私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

言代主神

2018-06-30 10:13:29 | 日記
 オホクニのお子様は、古事記には

      “十七世神”

 十七人と記されておりますが、私は、古事記を幾度も捲って調べたのですが、いくら捜しても八上比売の「木俣神」を入れて十三柱しか見つかりません。何処かにお隠れになっていらっしゃるのだと思っていくら探してもありません。

 どなたか教えてくださいませんか。なお宣長は十五柱いらっしゃると書いていますが???。

 

“僕者不得白”!!では誰に??

2018-06-29 09:39:10 | 日記
 オホクニハ年老いて国のことは、総てその子供

      “事代主神<コトシロヌシ>

 に委ねており、

       “是可白然<コレ モヲス ベキヲ>  

 「彼が何と申上げますか???」
 と云われたのです。ここでも老齢社会の厳しい現実がはっきりと見えております。オホクニのお歳は不明ですが、地上では、現在と同じ若い物の世代です。しかし、此処で注目したいのは天上世界「高天原」です。その時、まだ、依然として御活躍なされている神様が、

    “天地初発時於高天原成神名”

 即ち、天地が、日本に、初めて生まれた時です。その年代は分かりませんが、恐らくは数万年以前ではないかと思われるのですが。その時に此の天地と同時に生まれたのが「高御産巣日神<タカミムスビノカミ>」です。その神様が、オホクニの時代にも現役としてが活躍されているのには驚かされます。

  

”不得白”とオホクニの年齢は

2018-06-28 14:50:50 | 日記
          “僕者不得白”

 「今オホクニの治めているこの葦原中国を天忍穂耳命を治めさせようと思うのだがどうだろう」
 と、建御雷神は尋ねます。その問いに対してのオホクニの返事が

          、<アワ エ モウサジ>

 です。
 「自分では何と答えたらいいのか分かりません」
 と云います。なぜかその理由を書いてはいないのですが、其の理由として宣長は“此の言を以テ思ふに”として

  ”此ノ時既に大穴牟遅ノ神は年老坐て、多く事代主ノ神に事を譲りたまひて、事代主ノ神    ぞ、真盛<ミサカリ>に威勢<イキホヒ>ありけむ”

 と説明があります。

 「年老いた」とありますが、一体、この時のオホクニは何歳だったのでしょうかね。200歳や300歳ではなかったはずです。もしかして、もっと1000歳位のお歳になられていたのではないでしょか。神様ですから、それくらいは、当然、生きられてもと思いますが????お歳のことは宣長でも言及しておりません。誰か知っている人は教えていただけませんか。
 那珂通世博士も、武内宿禰や播磨稲目大郎媛の年齢は計算していても、オホクニの年齢までは言及されておりません。と云うより、計算する根拠がなかったので書けなかったのです。だから、古事記でも「不得白」としか書けんかったのだろうと思います。それくらい記録も何もない暗澹たる太古の事だと言う事をも言い表しているのだと思っております。神の世界としての現実の世界よりかけ離れた特殊な社会を、まだ、知識の浅薄だった時代が描きだした歴史のロマンとしてみなくてはならないのではないでしょうか。

  

神様の名前の最長では???

2018-06-27 09:03:12 | 日記
 アマテラスからの伝言を伝えたのです。

  “今、貴方が支配している「波祁流<ハケル>」葦原中国をアマテラスのお子様に治めさせようと、天上では神々がお考えになっておられます。”

 と。
 そのお子様の名前ですが、この神様の名前は何回読んでも覚えきれないくらい長々とした名前です。それだけ権威があり神さびて大層貴いのだと言う事を言い現わすために命名したのでしょうが、再度、その名を書いておきますので・・・

     “正勝吾勝勝速日天忍穂耳命”

 <マサカ アカツ カツハヤヒ アメノ オシホミミノミコト>と読んでいます。
 この神様の12字の名を持つ神が、萬の神の中で一番長い名ではないかと思っていたのですが、驚くなかれ、続けて古事記を読んでいくと、まだ、この神様より更に長々とした二〇字もある名前を持つ神様もいらっしゃいました。その名前についてはまた後で。

          “

紫陽花の最期です

2018-06-26 09:02:27 | 日記
 梅雨と共にその優雅で愛らしい姿を2週間ばかり楽しませてくれたアジサイも、ようやくその最期を迎えました。「花後の木の管理が大切です」と言う専門家の意見に従って、「もう少しそのきれいな美しさを」と云うヤマンカミサンの言葉も無視して、総て、摘み取ってしまいました。しかし、まだその美しさを存分に残している花を哀れんで、挿し花にしてみました。

  「これって!!まんざらでもないわね。」
  
 と薄笑いを浮かべている人を尻目に玄関に飾ってみました。