3月から4月の中旬までの1ヶ月半、
久しぶりに頭がおかしくなりそうなぐらい
プレッシャーに耐えなければいけない仕事をしていた。
そんなわけでそれに「勝つ」ために験を担いで、しばらくランチはカツだけを喰うことにした。
つらいつらい長い長い18日間でしたとさ。
<1日目>
「シューマイと嶋倉豚のとんかつ」 八丁堀「八眞茂登」

しっかりした肉質の赤身ローズ豚肉。
山形の「嶋倉豚」
都内で喰えるのはこちらと、もう1軒ぐらいだとか。

シューマイも手作りで旨い。
<2日目>
「カツ丼」 湊「笠」

泣く子も黙る、メガトン級カツ丼。
多いし、甘いし、つゆだくだし。

掘っても掘ってもご飯だし。

肥りたい人向きです。

こういう店は無くしてはいけない。
<3日目>
「カツカレー丼」 築地「とんき」

これまた、メガトン級カツカレー

カツカレーなのに容赦の無いカツの厚み。

(;´Д`)ハァハァ
<4日目>
「ハイカラ丼」 湊「トキワ」

メンチカツをご飯にのせて、デミグラスソースをかけた一品。
ハムカツがのっていると「ウヰンブル丼」

自分にとっては最高の組合せ。

ハイカラでしょうか?
<5日目>
「チキンカツとハンバーグのセット」 築地「グリル スイス」

サクサクのチキンカツ。
この店の揚げものは素晴らしい。

ハンバーグは蛇足的な感じでしたが。

元の場所に店が戻って、メニュー縮小ってどういうこと?
<6日目>
「とんかつ定食」 神保町「とんかつ いもや」

相変わらず店内の雰囲気は殺伐としたファクトリー状態だが、
カツのクオリティは安い値段を考えると素晴らしい。
どんどん減っていく「とんかつ いもや」の暖簾を今後も守って行って欲しい。
<7日目>
「カツ煮 そばセット」 湊「むら山」

カツ煮を狙いましたが・・・

かなり遅れて、そばも到着。
このそばがまた、問題あり。

カツ煮は、カツの質は我慢したとして味は悪くないのだが、全体的にグタグタ。

そばは粉っぽくて、「茹であがってないぞ~」と叫びたかった。
<8日目>
「カツ煮カレー」 新川「わたなべ」

前日の「カツ煮」がトラウマになったようだ。
カツ煮はともかく、カレーは「牛スジカレー」で悪くない。

でも、これ喰ってて勝てるのか?
お店は2週間後に前を通ったら閉店してた・・・
8日目の時点で、このシリーズのあり方に疑問を感じた。
勝つんだったら「カツ」一本で勝負して、邪道は切り捨てるべきではないかと。
それは決断だった。
今後はスタンダードな「とんかつ」しか喰わねぇぞ。
<9日目>
「ロースカツ定食」 築地「かつ平」

決断をしたら実行あるのみ。
まずは、わらじのような巨大ロースカツのこちら。

1/3は脂身ではないだろうか。
この脂身にパウダー塩をかけると甘味が出るから不思議だ。

わたしには嬉しい、肉質を楽しめるロースカツなのです。
<10日目>
「上ロースカツ定食」 新富町「かつ繁」

標準的なカツとはこれだろう。

記憶に残らなかったカツでした。
<11日目>
「ロースカツ定食」 京橋「とんかつ 富士」

しっかりしたカツだったが、なにかが足りない。

肉の厚みもしっかりあるし、味わいも感じた。

カツは、なかなか難しい。
<12日目>
「とんかつ定食」 横浜・阪東橋「豊野」

その日は朝から横浜。
残念だった・・・

出されたカツも残念だったが、この店に来て名物の天丼が喰えないことが、なにより残念だった。

隣の人が喰っていた具だくさんの大盛り天丼が旨そうで~
それに比べて同じ揚げものなのに、とんかつは寂しい限り。
とろろになんとか助けてもらいましたけど~

リベンジするぜ、ちくしょう・・・
<13日目>
「上ロースカツ定食」 八丁堀「かつ新」

ようやく理想的なとんかつにお目にかかれました。
切れ目から見える肉の中が、まだ赤みを帯びている。

そして「喰うべぇ~」と思ったころには、丁度いい火の入り加減に。
揚げ加減も絶妙で、肉質も値段の割には申し分無し。

この界隈で「ロースカツ」を喰うなら、この店が間違えなさそうだ。
<14日目>
「ロースカツ定食」 新川「天山」

二日続けてレベルの高いとんかつに出会うとは幸せである。
生パン粉の衣は、サクサククでリスピィー。

塩とコショウで喰ってくれって?

これはイケルねぇ。
信じられないぐらいジューシーでウエッティな肉から肉汁がジュー
カツで肉汁って、ある?

「とんかつ」って不思議だねぇ~
「とんかつ」なんだからって、それなりの内容でもそれなりの値段で出す店もあれば、
こんなにクオリティの高い「とんかつ」なのにビックリするような安価で出す店もある。

勉強になりますよ、本当に。
<15日目>
「とんかつ定食」 八丁堀「貴膳」

打って変って、標準レベル。
昔からあるとんかつ屋さんの味。

生卵サービスに救われたのかな。
<16日目>
「ロースカツ定食」 八丁堀「山城屋」

3代続く老舗のとんかつ屋さん。
老舗らしい、見目麗しい姿のロースカツが登場。

なるほど、肉質も含めて上品な味ですね。

しかし、閉店時間にまだ30分はあるのに、客はわたしだけ・・・

とんかつが和食だと気付いた刹那。

どう見ても料理屋さんで、とんかつ屋だとは知りませんでした。
<17日目>
「とんかつ定食」 恵比寿「こづち」

恵比寿で飯を喰うならこちらですよ。
腹いっぱいにさせてくれる街の定食屋さんだからね。

とんかつ屋の「とんかつ」って様にはいかないが、サイズはさすがにビックです。

現役を終えたおやじさんも店の入口でお客のお迎えお見送りをしていて、
元気な姿を見ることができたので良かった。
<18日目(最終日)>
「とんかつ定食」 高円寺「あげもんや」

この店で「とんかつ定食」を喰うのは初めてだったが、
流石、見事に綺麗なカツが出てきたよ。

厚みもしっかりあっていいですね。
特筆すべきは、揚げ上がりの油の切れがしっかりしていること。
だからこそ、いつまでもサクサクした衣を味わうことができる。

「あげもんや」 店の名前には偽りの無い自信がうかがえる。
前日に、このシリーズで験を担ごうと思うことになった仕事が無事(?)終了。
この日の「あげもんや」を最後に「ランチで勝つ」を終了させようと思った次第です。
果たしてランチでカツ喰って勝てたのか?
これは永遠の謎ということにしておこう。
カツを喰い続けようと思ってやり続ける気持ちが、
萎えそうになりがちな日々を奮い立たせてくれたのかも知れない。
途中、飽きてきたこともあったけど、勉強になったし楽しかったよ。
ありがとう、カツ。
ありがとう、とんかつ。
また喰う日まで。
また喰うからね。
久しぶりに頭がおかしくなりそうなぐらい
プレッシャーに耐えなければいけない仕事をしていた。
そんなわけでそれに「勝つ」ために験を担いで、しばらくランチはカツだけを喰うことにした。
つらいつらい長い長い18日間でしたとさ。
<1日目>
「シューマイと嶋倉豚のとんかつ」 八丁堀「八眞茂登」

しっかりした肉質の赤身ローズ豚肉。
山形の「嶋倉豚」
都内で喰えるのはこちらと、もう1軒ぐらいだとか。

シューマイも手作りで旨い。
<2日目>
「カツ丼」 湊「笠」

泣く子も黙る、メガトン級カツ丼。
多いし、甘いし、つゆだくだし。

掘っても掘ってもご飯だし。

肥りたい人向きです。

こういう店は無くしてはいけない。
<3日目>
「カツカレー丼」 築地「とんき」

これまた、メガトン級カツカレー

カツカレーなのに容赦の無いカツの厚み。

(;´Д`)ハァハァ
<4日目>
「ハイカラ丼」 湊「トキワ」

メンチカツをご飯にのせて、デミグラスソースをかけた一品。
ハムカツがのっていると「ウヰンブル丼」

自分にとっては最高の組合せ。

ハイカラでしょうか?
<5日目>
「チキンカツとハンバーグのセット」 築地「グリル スイス」

サクサクのチキンカツ。
この店の揚げものは素晴らしい。

ハンバーグは蛇足的な感じでしたが。

元の場所に店が戻って、メニュー縮小ってどういうこと?
<6日目>
「とんかつ定食」 神保町「とんかつ いもや」

相変わらず店内の雰囲気は殺伐としたファクトリー状態だが、
カツのクオリティは安い値段を考えると素晴らしい。
どんどん減っていく「とんかつ いもや」の暖簾を今後も守って行って欲しい。
<7日目>
「カツ煮 そばセット」 湊「むら山」

カツ煮を狙いましたが・・・

かなり遅れて、そばも到着。
このそばがまた、問題あり。

カツ煮は、カツの質は我慢したとして味は悪くないのだが、全体的にグタグタ。

そばは粉っぽくて、「茹であがってないぞ~」と叫びたかった。
<8日目>
「カツ煮カレー」 新川「わたなべ」

前日の「カツ煮」がトラウマになったようだ。
カツ煮はともかく、カレーは「牛スジカレー」で悪くない。

でも、これ喰ってて勝てるのか?
お店は2週間後に前を通ったら閉店してた・・・
8日目の時点で、このシリーズのあり方に疑問を感じた。
勝つんだったら「カツ」一本で勝負して、邪道は切り捨てるべきではないかと。
それは決断だった。
今後はスタンダードな「とんかつ」しか喰わねぇぞ。
<9日目>
「ロースカツ定食」 築地「かつ平」

決断をしたら実行あるのみ。
まずは、わらじのような巨大ロースカツのこちら。

1/3は脂身ではないだろうか。
この脂身にパウダー塩をかけると甘味が出るから不思議だ。

わたしには嬉しい、肉質を楽しめるロースカツなのです。
<10日目>
「上ロースカツ定食」 新富町「かつ繁」

標準的なカツとはこれだろう。

記憶に残らなかったカツでした。
<11日目>
「ロースカツ定食」 京橋「とんかつ 富士」

しっかりしたカツだったが、なにかが足りない。

肉の厚みもしっかりあるし、味わいも感じた。

カツは、なかなか難しい。
<12日目>
「とんかつ定食」 横浜・阪東橋「豊野」

その日は朝から横浜。
残念だった・・・

出されたカツも残念だったが、この店に来て名物の天丼が喰えないことが、なにより残念だった。

隣の人が喰っていた具だくさんの大盛り天丼が旨そうで~
それに比べて同じ揚げものなのに、とんかつは寂しい限り。
とろろになんとか助けてもらいましたけど~

リベンジするぜ、ちくしょう・・・
<13日目>
「上ロースカツ定食」 八丁堀「かつ新」

ようやく理想的なとんかつにお目にかかれました。
切れ目から見える肉の中が、まだ赤みを帯びている。

そして「喰うべぇ~」と思ったころには、丁度いい火の入り加減に。
揚げ加減も絶妙で、肉質も値段の割には申し分無し。

この界隈で「ロースカツ」を喰うなら、この店が間違えなさそうだ。
<14日目>
「ロースカツ定食」 新川「天山」

二日続けてレベルの高いとんかつに出会うとは幸せである。
生パン粉の衣は、サクサククでリスピィー。

塩とコショウで喰ってくれって?

これはイケルねぇ。
信じられないぐらいジューシーでウエッティな肉から肉汁がジュー
カツで肉汁って、ある?

「とんかつ」って不思議だねぇ~
「とんかつ」なんだからって、それなりの内容でもそれなりの値段で出す店もあれば、
こんなにクオリティの高い「とんかつ」なのにビックリするような安価で出す店もある。

勉強になりますよ、本当に。
<15日目>
「とんかつ定食」 八丁堀「貴膳」

打って変って、標準レベル。
昔からあるとんかつ屋さんの味。

生卵サービスに救われたのかな。
<16日目>
「ロースカツ定食」 八丁堀「山城屋」

3代続く老舗のとんかつ屋さん。
老舗らしい、見目麗しい姿のロースカツが登場。

なるほど、肉質も含めて上品な味ですね。

しかし、閉店時間にまだ30分はあるのに、客はわたしだけ・・・

とんかつが和食だと気付いた刹那。

どう見ても料理屋さんで、とんかつ屋だとは知りませんでした。
<17日目>
「とんかつ定食」 恵比寿「こづち」

恵比寿で飯を喰うならこちらですよ。
腹いっぱいにさせてくれる街の定食屋さんだからね。

とんかつ屋の「とんかつ」って様にはいかないが、サイズはさすがにビックです。

現役を終えたおやじさんも店の入口でお客のお迎えお見送りをしていて、
元気な姿を見ることができたので良かった。
<18日目(最終日)>
「とんかつ定食」 高円寺「あげもんや」

この店で「とんかつ定食」を喰うのは初めてだったが、
流石、見事に綺麗なカツが出てきたよ。

厚みもしっかりあっていいですね。
特筆すべきは、揚げ上がりの油の切れがしっかりしていること。
だからこそ、いつまでもサクサクした衣を味わうことができる。

「あげもんや」 店の名前には偽りの無い自信がうかがえる。
前日に、このシリーズで験を担ごうと思うことになった仕事が無事(?)終了。
この日の「あげもんや」を最後に「ランチで勝つ」を終了させようと思った次第です。
果たしてランチでカツ喰って勝てたのか?
これは永遠の謎ということにしておこう。
カツを喰い続けようと思ってやり続ける気持ちが、
萎えそうになりがちな日々を奮い立たせてくれたのかも知れない。
途中、飽きてきたこともあったけど、勉強になったし楽しかったよ。
ありがとう、カツ。
ありがとう、とんかつ。
また喰う日まで。
また喰うからね。