日時:2017年8月14日(曇り)
去年のやり残しを片付けた。
折立から上がり薬師岳山荘に寝て、翌朝未明からピストンした。
コースは去年の下山で分かってた通り、最初の三角点までの登りが辛いだけ。
その後はダラダラ登りで楽だが飽きる歩きだ。
ダラダラの下りは結構脚に来て嫌いなんだ。
三角点まで二時間、太郎平まで三時間半の合計五時間半だった。
食事や休憩の一時間込みだから結構楽な登りだろう。
太郎平小屋の外食のうどんで昼にして薬師峠へ。
峠のテントは60以上あったが、三連休は190張350人の日があったらしい。
只でさえ平地が少なくて斜面ばかりなんだから地獄だったろう。
太郎平の小屋より人が多くて、ビールの売り上げも多かったんだと。
こんな狭いテント場(キャパ100張)に190張とは
これだけで三連休の大混雑振りが分かるが、
俺が寝た14日の夜は一つ布団に一人で楽勝だった。
小屋への途中の雪渓近くにハクサンイチゲ・
チングルマ・アオノツガザクラの群落があった。
ハクサンイチゲとチングルマと雪渓
アオノツガザクラ・コイワカガミ・ハクサンイチゲ
上を見ても小屋が全く見えないから頑張ろうと言う気になれない。
その分下を見て黙々と歩くからもっと早く着いても良かろうに
足があまり上がらずに手こずった。
どうにか二時間半かけて夕方五時前に着いたが、
受付のオジサンの応対が良くてびっくり。
食事が無理なら自炊可能と匂わせたら食事問題なしだと。
今までの小屋ではベストの感じの良さで、翌日ほんのチョッピリだが余った水を渡した。
天水では水が貴重品でお湯も分けて貰えないから
客はちょっと困るよなあ。
お湯を沸かす為の道具を持つしかないからなあ。
夕飯は当然ながら三回戦の六時からだったが俺も問題なし。
米を食べてなかったからどんな料理でもいらっしゃいだった。
夕食の内容は予想通りの物で写真も撮る気にならなかった。
トンカツ4切れの他には目立った物無し。
それでも食べさせて貰うだけで十分と謙虚な気持ちだった。
ちょっと俺らしくなかったかな。
楽を金で買うとか会社の山屋の先輩が言ってたが、何だか分る様な気もするなあ。
北アルプスなら着替え1組・雨具・テルモス・ペットボトル・
プラティパス・ヘッドランプだけで営業小屋利用して歩ける。
俺の場合は折畳み傘とシュラフカバーも入れるが。
大部屋に一つ布団に一人と贅沢な寝方だったが余りの暑さに11時過ぎに目が覚めてしまって、それからは殆ど寝なかったな。
夜行バスでも寝なかったからほぼ二晩寝なかったが、山だと平気なんだから現金な物だ。
朝、富山に着いたら雨でガックリだったが、折立近くになって降ってなくて万歳!
途中止めてしまおうかと思ったりしたが、山の上は大丈夫かもと降りないで良かった。
意外と歩き始めの急登も辛くなかったが、荷物をできる限り軽くしたのも効いたな。
それでもウェストバッグと合わせて8キロはあったから、コッヘルや行動食以外の食料を持たなければもっと軽くできる。
参考:所要時間(食事・休憩を含む)
折立ー三角点 2時間
三角点ー太郎平小屋 3時間半
太郎平小屋ー薬師小屋2時間半
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