伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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認知症予備軍

2019-04-04 15:59:55 | 健康
 高齢者は皆認知症予備軍である

 今日はポカポカ陽気

 卯月・・・いつの間にか

 例年ならは庭の後片付けをしているが

 今年はなかなか・・・動きが悪い

 Yさんの旦那さんも認知症になる前はなかなか自家菜園を

 始めななかったんだって、変だと思っていたら認知症になっていたみたいよ

 意欲が無くなるんだって・・・。

 ウンぼくももう認知症だょー

 高齢者になると体力も衰え

 もの忘れも多くなる

 しょうがない

 大なり小なり近い将来二人に確実に訪れる

 願わくは徐々に・・・訪れてほしい。

 植物が枯れるように静かに終えたいと思うのだが


「 私はピンピンコロリより

 自然に枯れて逝きたい。

 苦しまないで・・・ふっふ。」


 バッサリ


 「生活が不規則だから無理かもネ」


 冬囲いのミニロックガーデンの隙間から

 可愛いクロッカスが顔を出した。

 春じゃもの


  
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ジヤコシカ109

2019-04-04 14:53:34 | ジャコシカ・・・小説
 「どう危ないの」

 シンクから顔を上げずに、気のなさそうに言う。

 「ふうん、とぼけるのね。いいわよ。私も当てずっぽうだから。ただなんとなく、今の美奈ちゃ

んの目付きが引っ掛かるわ。

 分かっていると思うけれど、この店の中で私のアンテナに引っかからないものはないのよ。みん

なお見通しなんだから。

 ただ一人だけを除いてね、その例外が彼女よ。まるで引っ掛からない。あんたに話したので全部、

私にとっては情報零みたいものよ。

 結果、結論するとあの娘は危ない。

 過去のこと身の周りのこと、もう二年も経つのに何も分からない。

 ここでの接触情報は充分なのだけれど、つまり彼女の物の言い方や表情、仕事の仕方やふるまい、

あり余るほどたっぷりあるのだけれど、そのくせどう言う人なのか、今いち分からない。

 真面目で仕事熱心で優しいということかしら、意地悪でもない、それだけ分かれば充分のようだ

けれど、しかし、それでは不充分だし不満なのよ

 それで結論は危ない女ということなの。

 付き合ってるかい?」

 「いいや」

 小畑さんは洗いの手を止めて、じっと高志を見ている。

 「ならいいのだけれど。私、この歳まで生きてきて言えることは、分からない人間ほど危険な人

物はいないということ。あんたも分からないけれど、お付き合いいただける訳じゃないから安全だ

わ」
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