マテバシイ/まてばしい/馬手葉椎
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6月に樹全体が黄色くなるように花をつける
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【マテバシイとは】
・ブナ科マテバシイ属に属する日本固有の常緑広葉樹。かつて薪や炭を作るために植栽されたものが野生化した結果、現在では房総半島から沖縄まで広い範囲に見られるが、本来の自生地は九州南部(南西諸島含む)と考えられている。漢字表記は「馬手葉椎」あるいは「全手葉椎」で、別名を「薩摩椎(サツマジイ)」という。
・ドングリは直径2~3センチで細長く、ヤジロベイやコマなど子供の玩具作りに最も適している。多少の渋味はあるがアクが少なく、味はクリに似る。生で食べることもできるが、普通は炒めたり焼いたりして食べる。スダジイほど美味しくはないというのが通説だが、人によっては最も美味しいドングリと感じる。
・しばらく待てば、シイの実のように美味しくなるという意味でマテバシイと名付けられたという説もあるが真偽は不明。ドングリは開花翌年の9~10月頃に熟す。
・語源としては他に、葉がマテガイのように長くて大きいことに由来するいう説もある。葉は長さ10~20センチほどの細長い卵形で、縁にギザギザはない。表面には光沢があり裏面は薄緑色。枝から互い違いに生じる。丈夫な革質で葉の寿命は3年ほどある。
・防風、防火など実用的な理由から工場や寺社、学校などに植栽されていたが、虫がほとんどつかない点を見込まれ、次第に公園や庭園などでも用いられるようになった。防音効果を期待し、複数のマテバシイで緑の壁を作ることもある。
・雌雄同株で初夏(6月頃)になると雌雄それぞれの花を咲かせる。雄花はクリに似た穂状で同じような精臭があるものの、上に向かって咲く点が異なる。雌花は雄花に包まれるように咲き、黄緑色でくがが、匂いはクリの花に似る。
・1本の幹が直立するのが基本だが、根元から複数が生じて株立ちになり、ブロッコリーのように見えるものもある。樹皮はネズミ色で大きな特徴はないが、大木では縦筋が目立ち、皺が寄ったようになる。材は薪炭のほかシイタケの榾木に使われる。