伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

小説を発信中

  
  
  
  

  

ジャコシカ65

2018-08-15 20:19:08 | ジャコシカ・・・小説
 「私も行きます」

 清子がめずらしく力をこめて、きっぱりと言った。

 「春は裏山で山菜採り、夏は釣りに貝採り、お前達が子供の頃は良く行った。久し振りに今年は

皆で押しかけるか」

 猛も懐かしそうに言った。

 正月だから寄って行けと言う、猛の誘いを鉄さんは断った。

 「今日の内に帰らないと、明日は荒れそうだ。汽車では今はあの坂道が歩けないので無理なんだ。

もう少こし寒さが弛んで雪が減ってから、お邪魔させてもらいます」

 「船しか足は無いからなあ」

 猛は残念そうに言った。

 「離れ小島と同じさ。お天気次第海次第だけれどどうと言うことはない。それはそれで悪くない

ものだよ」

 「退屈ではないのですか」

 千恵が少こし不安気に言った。

 「退屈だと思ったことはないね。いいもんだよ何もやることが無いということは。それにこっち

が黙っている分、周りは大騒ぎに騒いでいる。

 唸ったり吠えたり、怒鳴ったり叫んだり、聞いているだけで楽しくなる」

 「そうなんですか」

 千恵は大いに感心している。

 「で、入江のお兄さんもそうなんですか」

 「おおむね、そうなんです」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

毎日点滴

2018-08-15 17:55:33 | 二代目キキ
 娘の傷は深く

 普通は0、30なのに4、1と数値が高く毎日点滴とのこと

 一週間後にはまた血液検査をするそうだが

 どんな猫でも深く咬まれればそうなるそうです。

 絶対猫が人間に馴れるまで触ってはいけない

 これが鉄則である。

 肝に銘じなければ・・・。


 猫が人間に心を許すまで「触ってもいいよ・・・」と思ってくれるまで

 気長に待つしかない。

 ここは

 人間の判断ではなく

 ニャンコの判断に任せるべきだ・・・

 猫との距離を縮めようとしてあせってはいけない。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする