従婢<マカタチ>は玉器<タマモヒ>に樹の上の壮夫<オトコ>が唾入れた璵を入れたままで、豊玉毘売の処に急いで持ち帰ります。
それを古事記には
“璵任著<タマ ツケナガラ>”
と書いてあります。宮殿に持ちかえります。すると、その器の中にある璵(勾玉でしょうか??)を見て毘売は、
「もし誰か門の外に人がいたのですか?」
と、咄嗟に、尋ねます。すると、従婢は
「はい。井戸の傍にある香木<カツラ>の木におりました。大変気品のある立派な男の人です。我君(綿津見神)より優れて高貴な壮夫です。」
と答えます。
ここを読むと何時も思うのですが、木の上にいた大変イケメンな男性を見た待女は、今までに見たことのある男性といえば年老いた「綿津見神」だけで、若い男の人と対面して、それも話をするなどと云う事は皆無だったのでしょう、見た途端に、その若き男性の姿に一目惚れしてしまってボーっとしてしまい、器の中にある璵も何も見えず、驚きのあまり何もかも忘れて、分別心まで失い、その場にいたたまれず、顔を真っ赤にして、取敢えず、毘売の処に急ぎ立ち返ったと言うのが真実ではないかと?????
淡い乙女の恋心を、このような文で太安万侶は綴ったのではと思うのですが????。
そうでなかったなら。器に入った璵が、突然に、とれなくなるなんてことはあり得ないのではとも思われるのですが???
更に、従婢でありながら、自分の主人である綿津見神とその見知らぬ男性と比べて
“益我王而甚貴<アガキミニ マサリテ イト タウトシ>”
なんて言葉が飛び出すはずがありません。どんな顔をして毘売に報告したかと思えば何か微笑ましい周りの光(様子)が頭に描かれるのですが???
それを古事記には
“璵任著<タマ ツケナガラ>”
と書いてあります。宮殿に持ちかえります。すると、その器の中にある璵(勾玉でしょうか??)を見て毘売は、
「もし誰か門の外に人がいたのですか?」
と、咄嗟に、尋ねます。すると、従婢は
「はい。井戸の傍にある香木<カツラ>の木におりました。大変気品のある立派な男の人です。我君(綿津見神)より優れて高貴な壮夫です。」
と答えます。
ここを読むと何時も思うのですが、木の上にいた大変イケメンな男性を見た待女は、今までに見たことのある男性といえば年老いた「綿津見神」だけで、若い男の人と対面して、それも話をするなどと云う事は皆無だったのでしょう、見た途端に、その若き男性の姿に一目惚れしてしまってボーっとしてしまい、器の中にある璵も何も見えず、驚きのあまり何もかも忘れて、分別心まで失い、その場にいたたまれず、顔を真っ赤にして、取敢えず、毘売の処に急ぎ立ち返ったと言うのが真実ではないかと?????
淡い乙女の恋心を、このような文で太安万侶は綴ったのではと思うのですが????。
そうでなかったなら。器に入った璵が、突然に、とれなくなるなんてことはあり得ないのではとも思われるのですが???
更に、従婢でありながら、自分の主人である綿津見神とその見知らぬ男性と比べて
“益我王而甚貴<アガキミニ マサリテ イト タウトシ>”
なんて言葉が飛び出すはずがありません。どんな顔をして毘売に報告したかと思えば何か微笑ましい周りの光(様子)が頭に描かれるのですが???