昨日のブログですが、何が原因であるのか分からないのですが、閲覧数が今までに経験のないほどの数字「314」と記されておりました。「こんなことってあるのか」と、嬉しいやら恐ろしいやらの複雑な気持ちにしてくれます。まあ、そんなことは4月の珍事だろうとは思いますが、そんな事になお誘発さ、いい気なもんで、その続きを秋でもないのに、書いてみます。よろしくおねがいしますよ。
さて、アマテラスはスサノヲの悪行にあきれ返ってでしょうか、それとも女性特有の「もう知らん」と、自己嫌悪感に陥られたのでしょうか、特別なご自分の隠れ屋「天石戸」に入り込んで出て来られません。すると、高天原だけではありません、葦原中国<アシハラノナカツクニ>も
“悉闇。因此而常夜往”
<コトゴトニ クラシ。コレニヨリテ トコヨユク>になります。
一日中、何時も真っ暗な闇夜になったのです。さあ大変です。この「往<ユク>」を、宣長は「凡て、年月日時の経行を云、ここは昼の無て、ただ夜のみにて時を経行なり」と、説明しております。その結果はどうなりましょうや????その結果は、
“萬神之声者狭蠅那須皆満<ヨロズノカミノ オトナヒハ サバエナス ミナワキ>”
です。「萬神<ヨロズノカミ>」ですが、これは「悪神」を云うのだそうです。どうして「萬」が「悪」なのか??「萬の字が誤り伝えられたのかもしれませんが」と宣長は書いております。要するに、世の中すべて真っ暗闇ですから「悪神」がしたい放題の事をして、そこにいる人が困ってしまったのだそうです。その様子を
”萬妖悉発<ヨロズノ ワザハヒ コトゴトク オコリi>”
と書いております。でも、高天原は神の国ですが悪い神様もいたのですしょうかね????。そう考えると、不思議な国ですね、高天原は。