私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

富良<ホラ>と須夫<スブ>

2017-08-31 07:35:55 | 日記

 ネズミがオホクニに言った言葉です。

             “内は「ホラホラ」、外はスブスブ"

 と。
 「富良」についてですが。「ほら」は「洞」で、中が空っぽで大きな穴があいていると言う意味です。「須夫<スブ>は「窄(すぼ)し」で、「すぼんでせまい」という意味です。
 ネズミはオホクニに
 「この穴は、外、即ち穴の入口の方は狭くて窮屈ですが、そこを通りぬけると、その奥は大きな穴が開いておりとても安心ですから私に着いてきて下さい。」
 と言ったのです。それが

                 ”内者富良富良、外者須夫須夫”

 です。鼠ですから、そんに流暢な日本語が使えるわけではありません。更に、火がそこまで押し迫った緊急時です。それだけを云って、穴に飛びこみます。オホクニも、その後を追って、すぐに、ネズミの後を追うようにして、そこを踏むと、突然に、体が穴に落ち込みます。それを

                “如此言故 蹈其処者。落隠入<カクイウユエニ ソコヲ フミシカバ オチイリ カクリシ>”

 


鈍行列車に乗って土讃線沿線を・・

2017-08-30 17:07:42 | 日記

  途中下車をしないで、高松から高知までゆっくりと、鈍行列車で、駅弁を携えて、ただ窓の外を流れる山あり谷ありの景色の移ろいを眺めながら、ぼんやりと何も考えないで、のんびりと旅する一人旅、なかなかおつな物ですよ。高知に着いたら、そのまま高松までとんぼ帰りで。

   まあ、こんな旅は八〇老人が考える旅の楽しさですから一般向きはしないのでは。青春切符で行くと安いもんですぞ。


火の海です。

2017-08-30 07:37:10 | 日記

 昨日の北朝鮮のミサイル事件で、北海道や東北辺りでは住民に

              「安全な地下か、安全なコンクリートの建物の中に逃げ込め」

 と、こんな馬鹿げたというか、人を愚弄した放送をよくもしたものだとおもうのですが・・・・・・・・。もしかして、このミサイルが失敗して目的地まで到達しないで途中で落下して辺り一面が火の海になるのではと、その危険を予め対処するための予防のための誠に親切なる????勧告だったようですが。この「火の海」がどのように恐ろしいかは、人類が火を使いだしてから幾多の体験を通して知っていることです。
            「地震雷火事親父」
  すべて火の恐ろしさを物語っています。
 
 その恐ろしい「火攻め」にオホクニは遭ったのです。何処へも逃げ隠れできません。野原のまん真ん中です。何処にも逃げる場所もありません。さあどうなる・・・・・・。と思いきや、その時、何とも不思議な声が、突如として、オホクニノ耳に届きます。それを古事記には

                    “内者富良富良。外者須夫須夫”

 <ウチハ ホラホラ。ソトハ スブスブ>と。見ると一匹の鼠が手招きをします。多分、オホクニも何をこのネズミは訝ったとは思いますが、火はもうそこまで押し寄せて来ており、“富良も須夫”が何を意味しているかも分かりませんが、とにかく、これも古事記には何も書いては無いのですが、鼠の動作に従って、その場をとんとんと踏んで見ました。するとどうでしょう。急に、オホクニの体は地下の穴んの中に、もんどり落ち込みます。「おにぎりころころ、ころりんこん」のお話のように地下深く転げ落ちます。どのくらい深いかは想像してみてください。そして、その構造もどのようになっているのかも・・・・

 まず、この地下深く逃げ入ることが出たオホクニの体に付いて、宣長は、先の大樹の割れ目に入ったと言うことと併せて考えてみれば、随分と小さな男であったのではないかと言っております。そして、このネズミが作った穴は入口は狭く奥に行けば広くなっていて、外が火の海でも中までには、決して、入ることがない穴だとも説明があります。
 しかし、考えてみますと、あの欲張り婆さんも落ちて入ったネズミの穴ですから、オホクニもそんなゐ小柄でなくてもいいのじゃあないかと、宣長さんに尋ねて見たくなります。どうでしょうか????


北朝鮮の弾道ミサイルが北海道上空を・・・

2017-08-29 07:39:19 | 日記

 「とんでもないことをやらかすもんだな―」
 と、今朝の「北朝鮮のミサイル発射」というニュースを聞いて、怒りを通り越してそんな思いが、今私の胸に行き来しております。本当に腹立しいことです。何と云う向こう見ずな国家でしょうかね。、これは何らの予めの予告なしの発射だったので、余計にそんな思いがします。その着弾地点が襟裳岬沖の何処とやらと発射させてから後の報告です。日本としても、何ら為すすべのない突然の発射で、安倍さんも大変なあわただしい朝ではなかったかと同情しております。
 本当に困った国ですね。世界すべての国がそう思っているのではないでしょうか。

それはそうとして、オホクニがスサノウから、『飛んで行った矢を拾ってきたまえ』と命令された所は、大野の中です。飛んで行った方向だけが分かるのですが、襟裳岬だなんて場所など分かるはずかありません。ただ飛んで行った先は、鳴鏑<ナリカブラ>で、音を出しながら矢が飛んで行ったのですから、オホクニにもその方向は分かります。その音が飛んで行った方向へ奥へ奥へと草をかけ分けて進んでいきます。
 「どこへいったやら」という歌声が聞こえて来そうな場所ですが、突然に襲ってきたのは歌声ではありません。なんと「火」です。襲いかかってきます。それもオホクニのぐるり四方からです。そうなったら、もう何処へも逃げ出ることはできません。

                              “不知所出<デルトコロヲ シラズ>”

 です。絶体絶命の緊急時です。さあ、どうするオホクニ。・・・・・・・・・・・・・・・・・

 でも、ご安心ください、丁度、そこに、突然に、救いの御手が差し伸べられるのです。火勢が轟々と押し寄せる中、誠にのんびりとした小さな小さな歌声が聞こえて来るではありませんか。
 偶然でしょうか。でも、スサノヲはオホクニの父親です。いくら悪神のDNAを持つ神とはいえ、そのような我が息子まで無慈悲に焼き殺すことはできっこありません。勇気と叡知を兼ね備えている神のはずです。そのような中をかいくぐり抜け出すような策は講じて、予め火を放ったのではないでしょうか???。その使者となったのが、実は、

                             “鼠”

 「鼠」????「オホクニと兎」の話は、昔から何百回となく聞いておりますが、まさか、鼠とオホクニが関わったことがあるのだといっても、直ぐには信じられないようなお話です。でも、あるのです。この場面に登場して、オホクニを死から救い出したのです。             


私のサギソウが咲きました

2017-08-28 07:41:34 | 日記

 ご近所の御婦人から戴いてもう3年にもなりますが、今年もサギソウに10本の清楚なる花びらが開き、有るかないかのわずかなる残暑の中の風に、ゆらゆらと揺れながら優雅な舞を舞っております。暑さをも和らげる一服の清涼剤です。その花びらをどうぞ!!!!!!!!