一昨日、試験レポートを提出しました。
学生からの要望で1週間遅れです。この先生、教え方は下手だけれど色んな面でおおらかで助かります。クラスメートと話しながら、みなさん、授業よりも文献読解から自分で学んだという意見です。私もそうでしたが、今回、ああ、学ぶとは他人に教えていただこうという他力本願でなく、自分の頭で、ああなのか、こうなのかと思考錯誤することだと身に沁みました。
この先生ちょっとなーと思ったけれど、どうしてもわからないところがあって、バカ丸出しで先生に質問したら、あなたこっちいらっしゃいと、先生と対面でのやり取りの後、ハッとするようなヒントをいただき一気に雲が晴れる思いでした。二人のやりとりを聞いていた他の学生も、私もそこがわからないと次から次と先生と直接一人一人対話したんです。あとで、みんなで、やっぱり先生は先生だねーと納得です。あと毎回、2人から3人で組んでの実験があるのですが、お互いの意見交換で、こんな見方もあるのかと学ぶこと大です。色んな人からのお話を伺うことは自分の世界を広げることだし、何よりも自分が思ったり考えたりしてることや、生きていて出会う問題は万国共通とつくづく思い知らされます。
後期試験で私の腹に入ったのは、どうしても他人に期待してしまうことの多くは自分の価値観を知らずに押し付けているということでしょうか。身近な例で言うと、例えば、メールしても返事がない、私は遅くとも必ず返事をするのですが、このようなこともメールは返事すべきという自分の価値観の押し付けなんですね。今回の試験は人間の2極性についてで、見たくない、認めたくない自分に光を当てることは自分の世界を広げ人生をむしろ豊かにカラフルにするというゲシュタルト理論の柱の一つである二極性の統合に至る4段階のうちの1段階(CONFLUENCE )についてでした。
無我夢中ですぎる日々、やれやれと思って庭に出たら春のお花が咲いてました。なんと言う幸せ。
明日から2週間の有給休暇を利用して東欧旅行に出かけます。プラハ、ウイーン、ザルツブルグ、ブタペストです。一年かけて準備しました。鉄道切符も、コンサート切符もネットで買いました。便利な時代ですね。老夫婦の旅なので、どうしても見たいところをリストアップし、あとはのんびり気ままに旅します。ぐだぐだ寝まくってもそれで良いかも。
では皆さん、ゴールデンウイークゆったりまったりお過ごしください。