「とんでもないことをやらかすもんだな―」
と、今朝の「北朝鮮のミサイル発射」というニュースを聞いて、怒りを通り越してそんな思いが、今私の胸に行き来しております。本当に腹立しいことです。何と云う向こう見ずな国家でしょうかね。、これは何らの予めの予告なしの発射だったので、余計にそんな思いがします。その着弾地点が襟裳岬沖の何処とやらと発射させてから後の報告です。日本としても、何ら為すすべのない突然の発射で、安倍さんも大変なあわただしい朝ではなかったかと同情しております。
本当に困った国ですね。世界すべての国がそう思っているのではないでしょうか。
それはそうとして、オホクニがスサノウから、『飛んで行った矢を拾ってきたまえ』と命令された所は、大野の中です。飛んで行った方向だけが分かるのですが、襟裳岬だなんて場所など分かるはずかありません。ただ飛んで行った先は、鳴鏑<ナリカブラ>で、音を出しながら矢が飛んで行ったのですから、オホクニにもその方向は分かります。その音が飛んで行った方向へ奥へ奥へと草をかけ分けて進んでいきます。
「どこへいったやら」という歌声が聞こえて来そうな場所ですが、突然に襲ってきたのは歌声ではありません。なんと「火」です。襲いかかってきます。それもオホクニのぐるり四方からです。そうなったら、もう何処へも逃げ出ることはできません。
“不知所出<デルトコロヲ シラズ>”
です。絶体絶命の緊急時です。さあ、どうするオホクニ。・・・・・・・・・・・・・・・・・
でも、ご安心ください、丁度、そこに、突然に、救いの御手が差し伸べられるのです。火勢が轟々と押し寄せる中、誠にのんびりとした小さな小さな歌声が聞こえて来るではありませんか。
偶然でしょうか。でも、スサノヲはオホクニの父親です。いくら悪神のDNAを持つ神とはいえ、そのような我が息子まで無慈悲に焼き殺すことはできっこありません。勇気と叡知を兼ね備えている神のはずです。そのような中をかいくぐり抜け出すような策は講じて、予め火を放ったのではないでしょうか???。その使者となったのが、実は、
“鼠”
「鼠」????「オホクニと兎」の話は、昔から何百回となく聞いておりますが、まさか、鼠とオホクニが関わったことがあるのだといっても、直ぐには信じられないようなお話です。でも、あるのです。この場面に登場して、オホクニを死から救い出したのです。