雄略の死後、その妃「稚媛」は息子である「星川皇子」に
「あなたが、父雄略が皇太子にと指名したを弟白髪皇子を差置いて、次の天子になろうと思うならば、まず大蔵の位を取りまさい。」
と言います。それを聞いた兄の磐城皇子は「そのようなことは義に反します。絶対にしてはいけません。」と諫めたのですが、「一本云;王腹悪心麁」な細川皇子は聞かず、大蔵を占領して、屋敷の守りを固め、国家の物をも己の物として権勢を振るいます。それを見た雄略の旧家臣(大伴室屋)たちは、雄略の遺言の通りに白鬚皇子を助けて、星川皇子の家を攻め、「稚媛」「星川皇子」「磐城皇子」の固めていた屋敷に火を掛け、そこにいた田狭の「兄君」などを含め吉備国関係者全員を焼き滅ぼしてしまいます。
この事件を契機にして、それまで、田狭を初めとしたあれほど強力な力を保持していた吉備族の勢力が、倭の大王家から一掃され、わが国最初の「大和朝廷」というか、天皇を中心とした中央集権国家としての形の誕生を見るのです。さらに、この吉備勢力の衰退に輪を掛けたようね事件も同時に起きています。
このように、つぶさに日本書紀も読んでみると、思いがけなくも、なかなか面白い大事件との遭遇も待っています。
「秋の夜長を面白も可笑しくもなく過ごしている八十老人であることよ。」と思いながら一首が・・・
あきふかし ときはゆくまま ながれおり よみいるほんの においとともに
と、しゃれにもならないことを思いては、一人悦に入っている年寄りの「よなべ」です。
秋深し 誰か「いいね」に 判押して
と、また駄洒落です・・・・
「あなたが、父雄略が皇太子にと指名したを弟白髪皇子を差置いて、次の天子になろうと思うならば、まず大蔵の位を取りまさい。」
と言います。それを聞いた兄の磐城皇子は「そのようなことは義に反します。絶対にしてはいけません。」と諫めたのですが、「一本云;王腹悪心麁」な細川皇子は聞かず、大蔵を占領して、屋敷の守りを固め、国家の物をも己の物として権勢を振るいます。それを見た雄略の旧家臣(大伴室屋)たちは、雄略の遺言の通りに白鬚皇子を助けて、星川皇子の家を攻め、「稚媛」「星川皇子」「磐城皇子」の固めていた屋敷に火を掛け、そこにいた田狭の「兄君」などを含め吉備国関係者全員を焼き滅ぼしてしまいます。
この事件を契機にして、それまで、田狭を初めとしたあれほど強力な力を保持していた吉備族の勢力が、倭の大王家から一掃され、わが国最初の「大和朝廷」というか、天皇を中心とした中央集権国家としての形の誕生を見るのです。さらに、この吉備勢力の衰退に輪を掛けたようね事件も同時に起きています。
このように、つぶさに日本書紀も読んでみると、思いがけなくも、なかなか面白い大事件との遭遇も待っています。
「秋の夜長を面白も可笑しくもなく過ごしている八十老人であることよ。」と思いながら一首が・・・
あきふかし ときはゆくまま ながれおり よみいるほんの においとともに
と、しゃれにもならないことを思いては、一人悦に入っている年寄りの「よなべ」です。
秋深し 誰か「いいね」に 判押して
と、また駄洒落です・・・・