今回が3,530回目(全員で)のブログ投稿です
開設からほぼ10年
よく続いたなあ~
さて、今日はSNSなんかでよく出てくる不動産投資の広告についてお話しします
その広告では
不動産投資は、長期的に考え、特に老後の年金だけで足りない部分を補うのに
適した投資で、株などど比べると「ミドルリスク、ミドルリターン」と言ってます
例も記載されていて
例えば、物件価格1800万円、家賃 月額8万円の物件をローンで購入すると
当初は 「家賃」-「ローンの返済」=0円
しかし、ローン完済後は
「家賃」-「 0円 」=「家賃」
となり、安定的な収入をもたらしてくれると言っています
が、そもそも当初の部分がローンの返済で0円ということは
支出の部分が全然記載されていないので
ローン以外にも、毎年の固定資産税・都市計画税
それに修繕費や管理費これらの出費は明記されていないので、むしろ当初はマイナスになります
また、ローン完済後ですが、これらの出費は同じなんですが、
数十年後のローン完済時に、今設定されている賃料で貸すことができるでしょうか
答えは「ノー!!」です
経年による設備や建物の劣化など、近くにできた新築物件との競争力はなくなるので
当然のごとく家賃は下がっていきます
となると、安定的な収入を得られるというロジックは、木端微塵と消え去るのです
昔からこういった営業をしている会社はあるのですが
ほとんどの会社が地方の公務員などをターゲットに電話セールスから始まって
将来の年金の不安を煽る営業をして物件を売っているのです
不動産投資をお考えの方は、こういった口車に乗ることなく
信頼できる不動産会社に相談すべきです
マンション投資の電話があったら、このブログを思い出してください