4日に発生した石川・富山県境の医王山遭難の話。
幸いに怪我も無く無事に見つかったがだ、余りにもお粗末過ぎるだろうよ。
テレビの報道では詳細が把握できなかったから地元の北國新聞社のネット版などで調べてみた。
以下の様な概略が分かったんだが、これ以外は詳細が分からないんだからなあ。
5月4日に南砺市側から12時半に入山し6人で歩き出したが、途中で母親・5歳児と父親・義母(奥さんの母)・10歳・8歳の2組に分かれたと。
その4人組が岩場を超えた後の下山途中で親子3人と義母とにパーティーが割れてしまったらしい。
義母から16時半頃に奥さんに道に迷ったと電話が来て、奥さんが1時間後に119番通報してる。
それで出動した救助隊に20時半頃に鳶岩付近で義母は救助されたが、3人は見つからず翌日に持ち越して翌朝無事発見という流れみたいだ。
肝心の義母と分かれた経緯や下山ルートが分からないからどうしようもない。
遭難騒ぎがあってもちゃんとした検証ができない報道ばかりで情け無いよな。
国見ヒュッテから鳶岩までは1時間半もあれば着きそうなんだがなあと思ってネットで調べたら、何と沢あり鎖での岩場のトラバースありと立派な上級コース。
奥さんが鳶岩をパスして5歳児と小屋に戻った(?)のは正解だったんだが4人は何でこんな事になったんだろうか?
普通はこんなヤバい道は先行者が後続を待って全員揃ってから出発する筈なんだが。
どうしたら3人と1人に分かれる事ができたんだろうか?
普通に考えたら婆様が遅れて置いて行かれてしまったんだろうが。
夫婦のインタビューから案外と登り慣れた山だったみたいだが、鳶岩からの下山ルートは初めてだったらしい。
詳細は分からずじまいで終わるだろうから一般的な話にしよう。
子連れの遭難は頻発していて記憶に新しいのでは新潟の親子遭難がある。
この<子連れ遭難>の原因は何だろうか?
俺が思うに最大の要因は子供の足の速さだな。
子供は体重が軽く大人よりも足が速いから先行してしまう。
だからこの子供の先行にどう対処するかが重要なんだ。
最善は子供の直後を歩く事。
そうすれば危険個所や分岐での指示も問題なくやれる。
実際は結構先に行ってしまうから3メートル以内を歩けと指示するのが良いかもだな。
この指示を守れないような子供は同行しないようにすべし。
中学生以上になって単独でも歩けるようになったら目視できる距離迄で良かろう。
乳幼児を背負って歩く若夫婦を時折見かけるが俺に言わせれば論外。
自分が転倒したら子供の頭が無事では済まないんだから俺にはとても考えられない。
小学校入学の周も丘陵歩きのハイキングはやれるだろうが、山歩きとなるとまだまだ。
岩場・ザレ場・沢の渡渉・トラバース(斜面の横断)など危険だらけ。
本格の山は中学生からだろうが、その頃には俺の方がガタが来てるだろうな。
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