呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

ストコン

2010-09-23 11:45:47 | 呑んだり喰ったり語ったり
ストコン

スポ根、ではありません。

ストア コンパリゾン(store conparison)

そもそも、
チェーンストア業界の用語で「店舗観察調査」とでも言いましょうか。

アメリカ的な市場調査の方法論で、
この調査をもとに地域市場に食い込み
競合店を追い抜いてナンバーワンにのし上がったのが
小売業売上げ世界一の「ウォルマート」だそうで。



競合店と比較する際には、
けして相手のアラを見つけるのではなく、
秀でている面を見つけ出し、
それに対抗する、もしくは模範とする、
やり方を見い出す手法です。



わたし、
別にお店をやっているわけではなく、
これからやるつもりも無いのですが、
いろんなお店に行く毎に、
ついつい「ストコン」をしてしまう。



店のフロントに立つ。
外観の様子や看板、ディスプレイを確かめる。
店内から伝わってくる雰囲気を肌で感じる。
店に入る。
店の応対を感じ取る。
席に座ってメニューを見る。
オーダーを確認。
出されてきた飲み物や料理を見て、喰って・・・・・



という具合に、
自分なりに感じ取るものを頭に収めて、
分析して判断する。

あくまでも自分の尺度なので、
それが必ずしもそのお店に対する絶対評価だとは考えません。



ただ、自分にとってどういう位置づけの店なのか知ることは
大事。



昨日、
無性に生ビールが呑みたくて、
1年ほど前に家の近所にできた焼き鳥屋さんに初訪問。
家族で営われているこじんまりとしたお店。



しかし、
すでに開店して1年以上経っているはずなのに、
お店の方々は地に足がついていない様子。

どうも落ち着かない。
そのためか客とのコミュニケーションも希薄で、
サービスで注文外のものを出してくれたり、
気持ちは伝わるのだがリピートしようという気になれなかった。



常連客がついている様子も
この近所の他の店と比較するとなさそうで、
知り合いの行ったことがある人の話しもいまひとつだった。

このお店がどこまで持つのかは心配なところだが、
小さな街で店をやる場合はそれなりの覚悟が必要だと思う。

人がキーパーソンなので、
近所を歩いて「ストコン」してもらいたいなぁ。