私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

天武の仁政が・・

2021-01-13 11:02:26 | 日記
 太安万侶は天武の仁政について、当時の世界最先端の国「中国」の陰陽五行説に照らして当時行われていた天皇政治の素晴らしさを称えています重ね加えて説明しています。それが

    “重加智海瀚探上古。心鏡煒煌。明覩先代”

 と書かれています。その意味は
「その上、天武天皇はその深い海のような智慧で以て上代に歴史についても探り求めて、その御心は鏡のようには明るく、先代についてもどこまでも明らかに見通せた。」
 と。
 このように海のような深い叡智ある天皇が仰せられます。“於是天皇詔之”です。

      “朕聞諸家之所賷。帝紀及本辞。既違正実。多加虚偽” 

 「今迄に我が国に言い伝えられている「帝紀」や「本辞」の歴史書を見るとに、歴史的に見ても明らかに誤った正しくないことや、嘘偽りの歴史が沢山に付け加えられています。」
 と。

「重加」ですが???

2021-01-11 10:23:35 | 日記
 太安万侶の「古事記序」を読んでいます。その中にある言葉です。

            「重加智海浩瀚・・・」
 と。何と読んだら???『重加」です。その意味から考えると「重ねて加ええる」ですから、「その上」と呼んでもと思いました。しかるに、これに宣長は

            「シカノミナラズ」

 とルビを符っています。「しかのみならず」という大変古臭い和語を持ってきたものだと感心しております、ちなみに「シカノミナラズ」を「広辞苑」には

             「加之」
 という字を当ててあります。
 日本語って本当に意味の深いものですね。改め見直しますね。

こんな言葉もあります。『重加』です。これを如何に・・・・

2021-01-09 10:31:32 | 日記
 さらに、「これでもか、これでもか」と、すげえ褒め言葉で以て、天武を評価しております。それがまた例の美辞麗句と言いましょうか、誠に、難しい言葉を使って表現しております。それを・・・

    “設神理以奨俗、敷英風以弘国”
 「人として為すべき当然の道を世の中に勧め導きて、道徳を広めて行渡らせて安定した国にした。」

 この解説を、「神理は神妙なる道理、奨俗は勧め導き風俗をよくする事、英風は英聖なる風教」だ、とは宣長先生です。

 さて、その次なる言葉ですが宣長先生の造語ではないと思うのですが

           ”重加”

 とあります。私は八十五年もの間生きて来たのですが、今回初めて目にする言葉です・・・・皆さんはこれをどうお読みになられますあか???また明日にでも・・・・

「おめえらは、なにゅう かんげえとるんじゃ????この・・・」

2021-01-08 10:11:57 | 日記
 「なんか、ようわからん人々の集まりか???」
 と、思わねばならないような自民党のロートル先生たちの話が毎日のように報道機関の中を飛び回っていますね。
 近頃、頓に「こげえなもんが」と、そのいとも低級な思いを、やすやすと言葉にしている国会辺りに巣くうもんの言葉が、やたら飛び出してきているのをみて、「驚かされてる」というより、なんて風の読めねえ、また、読もうともしないぐうたら人間の集団かなと、あきれ返るというより、情けなさが怒りを通り越して吹きだしてくるこの頃の毎日です。
 「3,4人の会合ぐれえはええじゃなねえか。わしらは国会議員じゃぞ。おめえらとは、居るところが違うとるんじゃじ。なにゅうとぼけたことをいうとるんかのう。」
 と言いながら、その一方では国民に向かっては
 「リモート社会にせにゃあおえんぞ。人と人との接触は出来る限りへらさにゃあ。わしらのは接触じゃあねえ、会合じゃ。」
 と言わんばかりの、この人たちのこの国民感情を逆なでするようなこの低級な感覚は如何に???。多分、こげえなたわごとばあを言うとるもんは年寄りの自民党の議員ばあじゃあねえかとおもよんじゃがなあ。」

 「今日も、また、こげえな おめえらの耳にゃあ このましゅうねえことばあ、ぐちゃぐちゃいうてる八十五才の備中老人」より。

 日本列島、只今、「乗二気之邪。乱五行之序」の真っ最中です

2021-01-07 10:05:37 | 日記
 昨日書いた
       “乗二気之正。斉五行之序”
 ですが、この事をつらつらと考えてみますと、この言葉に、何か、今の時と、大変似ているように思われて仕方ないのですが???この「乗二気之正。斉五行之序」という言葉は
 「政治がうまく機能している時は、人の世総て順調に何事もなく運行され、人々が安定した暮らしの営みができるのですが、それが少しでも壊れると人の世のやること為すこと、総てが、マイナスに働き悪いことばかりが次々に終りのなきが如くに物事が進む。」
 という古代の中国の思想「陰陽五行説」を元に、天武天皇の世の中が安定したということを書き表したものです。
 今の世をこの太安万侶の使った言葉に置き換えてみれば

     “乗二気之邪。乱五行之序”

 と言ってもいいのではと思われます。
 コロナの騒ぎを沈静するどころか為政者の不適切な間違った判断によってが広がるばかり、かと思えばどか雪とやらの騒動、又。それに輪を掛けるような政治家のお粗末な言動。

  見渡せば コロナに雪を こき混ぜて
               今ぞ日本の あるじなりけり