の無い、上品な味でした。

 

刺身を取った残り全部を解体して、醤油、砂糖、酒、山椒の実 で甘辛く煮ました。

 

これは美味過ぎました。

 

酒が進みます。

が、

白御飯が進みました。

何杯でも食べられますよ。

赤羽にある下手くそな居酒屋より、私のほうがはるかに美味いです。