呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

ランチがいかに大事かPart2

2008-01-18 00:20:14 | ランチ
Part2:嘘を見抜け!

<前回のおさらい>

「あのさ~、そこのさー中華屋さんのランチ、リーズナブルで旨いぜ、並ばないし」
さて、上記の文章の中にいくつ「すてきなランチタイム」の妨げになる「嘘」が紛れているでしょうか。

「あのさ~」→真実
「そこのさー」→嘘
「中華屋さんのランチ」→嘘
「リーズナブルで旨い」→嘘
「ぜ」→真実
「並ばないし」→嘘

ではこやつの発言の「嘘」を説明いたしましょう。


「あのさ~」:真実
わたしのことをなめきってる話しかけ方。まさに真実。なめられきっているわたし。。。。

「そこのさー」:嘘
そこってどこだよ!「中村酒店の隣の鈴木歯科を駆け抜けること30分で突き当たるレンタルビデオ店が1階にあるビルの256階にある、、、、、」と言う具合に具体的に場所を説明できないということは、ほんの数回しか行ったことがなく、しかもハッキリ憶えちゃいない。これこそ「嘘!!」

「中華屋さんのランチ」:嘘
わたしの独壇場だがランチメニューのある「中華屋」は、イケてる店が少ない。「中華飯店」や「中華大飯店」や「ネガ反転」の場合は「あるある」だけど、「中華屋さん」の場合は昼夜通しで同じメニューを出すのが定番。特に「自慢メニュー」「人気メニュー」のある店で、「ランチではやっていません」なんて言われてみー!泣いちゃうよ。

「リーズナブルで旨い」:嘘
あり得ないから「嘘」と言うようでは底が浅い。ここは「旨いのにリーズナブル」と言わなければならないのだ。つまり「安いんだから旨い」という理屈では「ダメ」ということ。でも、吉牛は「早い、安い、旨い」って言ってるけどね。まあ、吉牛は好きだから許す。「安い店は旨いんだ」なんて言う輩の情報を頼りにランチしてはいけません。

「ぜ」:真実
では、この決めつけの「ぜ」も嘘だと思うでしょ。しか~し、、、、これは真実。つまり自信のないやつ、曖昧なやつ、嘘をつくやつ、こんなやつほど決めつけたがる。つまり、こいつにとっては「ぜ」は真実。ちょっと苦しいか。。。。。

「並ばないし」:嘘
並ばない店は人気がないということだから、これは普通に「嘘」だと思うでしょ。しかしその結論も底が浅いのです。「並ぶ店」はイイ店、旨い店だと思っているみなさん、すでにダメ店の術中にはまっています。ワザと客を並ばせるようなオペレーションなんて店にとってはいくらでも出来ます。むしろ並ばないような客あしらい、営業の方法をしてランチタイムも整然としている店こそ素晴らしい店と言えるでしょう。ここでこやつが言う「並ばない店」=「イイ店」という論理は「並ぶ店」を逆に賛辞している、ということなのです。やつの論理はすでに看破したようにすべてが劣等感から来る逆説です。つまり「並ぶ店」を内心賛辞するあまり、やつにとっての「イイ店」は「並ばない店」ということになるわけです。本当は並ぶ店が良さそうだけど、並ぶのはイヤだ。ここにやつの「嘘」がある。「おっ、ランチタイムなのに並ばない店?そりゃあ実は素晴らしい店なのでは・・・」と深読みしてド壺にはまるわけです。結果、やはり並ぶ価値のない店だってこと。

さて、長くなりましたが判っていただけましたか。

貴重なランチ。
他人に選択権を任せなくてはいけなくなったり、聞きたくもないやつの評価をもとに店を決めなくてはいけなくなったとき。
短い時間で適切に相手の「嘘」を見抜いて、上手に「腹痛てぇ、オレはパス」なんてことでスルーして遅飯で旨いものを喰う、という技を使わないと、午後のひとときは悲しくて悲しくて涙も震えも止まらず、仕事にならなくなることになる可能性大です。

さて、次回は「嘘つき」をスルーできたとしても、必ずしも満足を得られなかった。。。。
と言うことにならないために己の内面での選択基準をどう持つかをご教授いたしましょう。

では、また。


(写真は盛りによって「横綱」「親方」「理事長」「協会」「横審」「ナベツネ」の段階があるので有名なドカ飯パスタ店、有楽町「ジャポネ」の左「インディアン並」右「インディアン理事長」)

ランチがいかに大事か!Part1

2008-01-16 01:03:59 | ランチ
これはわたしにとっては大きなテーマ、というか命題です。

このブログでも何度かランチ時の失敗談を書かせてもらったと思うが、
とにかく凹むのです。

日々において(特に平日だ)ランチがいかに大切な存在であり、
これをぞんざいにすることがいかに愚かなことかをシリーズにして語っていきたい。

Part1:騙されるな!

人の言うことを鵜呑みにしてはいけない。

「あのさ~、そこのさー中華屋さんのランチ、リーズナブルで旨いぜ、並ばないし」
さて、上記の文章の中にいくつ「すてきなランチタイム」の妨げになる「嘘」が紛れているでしょうか。

「あのさ~」→真実
「そこのさー」→嘘
「中華屋さんのランチ」→嘘
「リーズナブルで旨い」→嘘
「ぜ」→真実
「並ばないし」→嘘

そう、こいつの発言はほとんどが「嘘」で固められたもの。

こんなやつの言うことを信じて、喰いに行った日にゃぁ「地獄」と「午後の憂うつ」が待っていること間違いなし!!

騙されてはいか~ん!

さて、こやつの言葉のどこに「嘘」があって、旨いランチにありつけない情報であるか、、、

次回、ご説明するといたしましょう。

では、わたくし4連チャンで~
金曜:送別会(3次会まで)
土曜:新年会(3次会まで)
日曜:ミーティング呑み会(2次会まで)
月曜:新年会(2次会まで)

さすがに今日は死にましたので、おやすみ。。。。

(写真は築地「豊ちゃん」のカツ丼)

おのれを持つ

2008-01-13 14:01:40 | 呑んだり喰ったり語ったり
過去にも書きましたが、学生時代に課題で「有名人にインタビューする」というのがあって、
のこのこと雑誌ロッキング・オン社長で音楽評論家の渋谷陽一氏にアポイントを取った。

気軽に会ってくれて相手をしてくれた渋谷氏に感銘を受けたのは、
「評論はそれを評するものに帰属するものではなく、それ自体が自立したものでなくてはならない」という言葉だった。

渋谷氏の場合は、音楽評論家なので音楽を評論した文章はその音楽から独立したものでなくてはならないということだ。

うわべだけの情報を羅列したり、ましてやその評論の対象物にへつらうような文章では自立した評論とは言えないわけだ。

とにかく情報が溢れている世界。
情報はいくらでも手に入れられる。

お店の評価や感想もそうだ。
世間で「旨い」と言われている店は旨いのだろうと先入観が思わせてしまう。

しかし、自分で食べて知ってみるとそうでもないことが多い。
でも自分に自信がないから口には出せない。
味も嗜好でまったく問題ないんだけどね。

お店を紹介する食のウォッチャーたちの文章もそんな情報や先入観に左右されているものが結構多い。

騙されてはいけない。
自分の言葉や思いを持たなければいけない。

おのれを持つことがこんな時代だから大切だ。

ハチノスとまるちょう

2008-01-04 22:24:58 | やきとん・やきとり・やきにく・ステーキ
あけましておめでとうございます。
本年も、よろぴくお願いいたします。

どうせ今年も思いっ切り呑んで喰らう1年になることでしょう。

前兆として、大晦日は今、高円寺で一番旨いと言われているラーメン屋で夜明かし。
半分露店の店だから寒かったけど、ご機嫌のマスターの振る舞い酒を呑みながら、
極上の塩つけ麺に舌鼓を打った。

しかし、自分の信条は「もつ」。

年末に手に入れた「ハチノス(牛の胃袋)」でイタリア料理の「トリッパ」を作ろうと思い立ち、
30日から下茹でを開始した。

とにかく、白モツであるので柔らかくすることと臭みをいかに消すかが下茹での決めて。
たっぷりの香味野菜とスパイス、ワインビネガーを使って、圧力鍋で十分時間をかけて行う。

2日目の31日はいよいよ仕上げだ。
食べやすい大きさに切り出して、野菜とホールトマトをベースに味付け開始。

ウム、いい感じだが、後日食通のママさんに指摘された通り、ブイヨンが足りない。

最初にしてはまずまずだが、次回は煮込み感よりも、
グリル感のある切れのある仕上がりを目指したい。

正月の3日。
高円寺にできた噂のホルモン屋さん「関根精肉店」に行った。

店名から肉屋かと思われるだろうが、飲食店です。

ホルモンと言えば「まるちょう」。
牛の小腸である。

関東とは違って関西では腸の内側に付いている脂(体脂肪)を一切削り落とすことなく処理する。
この脂がプックリとコロコロとしてジュワ~と口の中に広がり旨いのだ。

先日、大阪のジャンジャン横丁の「ホルモン道場」で喰ってきたのもまさにそれ。

小腸の外壁の膜が焼けてカリカリに縮んで脂身が大きく外にせり出す。

「まるちょう」を知ると普通の焼肉なんて物足りなく感じることになりまっせ。