【門間】
時間は性別や年齢を問わず、誰に対しても平等に与えられた資源です。
しかし、その使い方は十人十色、百人百様である。その時間の使い方で、
仕事の成果は変わってきます。
成果が上がらない時は、自分の時間の使い方を見直すことをおすすめです。
そこで、時間を有効に使うための3つのポイントを上げてみます。
一つ目は「段取り」です。
段取りとは「事の順序・方法を定め、工夫をこらす」ことです。
事前に準備をして、順序立て、タイミングを見計らって仕事に向かうことで
短時間で、正確で、成果に結びつく仕事が出来ます。
仕事で成果が上がらなかったり、失敗したとき、人は2通りのタイプに分かれます。
「運が悪いせいにするタイプ」と「自分の段取りの悪さを反省するタイプ」です。
成長しない人は、いつも運の悪さにします。「たまたまだ」、「状況が悪かった」、
「仕方がない」など、自分以外のせいにしていると、いつまでも成長しません。
運など関係なく、自分の段取りが悪いのだと、自分の行いを反省する人が、
成長するタイプです。
二つ目は「時間の浪費に対して、もったいないという意識を持つ」ことです。
贅沢とは普通、金銭等を浪費することを言いますが、それとは比較に
ならないほどの贅沢が「時間の浪費」です。
時間はかならず過ぎていくものなので、「小さな時間」を有効に使う意識
を持つことが大切です。
三つ目は「重点・集中主義」です。
複数の仕事に、やみくもに手当たり次第取りかかっては、どれも中途半端になります。
優先順位を見極めて、重点的に集中してやれば仕事の効率は格段に上がり、
時間は有効に使えます。
「時間こそ最も乏しい資源である」と考えたとき、時間の使い方、今の仕事
のやり方を客観的に見つめ直す機会にしたいものです。