建財社 STAFF BLOG

社員のキャラが丸分かり☆
現場から社員がお伝えします!

不動産投資の広告

2020年08月20日 | 小山

今回が3,530回目(全員で)のブログ投稿です

開設からほぼ10年

よく続いたなあ~

 

さて、今日はSNSなんかでよく出てくる不動産投資の広告についてお話しします

その広告では

不動産投資は、長期的に考え、特に老後の年金だけで足りない部分を補うのに

適した投資で、株などど比べると「ミドルリスク、ミドルリターン」と言ってます

例も記載されていて

例えば、物件価格1800万円、家賃 月額8万円の物件をローンで購入すると

当初は 「家賃」-「ローンの返済」=0円

しかし、ローン完済後は

    「家賃」-「 0円 」=「家賃」

となり、安定的な収入をもたらしてくれると言っています

 

が、そもそも当初の部分がローンの返済で0円ということは

支出の部分が全然記載されていないので

ローン以外にも、毎年の固定資産税・都市計画税

それに修繕費や管理費これらの出費は明記されていないので、むしろ当初はマイナスになります

 

また、ローン完済後ですが、これらの出費は同じなんですが、

数十年後のローン完済時に、今設定されている賃料で貸すことができるでしょうか

答えは「ノー!!」です

経年による設備や建物の劣化など、近くにできた新築物件との競争力はなくなるので

当然のごとく家賃は下がっていきます

 

となると、安定的な収入を得られるというロジックは、木端微塵と消え去るのです

 

昔からこういった営業をしている会社はあるのですが

ほとんどの会社が地方の公務員などをターゲットに電話セールスから始まって

将来の年金の不安を煽る営業をして物件を売っているのです

不動産投資をお考えの方は、こういった口車に乗ることなく

信頼できる不動産会社に相談すべきです

マンション投資の電話があったら、このブログを思い出してください

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする