漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2018.07.15 ホンダ2馬力エンジンで出撃  石川県能登島

2018-07-16 21:46:06 | 海釣り

 今年、春に中古ゴムボートと55lbs(約1馬力)エレキモーターを購入しましたが、

佐渡島で初釣行で感じたことは、いつもバッテリーの消耗が心配で、モーターを

全開にしたまま何分も継続して航行することは、とても出来ないなと思いました。

やはりガソリンエンジンが欲しい。補給する予備のガソリンさえ積んでいれば

何処まででも行くことができる。とは言っても、免許不要で行ける距離はわずか

沖合い3海里(5.4km)しか行けないですが。

うーん、やはりガソリンエンジンが欲しい。しかもホンダのエンジンが欲しいです。

免許の要らない2馬力のエンジンを供給しているメーカーはいろいろありますが、

ホンダ以外は全て水冷2サイクルエンジンで、海水で冷やしているため塩害になり

易く、使用後のメンテが面倒くさいのです。だけどホンダのエンジンだけは

空冷4サイクルで、わずか70CCほどの2馬力エンジンだけど、トルクもあるし、

使用後のメンテは要らない。しかも混合ガソリンも要らないのです。

どうしても欲しくなったので、夏のボーナスで大枚はたいて購入しました。

しかし、仕事で時間が無くて、試運転も、慣らし運転もできませんでした。

でも3連休だし、釣行するには今しかありません。

土曜日の夕方にエンジンオイルだけ注入して、燃料タンク空っぽのまま車に

積み込みました。

目指すは石川県能登島の南の沖です。

これまで何度もカレイやマダイを投げ釣りで狙ってきたポイントの、さらにその沖を

狙ってみたかったのです。投げ竿では届かない更にその前方・・・

そこまで行けば釣れるはずだ。

土曜日のPM7:30板橋の自宅を出発。

PM11:30には上越のフィッシャーズさんで釣りエサを購入。

そして、日曜日のAM2:30能登島に到着。

周囲は真っ暗、空を見ればもの凄い星のキラメキ。この夜空だけでも価値がありますよ。

少しだけ仮眠して、少し白いできたAM4:00にゴソゴソ準備を始めました。

駐車場所から海面まで、高低差が約10メートル。

クソ重たいゴムボートと、アンカー、釣り道具、氷いっぱい詰めたクーラー、

そしてホンダのエンジン・・・ その他たくさん・・・

何度も登り降りを繰り返し、すでに日の出前から滝のような汗がボトボト。

ここで初めてガソリン携行缶から500CC軽量カップで2杯のガソリンを

タンクに流し込みました。

大潮の満潮なのか? 水位が高いですねぇ。いつもの砂浜が消えてます。

波打ち際の砂浜がタタミ一畳ぐらいしかない場所で、

ジョイクラフト製ゴムボートに足踏みポンプで空気を注入。

底板を敷いて、釣り道具を乗せて、ホンダのエンジンをセット。

最後に自分が乗り込んで、オールで掻いて、岸辺から20mぐらい離れたところで

初めてエンジンの始動を試みました。

動かし方はYoutubeなどの動画を何度も見て、要領を頭の中に入れていたので

判ってましたが、・・・ ・・・ 

ヒューエルコックON 、チョークを引いて、

せーの、紐を引っ張ってみました。

・・・?

あれっ? ぜんぜん手応えがないな。

ふたたび、?

ブルルとも、何も言わん。

5回ほど紐を引いてみましたが、? なんでやろ? エンジンかからんやん。

さらに10回ほどやってみましたが、かかりません。

このままエンジンがかからなければ、すぐにゴムボートを引き返して、

釣りを止めるつもりでした。

・・・ ・・・ ・・・

・・・ ・・・ ・・・

ちょっと時間を置いて、何回かヤケクソで再び紐を引っ張ってみました。

ら・・・

ん?・・・

小さい音で、「ブッ」

さらにもう一回続けると・・・

小さい音で、「ブルッ」

さらにもう一回、紐を引っ張ると・・・

ちょっと大きな音で「ブルル・・・、? そのまま続いてル、ル、ル、ル」

ルルルルルルルル・・・ルルルルルル・・・

おっ、動きよったがな・・・

はははははっ・・・ホッとしました。

スロットルを少し回してみました。

ら・・・ 

グィーン、ボートが力強く前進しました。

うわっ、

こわっ、

すごい推進力やな。エレキモーターとぜんぜん違いました。

 

アイドリングよりも、ほんの少しだけスロットルを開けただけなのに、

すいすいとボートは進みました。

ホンダのエンジン恐ろし。

しかし私の気持ちが慣れてくると、これほど楽しいことはない。

この広い海を占拠している気分です。

まだまだ慣らし運転ですから、エンジンを優しくいたわって・・・

ポイントは南の沖合い300mぐらいのところで、エンジンを停止。

去年まで釣り用イカダが設置してあった場所よりやや沖合いです。

 

水深を測ると25mぐらい。

アンカーを下ろして、ここに釣り座を構えました。

まずは撒きエサを底撒き器で海底から3mぐらいの高さで撒きました。

オキアミ3キロブロックを購入してました。これでサカナを集めます。

 

どうかな?魚は居るのかな?

野球ボールぐらいの魚探センサーを海面にプカプカ浮べます。

魚群探知機の反応が、ピーピー鳴っています。

水深18mと7mぐらいに反応が出ました。

うーん、サカナは居るみたい。

 

焦るな焦るな、ここで釣り座の準備です。

なんせ直射日光が強いので、日傘の出番です。

 

 

 

 

 

 

なかなかええカンジなのですが、

エサをオキアミにしても、青イソメにしても、なーんにもアタリません。

ときたまボートの直近を小アジの群れが通り過ぎてゆきますが、

海底のほうでは何もアタリません。

魚探では頻繁にピーピー反応しているのですけど。

おかしいな? 釣れんな。

 

釣りしてるときは、エンジンのハンドルも良い竿掛けになりますわ。

底撒き器を付けた竿と、魚探のセンサーを付けた竿。

 

エンジンの慣らし運転を兼ねて、1時間おきに場所をあちこち変えてみましたが、

どこも同じでした。

 

うーん、釣れんなあ。魚探は信用ならんし。

ルアーでもしよか?

ジグヘッドにソフトルアーを付けて、ポチャンと投げて、

海底をチョンチョン・・・またチョンチョン・・・、反応なし。

集中力が途切れました。

そんなに簡単に釣れると思うほうがバカなのかも・・・。

 

AM8:30 日差しが水面からの反射もハンパなく強くなってきて、

冷たいジュースが手放せなくなってきました。

パラソルに助けられてますが、首筋やヒジが痛いです。

めちゃくちゃ暑いですわ。

滝のような汗。

海水温はまだ冷たいし、バケツに汲んだ水に手を入れたり、

風が吹くと心地良いのですが、

だんだん無風のカンカン照りになってきました。

 

 

 

 

アカン、しんどいわ、釣りなんかどうでもええわ。

車に戻ってエアコンかけて昼寝しようか・・・

 

そう思っていたときに、投げ込んで放っておいたルアー竿が

ガタンッと音を立てました。

 

ん?

 

なんか音したよな?

竿を持って、少し巻いてみました。

なんか重たいな。根掛かりかな?ゴミに引っ掛かったかな?

グーッと竿を曲げて、一瞬だけ、外れたかな?と思った次に

ググッ、ググッ、と竿先を引き込むアタリが・・・

おっ、付いてるがな。

魚や。

なかなかの引きの強さ。

デカいぞ。

ヒラメかな?コチかな?

魚の反転をかわしながら水面まで上げてくると・・・

 

 

 

 

佐渡島で釣ったのより一回り大きなタケノコメバル 37cmでした。

まだまだ釣れるかな?と思い、AM9:30まで続けましたが、

暑さに負けて根気も無くなり、終了しました。

 

あのですね、ゴムボートって、帰りが大変なんです。

10倍疲れますわ。

 

2時間かけて仕舞い

日曜日の昼前に帰還することにしました。

しかし、途中の高速道路の渋滞に時間とエネルギーを使い果して、

板橋の自宅に到着したのはPM9:30

もうね、死んだセミのように爆睡ですわ。

 

月曜日の昼前に目覚めました。

戦利品はタケノコメバル1匹だけですが、食べ応えありそうです。

 

コイツを料理しました。

刺身と煮付けにしました。

 

尖って痛い背ビレ、腹ビレ、をハサミで切り取りました。

次にエラから内臓を外しました。

 

肝と胃袋です。ネットで調べたら肝は大変美味しいらしいです。

 

刺身にする白身部分を外した残りのパーツです。これはすべて煮付けにしました。

 

煮付けですが、やはりタケノコ、ごぼう、三度豆をさきに煮ました。

砂糖、醤油、みりん、生姜、山椒の実、などで味付けしました。

 

 

大皿に盛り付けて、戴きます。

 

それと、刺身ですが、ネットで調べると、薄造りが美味しいらしいので、

薄く切ることに心がけました。

 

まあ、能登の石川県で取れたこのタケノコメバルを堪能して、

今回のゴムボート釣行の反省をしております。