福ちゃんの散歩道

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【難読漢字】「滾る」って読めますか?読めたらかっこいい! 「煮え滾る」のような使い方です。 マネー現代 クイズ部

2022-01-27 05:00:00 | 難解漢字 現代ビジネス 連載

【難読漢字】「滾る」って読めますか?



読めたらかっこいい!


「煮え滾る」のような使い方です。

血が滾る」などと使います


突然ですが


「滾る」って読めますか?


見慣れない漢字ですが


どこかで聞いたことがある言葉です!


果たして正解は?


答えはコチラ


正解は「たぎる」でした。

「滾る」の3つの意味は?

「滾る」の読み方は「たぎる」

「滾る」の読み方は「たぎる」です。「滾」の音読みは「コン」で、よく知られる四字熟語に、濁った水が勢いを増して盛んに流れることを意味する「濁流滾滾(だくりゅうこんこん」があります。「さんずい」の付く感じなので、水に関する漢字であることは予想できるかもしれません。

「滾る」の意味1「水が煮え立つ」

「滾る」の一つ目の意味は「水が煮え立つ」です。グツグツと湯や水物が煮える様子を表す時に「滾る」を使います。「煮え滾る」「湯が滾る」などのように使うことが多いです。

「滾る」の意味2「水が盛んに勢いよく流れる」

「滾る」の2つ目の意味は「水が盛んに勢いよく流れる」です。川の流れだけではなく、あらゆる水流について、激しく勢いよく、どうどうと流れる様子を表す時に使われます。

「滾る」の意味3「気持ちが盛んに湧き上がる」

「滾る」の3つ目の意味は「気持ちが盛んに湧き上がる」です。怒りや激しい感情がたかぶり、抑えきれない様子を表す時に「滾る」を使います。本気で腹の中が煮えくり返っていたり、やる気が湧き上がる時、臨場感を持って気持ちの湧き上がりを表す言葉として覚えておきましょう。

「滾る」は方言で「沸騰する」「熱くなる」

「滾る」は長崎の方言で「沸騰する」という意味で使われます。鍋の水や薬缶など、水や液体などが沸騰していることを表す時に「滾る」を使います。たとえば「やかんの湯が滾る」「なべのスープが滾る」などように使います。

また、近県の熊本県でも「熱くなる」という意味で使われます。「煮え滾る」という表現からも理解できるように何かが「熱くなりすぎる」時に使われる言葉です。

「滾る」を「燃え滾る」と使うのは不適切?

「滾る」という言葉を聞くと、「燃え滾る」という表現が頭に思い浮かぶ人もいるでしょう。「燃え滾る」は日常会話でも口語として時々耳にする表現ですが、「滾る」は本来「水」に関する意味をもつため、「燃え滾る」という表現は適切であるとは言えないのです。

「燃え滾る」は「滾る」の3つ目の意味「気持ちが盛んに湧き上がる」という意味から、感情が燃えるように湧き上がる、気持ちが燃えるように盛んに沸く、というニュアンスで使われている背景があります。しかし、実際的には「燃え滾る」という表現を用いるよりも、「燃え盛る」を使った方が正しいと言えます。

「滾る」を使った例文

<水が煮え立つの意味>

  • 火をつけっぱなしにしていたせいで、鍋の湯が煮え滾っている。
  • スープが煮え滾ってしまい、味が落ちてしまった。

<水が勢いを増して大量に流れるの意味>

  • 川瀬が滾っているが、氾濫をする可能性は低いだろう。
  • 荒れるように滾る川を見て、思わず身震いをしてしまった。

<気持ちが盛んに湧き上がるの意味>

  • 若いっていいなあ。青春の血潮が滾るようだ。
  • 選手の闘志が滾り、まさに戦いの準備は整った。

「滾る」の類語は?

「血沸き肉躍る」はやるきや活力がみなぎること

「血沸き肉躍る」とは、気持ちや感情が高まり興奮を表す言葉です。体内に活力ややる気がみなぎり、感情が高まることを意味し、試合や戦いなどの前に使われることが多いです。

  • さあ、戦いのゴングが鳴った。メンバー全員が血沸き肉躍る面持ちである。
  • 血沸き肉躍るではないが、契約を他社から勝ち取るのは何とも格別である。

「煮え返る」は沸々と湧き上がる様子を表す

「煮え返る」は、感情や気持ちがおだやかではなく、沸々と湧き上がるような様子を表す言葉です。主に「怒り」や「わだかまり」、「嫉妬」などのネガティブな感情が盛んに湧き上がる時に「煮え返る」を使うことがあります。そのため、純粋に怒っているのではなく、高いレベルで怒りが浸透してる様を表す時に適切な表現となります。

  • 嘘をつかれて、腹の中が煮え返った。
  • 本当は怒りで煮え返っていたが、深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。

「ほとばしる気持ち」は感情が抑えられないこと

「ほとばしる気持ち」は情熱ややる気が体から溢れ、みなぎっている様子を意味する言葉です。感情を抑えることができず、気持ちがはやること、また気持ちが盛んに先走るような時に使われます。

  • 昔の彼女に偶然会い、ほとばしる気持ちが抑えられなかった。
  • ほとばしる気持ちを抑えながら、優勝旗を手にした。



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