伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

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町内会の花見

2018-05-20 17:13:41 | 伊達・暮らし
 今日は町内会の花見

 連日の雨で桜も散ったかなと危ぶまれたが

 公園の八重の桜は満開だった。

 例年よりも参加者が少ない・・・








 外で食べるジンギスカンは最高

 私はいつもの倍以上も食べてしまった。


 は話してばかりでちっともすすまない・・・

 いつものことです。


 




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ジャコシカ42

2018-05-20 16:26:18 | ジャコシカ・・・小説
 
 二人が並んでいると一層、彼女が大人の女に見える。

 声も言葉遣いも、まるで面立ちに合わせたように静かだ。

 「鉄小父さん、今日の荷は相対(あいたい)で出来ています。代金はシメ日払いになりますがよろしかったで

すか」

 「ありがとう、いつもの通りで頼みます。清子ちゃんがいてくれるので、何かと心強い。助かり

ます」

 鉄さんは盃を置いて頭を下げた

 「鉄小父さんの魚は扱いが丁寧で、品が良いと評判ですから、納め先を探すのは楽だと皆喜んで

います」

 「そう言ってもらえると嬉しいね。張り合いがでる」

 鉄さんは顔を綻(ほころ)ばせて清子を見た。

 「今日はその鉄さんの、上物差し入れで御馳走だ。早く着替えてくるといい」

 猛は早くも赤みを増した顔で、娘を急かせた。

 清子が床を立つのと入れ替わって、千恵がオレンジ色のトックリのセーターに、明るいグレーの

スラックス姿で現れ、父親の隣に座った。

 彼女は素早く、鍋とテーブルの上の大皿に盛った刺身を見て声を上げた。

 「今日は宴会だあ」

 「アブラコの煮付けもあるよ」

 トキがそろりと煮付けを鉢に取り分けながら娘を見た。

 「カジカ鍋は自分で取りなさい」
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