入院日記５ 手が荒れる荒れる

洗い過ぎだよな。

こんなにカサカサの手は生まれて初めてだが、少し控えた方が良さそう。

堪らずカミさんの届け物にハンドクリームを追加して貰った。

 

そのカミさんとの再会は互いに手を振り合うだけの淡白さ。

コロナ騒動で面会謝絶と言っても、看護師や医師や清掃員などの外部接触者がいるんだから効果無かろう。

ナースステーションまで外部の人間を入れるというのが拙かろうよ。

病院関係者以外は完全遮断しなければ意味無かろう。

それでも感染者は出るだろうが、やるならそれくらいはやるべき。

薄々無意味と分かってるから雑なんだろうが。

 

それにしても入院者の多い事よ。

今日は１人出て行ったのに２人入って来て４人フルになった。

俺の隣りに来た爺さまは昭和１２年生まれで、何と血圧２０８と９０とか言ってるぞ。

よく喋るジジイだから下手に話しかけない事にしよう。

どうやら救急車で運ばれて来たらしいや。

とにかく看護師の問に余分な事を話すは関係無い事を自慢げに話すはまあウザいジジイだぜ。

どうやら脳梗塞っぽいが喋るは喋るは呆れるくらいだ。

こんなジジイ相手ならため口になるのも無理ないか。

個室じゃこんな楽しみ？は無いからなあ、大部屋の醍醐味かもな。

やっぱり脳梗塞で左サイドの麻痺があるらしいが軽度だな。

スポーツクラブに１５年通ってるとかまあ余分な話のオンパレード。

こんなジジイにはなりたくないもんだが、俺は別な面でウザいと思われるかもだな。

 

しかし、無礼な医者がいるもんで呆れてしまう。

耳鼻科の医者で回診でカーテンを開けるのに声も掛けないのがいて唖然。

昨日までは黙ってたがさすがに今日は注意したから驚いたかも。

「開ける時は声掛けてくれよ」なんて初めて言われたろう。

こんな無神経さでは思いやられるがこいつが執刀したのか？

何だか心配になってきたぞ。

　

今日の夕食

メインは　太刀魚の焼(大好物！)

タケノコの炒め　けんちん汁　モヤシ生姜和え　

 

焼き魚をよく作ったなあ、骨抜きが面倒なのに。

普通は簡単な肉料理だけだろう。

塩味が薄いから辛味のある物を良く出してる。