まさか私が生きている時代にこのような大震災が起きようとは―。
地震が起きた瞬間、私は神奈川の大学の研究室に居たのですが、大きな初期微動に続いて触れ幅の大きい横揺れを感じました。物は棚から落下し、実験用水槽などからは水が大量にこぼれ、皆が慌てふためいて・・・。
やっと揺れがおさまって、皆テレビに集まると、丁度津波が押し寄せるところでした。
三陸沿岸、シノリガモを見たあの岩場も、コクガンが毎回居るあの砂浜も、きっとガラクタの山に埋め尽くされてしまったのでしょう。何度も行ったことのある気仙沼が濁流に飲み込まれていく様はなんともショッキングでした。
幸い岩手南部の実家の親からは無事の知らせが来ましたが、三陸沿岸の親戚の安否はまだわかりません。
―このたびの震災により被害を受けた方々に、心よりお見舞い申し上げます。