11月3日
ぐっと我慢して最後まで聞いてやりなさい
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ぐっと我慢して最後まで聞いてやりなさい
リーダーになりたい人、対人関係を円満にしたい人が、必ず心に刻まなければならないことは、怒ってもぐっと我慢して聞いてやる習慣を育てなければならないという点だ。リーダーに向く性格とは正しく曇りないが、人に対する時に愛情がなければならないという点だ。部下の発展のためには手厳しい忠告も忘れてはならない。愛情がなければいやなことは言えない。どんなに相手を配慮した言葉と内容で、不足している点を伝えるかの問題だ。信頼する部下が裏切ったと嘆く上司がいる。社内の政治的な雰囲気のせいかも知れない。しかし、公的な関係で会った上司と部下の間に、裏切りと言う言葉は適合しない。互いにやるべき仕事をやって、役割を良く受け止めればそれまでだ。相手を信じる程に失望することになる。相手に対する恨みも大きくなる。だから「与える愛」が必要だ。与えたことを記憶して取り返そうとする心を捨てなさい。一方的に施したと考えれば知恵のあることだ。金を貸してやったのに返してもらえなかったら悔しい。はじめから返してもらう考えがなく金を与えたと考えれば心が安らぐ。知恵のある関係を結ぶ方法もこれと同じだ。与えた人がより幸福で安らかなものだ。返してもらうことを計算しないからだ。
対人関係で最も重要なことの一つは、機会がある時ごとに必要な人に施すことだ。与える人をいやだという人はいない。反面、握り締めて自分の欲望だけ充たそうとする人は、誰も好きにはならない。人に対する時「どうしたらこの人を利用できるか」から考える人は決して成功できない。純粋に助けてやる心を持って対さなければならない。まず、与えることが好きだという人は、成功的な対人関係を成す。愛が多い人、情けの多い人として記憶される。
驕慢で他人を蔑視する人は、自分がしっかりして上手くやることを知っているが、実は愚かな人だ。驕慢な人を好きな人は、世の中のどこにもいない。地位が高くても低い者のように、裕福でも貧しい者のように謙遜する態度で対することが成功的な対人関係の秘訣だ。
リーダーは自分の性向に従ってリーダーシップをとる。リーダーの性向は組織文化に大きな影響を及ぼす。酒を飲んで歌って踊るのが好きなリーダーがいるかと思えば、文化生活を好むリーダーがいる。組織の構成員はリーダーのスタイルに合わせるしかない。好きで合わせる場合もあり、上司の権威のせいでどうしようもなく合わせる場合もある。
「私についてきなさい」という突撃型の類型は危機管理に優れているが、普段には多くの問題を引き起こす。「上で決めたのだから無条件ついてきなさい。」と言う時、無条件についてくる部下はほとんどいない。ビジョンは現実より高く設定するものだ。月給は上がらないでもっとたくさんのものを要求したら反発が生じる。ビジョンの趣旨を正確に知らせて、ビジョンを成し遂げた時に返ってくる報償も明確にされなければならない。約束も必ず守らなければならない。リーダーだけ守らなければならないのではない。下の人も守らなければならないことがある。リーダーが新しいことを推進する時、面倒だと考えたり、受動的に反応するな。職員をわざと苦労させようとするのでないならば、どんな仕事なのかを注意して聞いて、自分のものとして吸収しなければならない。積極的に活用しろと言う話だ。
仕事を、金を稼ぐことと考えている人と、ビジョンを成すための具体的な手段と思っている人は、関係を結ぶパターンが違う。勿論、職場生活をしながら、毎日毎日活気がみなぎって積極的であることはできない。組織生活をする価値観の問題だということができる。生計を維持する方法として職場に通ったならば、同僚や上司も同じ観点で見える。ビジョンなくして一日一日、時間をつぶす人としての話だ。しかし、明白なビジョンがあるならば、共に仕事をする人も価値があり、貴い人として見える。仕事をする時の能率が上がって成就感も高い。実行力と推進力が生じて組織で認められる人になる。
「ガラス玉3つ通しても宝石」と言う言葉がある。どんなに良いアイデアがあったとしても実行しないで、推進しなければ役に立たない。実行力を高める秘訣は何か。他の人と違っていればいい。
実行力が高い人は3つ点で他の人と違う。
一つ目は、なぜこの仕事をしなければならないのか、理由を明らかに知っている。その人にとって仕事は手段ではなく価値だ。マーケティングをする人は、バラの花1本を愛のメッセージとして昇華させ意味を付与する。感動と喜びをくれる媒介体として活用する。したいことをする時は、誰がやらせなくても良くやる。自分がすることにビジョンと価値を発見する。
2つ目は、行動単位で仕事をする。例をあげると、売上額向上と言う抽象的な目標ではなく「一日に顧客3人、多く会うこと。」など、具体的な目標を立てる。例えば、ダイエットが目標ならば、夕方6時以降は食べないこと、エスカレーターの代わりに階段を利用することなど、細かな日常の原則を決めなければならない。
最後に、構造化するのが好きだ。実行力は構造化される時、強く進行する。レミゼラブルの作者ビクトルユゴーは、作品を執筆する時、外に出かけたい気持ちを自制するために、下人に服を預けて、日が暮れたら持ってくるように言った。実行力が優れた人は、自分がそれなりの基準を決めて実行することができる環境を構造化する。
愛は表現してこそ愛だ。自分に勇気を与え、それぐらいやったら良くやったと、なだめる術を知る人にならなければならない。自分を励まさないで、どうして人を励ますことができるのか。人を信じる前にまず愛しなさい。愛は抱く心だ。抱かないで信じたならば傷ついて失望する。愛の本質に近づく程に賢い関係が始まる、と言うことを忘れてはならない。古今東西問わず、愛の力は偉大で私達のそばにいつも共にある。人のせいで失望して人のせいでつらい場合が非常に多い。こんなとき愛という知恵で私達を豊かにしよう。努力しただけ結果を得たければ、人を自分の基準で信じないで、愛する知恵を育てなければならない。愛する知恵を育ててみるとつらく疲れる。だが、愛する知恵のせいでつらいならば、今、よくやっているのだと心に刻もう。