福ちゃんの散歩道

コロナ禍で関空での遊びも卒業、栂地区ウオーキングコースを中心に近場の日々の散歩で何か見つけよう。🚶‍♂️🚶‍♂️

飛行機のビジネス席が誕生した理由とは❓

2020-03-10 00:10:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)

飛行機のビジネス席が誕生した理由

飛行機の座席に「ビジネスクラス」(Business class)があるが、
このクラスは旅客の怒りから誕生したものだった

飛行機の座席は元々
「ファーストクラス」(First class)「エコノミークラス」(Economy class)の2種類のクラスしかなかった。
そして、1970年代前半に「ジャンボジェット」と呼ばれるボーイング747型機などの大型旅客機が導入された。

これにより急に輸送量が増加し、多くの客を乗せることができるようになった。
一方、同じ1970年代にオイルショックが起きて大不況となり、人々の海外に行く意欲が下がる状況になった。
その結果、ジャンボ機の導入当時に空席がたくさん出てしまい、
その空席を埋めるために団体割引などを導入して、エコノミークラスを格安料金で販売した。

すると、エコノミークラスを通常料金で搭乗する客は、同じ席なのに値段が全然違うことを不満に思い、クレームが入る事態となった。
そこで、通常料金で搭乗する客を特別扱いするような中間的な席を用意した。

この席は当時、機内食の充実を行い、「クリッパークラス」(Clipper class)と呼ばれた。
「Clipper」には「快走帆船」や「長距離快速飛行艇」などの意味がある。
このクリッパークラスが今の「ビジネスクラス」に発展したのである。

ちなみに、座席の各クラスには1文字でそのクラスを表現する「略号」が存在する。
ファーストクラスは「F」ビジネスクラスは「C」、エコノミークラスは「Y」となっている。
ビジネスクラスの略号が「C」なのは、上記のような経緯があり、
B(=Business)ではなくC(=Clipper)のためである。

また、エコノミークラスの略号を「Economy」の頭文字「E」にすると
ファーストクラスの「F」と紛らわしく間違える可能性があることや、
ファーストクラスの「F」より前になるため、
ファーストクラスに配慮して「Economy」の末尾「Y」になったと言われている。


現在では
クラス編成やレイアウトは多種多様に
キャビンに設置されるシートや機内サービスは、各航空会社が最も力を入れている分野だ
近年では、とりわけ長距離国際線用のファーストクラスやビジネスクラスの進化が著しく
個室空間の様な豪華シートも珍しく無くなってきた
まさに、移動空間からくつろぎの時間へ

例えば
JAL国際線シート
ボーイング777-300ER(773)
W84(総座席数:244)



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