絶対知ってる言葉です
読みを聞けば
絶対に聞いたことがある言葉です!
果たして正解は?
正解は?
正解は「ちびる」でした。
漢字にはさまざまな読み方があります。馴染みのある漢字であっても、送り仮名によってまったく違う読み方をすることも。
そこで本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します!
「禿びる」の読み方、知っていますか?
“び”を読み違えて「はげる」と読んだり、「“はげ”びる」と読んだ人も多いのではないでしょうか。「禿げる」と書いた場合には「はげる」と読むことができますが、「禿“び”る」と書いた場合には「禿」を「はげ」と読むことはできません。
「禿びる」の意味は、
先がすり切れて短くなる
引用元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
ただ、巷で「禿びる」の読み方を聞く機会があるときには、“先がすり切れて短くなる”という意味で使われていることはほとんどありません。「禿びる」本来の意味とは関係がありませんが、「ちょっとだけ何かをする」という意味で使われる場面を耳にすることが多いでしょう。
正解はこちら!
「ちびる」です。
小さな子供の粗相を例にするとわかりやすいかもしれません。「おしっこをちびる」という表現を聞いたことはありませんか?
とはいえ、「ちょっとだけ何かをする」を意味する「ちびる」と「禿びる」は全くの別物です。
ただ、“先がすり切れて短くなる”を意味する「禿びる」は、
「すり減り角がとれ、丸く小さくなること」を意味する「禿ぶ(ちぶ)」から来ており、その由来は「粒(つび)」から来ています。
小さいものを表す「粒=禿ぶ」から派生して、
「ちょっとだけ何かをする」を意味するようになり、「おしっこをちびる」といった表現が生まれました。
ですが、「禿びる」も「ちびる」も、みなさんが日常的に使う機会は少ないはず。
突然「禿びる」という漢字が現れたら「はげる」「はげびる」とだけは読まないよう、心がけましょう!
参考文献:チビる、ちびる 日本語を味わう辞典