放射能の心配をしなければいけなくなるよりも前から、
合成添加物や遺伝子組み換え食品など、
食べたくないものは私たちの周りに氾濫していました。
特に子育て真っ最中のお母さんには、
最大の関心事です。
当店でも、出来るだけ農薬や添加物を使わない食品を取り揃えるようにしているのですが、
『出来るだけ』ってところで留めるのがミソだと思っています。
あんまりこだわりすぎると、
何も食べるものなくなってしまいそうですから。
店で売ってるものは信用できないからと、
畑を借りて自給自足している友人もいますが、
抗生物質が濃縮された有機肥料(もどき)をありがたがって使ってるんじゃ、
それもどうかなと思ってます。
本で読んだり、どこかで仕入れてきた知識を口に出して、
他人の食生活を蔑む人もいます。
テレビ番組ですごい情報だとおもったら、
完全なヤラセだったこともあるように、
こういう本には勝手な思い込みや、
科学的にはまったく根拠のないもの、
数値の誇張などなど、売らんが為の内容がいっぱいあります。
確かに添加物はどんなものも決していいものではありません。
でもそればかり気にして、食卓の雰囲気を悪くしたり、
神経質になりすぎたのでは元も子もありません。
肝心なのはバランス感覚。
行き過ぎたり、緩めすぎたりせずに、
自分と家族の将来にとってちょうどいいところを
楽しく探すのも面白いもんですよ。
笑顔と笑い声の溢れる食卓が、
心にも、身体にもいいと思っています。
かといって、明らかにジャンクなメニューを
わざわざB級グルメに参加するだけのために開発するのもどうかと思います。
もともとその地方の食文化として愛されてきたものだったら理解出来るのですが・・・。
むしろ、地元発の健康グルメを開発し、
それを全国のブームに高めるぐらいの企画の方が、
夢もあって面白いと思うけど、どうなんでしょうね。