伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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ジャコシカ107

2019-04-02 23:29:40 | ジャコシカ・・・小説
そのことに気付いてからは、ジャコシカという言葉が一層良く分かるようになった。

 だからつい、分かり過ぎるくらいなんて、言ってしまったのだと思う」

 美奈子は既に身支度を整え終わっている。

 外はまだしののめの気配もない。

 淀みない動きと言葉の後で、明かりを豆電球に替えて言った。

 「高志もジャコシカの匂いがする。でも気にしない、お互いさまだから」

 豆電球に切り替える時見下ろした青味を帯びた眼が、一瞬の闇の中に残った。

 美奈子は返事を待たずに、静かにドアを閉めて出て行った。

 彼女のすらりと長い脚がそよがせた風が、横たわる高志の頬を打った。


 遠い春がぐずぐすと躊躇(ためら)いながら近付いてきた。にじり寄るようなその気配が、初めての高志に

も分かった。

最初に雪の道に差す光りが変わり、次に屋根の上の雪がしっとりと柔らかくなるのに気付いた。

しかし、そんな日はたちまち翌日の吹雪に蹴散らされたり、嘲笑うかのような一夜のドカ雪に被

い隠されたりするのだが、それでも春はめげずに繰り返し忍び寄る。

 気が付けばいつの間にか通りは、度々の霙や強さを増した陽射しで、シャーベット状になる。

 そして翌朝、街はできの悪い、スケートリンクに囲まれる。

 路面はテラテラの氷に被われて見るも恐ろしい。何せその上を鉄の固まりが突走っている。

 しかし人々は気にもせず、街に溢れ出す。

 雪かきは減ったが、道では何度もころんだ。

 雪道では滑らない頼もしい底のゴム長も、氷の上ではあまり役に立たない。

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ウロコさんに信金のATMが・・・・元号決定

2019-04-02 22:02:54 | 伊達・暮らし
 五月から令和と元号が変わる

 和はいいが

 令が何となく冷たい感じがする。



 山下町のウロコにも四月から信金のATMが設置された。

 でも

 私達はみずほと北洋なので使用できない

 残念・・・。

 駅前に郵便局があるし

 少し歩けばイオンもあるし

 いいけどネ

 伊達の人は伊達信金を利用しているかたが多い

 地元だし・・・・。

四月の岩合さんのカレンダー

 
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義兄のその後・・・・あれこれ

2019-04-02 21:39:52 | 家族
義兄のその後が心配で姉に電話した。

 転院して四カ月余り

 良くなることは望めないが

 今のところ悪化していないということなので安心。

 88歳の年齢の割には筋肉があると看護師さんに褒められたとのこと。

 これも毎日の運動のたまもの。

 姉の孫のT君四月から就職

 おめでとうございます。

 H大に入学したのが昨日のことのように思われる

 と早いよねぇー・・・と驚く。

 大学院に残るかぎりぎりまで

 考えていたので

 就職活動も遅れたが無事札幌で就職・・・。

 は昨日から風邪ぎみ

 元気がない。

 お薬をのんだら・・・

 お酒が美味しく呑めるからまだ大丈夫

 

 
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