「名誉欲や金銭欲にまみれている」のは宏洋氏ではないのか? 【宏洋氏と週刊文春の嘘(5)】
2019.02.23(liverty web)
幸福の科学の質疑応答の様子。
《本記事のポイント》
- 宏洋氏は、名誉心が強くなり、地獄的な脚本を書いていた
- 金銭に対する執着を見せる宏洋氏
- 世界中で2800回説法をする大川総裁、YouTubeで悪口を言う宏洋氏
「名誉欲や金銭欲にまみれると、人生で一番大事なものを失う――」
21日発売の「週刊文春」のインタビューで、宏洋氏はそう語り、大川隆法・幸福の科学総裁を批判した。母体となる宗教法人だけでなく、政党などをつくり、多方面に事業を展開して社会変革を行っていることに対する指摘とみられる。
しかしその批判は、正当なのか。
事実を追っていくと、「名誉欲や金銭欲にまみれている」のは宏洋氏の方だということが分かってくる。
今回は、この点について見ていきたい。
周囲の責任と期待。この2つを必ず裏切る傾向がある
宏洋氏は2012年春の大学卒業後、幸福の科学で本格的に仕事を始める。
しかし、教団を出て一般企業に出向し、付き合っていた信者ではない女性が妊娠したため、結婚を決意。その後、子供も生まれたが、女性とは離婚に至った。
こうした宏洋氏の振る舞いについて、質疑応答で大川総裁は、「はっきり言えば、無責任男です。言葉に責任が伴わない人間だと思います。子供時代から、彼に責任をのせる、彼に期待をかける。この2つの場合は必ず裏切る傾向がある」と振り返った。
その後、宏洋氏が教団に復帰したいと周囲にもらし始めたため、不憫に思った大川総裁は2015年、復帰を認め、映画事業に関わらせることにした。
名誉心が強くなり、地獄的な脚本を書いていた宏洋氏
復帰後、教団が運営する芸能事務所「ニュースター・プロダクション(NSP)」で、社長という肩書をもらい、しばらく真面目に働いていたが、その後、様子が変わってきた。
大川総裁は、「社長という名前に名誉心を感じて、偽我が強くなってきて、自分で自由にいろいろやろうとし始めたあたりから、だいぶ(地獄的なものに)支配され始めたのではないかと思います」と語る。
長年宗教的な環境に身を置き、霊道を開いている宏洋氏。「自分の精進の力が弱いために、地獄的な波動をはねつける、峻別する力がなかったために、しょっちゅう(地獄的なものに)入られていた」(大川総裁)。
宗教的に言えば、大川総裁のような巨大霊能者の近くにいる者は、霊的な存在の影響を受けやすくなることがある。霊道が開いても、それが自分の修行の結果でない場合、教えを学び、心を見つめる修行など日ごろからの精進・鍛錬を怠って放置すれば、その隙から地獄的なものが入ってきやすくなる。
そんな中で、宏洋氏は映画の脚本を数本書いてきたが、以下のような理由で大川総裁は拒否したという。
「根本的な問題は、信者さんのお布施を使って映画をつくっているので、まったく関係のない悪魔的なもの、犯罪的なもの、エンタメ以外の何物でもないものはつくれない」
「悪霊が入ったまま書いているようなもの、『自分史』みたいなもの、要するに、自分の人生みたいなものを一生懸命書き込んでいるものが多くて、上映できるようなものではないことが多かった」
金銭に対する執着を見せる宏洋氏
宏洋氏の問題は、名誉心だけではない。金銭に対する執着も強いようだ。
週刊文春のインタビューで、宏洋氏は自分を含めたきょうだいについて、「この先、教団が縮小しても大川家は豪華な生活が維持できるのが分かっているので、文句を言わないだけです。財産の取り分がどのくらいかというのも分かっている。いわば"家業"に入る感覚ですね」と語っている。
この点について、大川総裁は質疑応答の中で、「財産のことだけはずっと気にしているみたいだね。(中略)どうも財産だけはもらえると思っている」と指摘。
同席した長女・大川咲也加副理事長兼総裁室長も「(記事で宏洋氏は)財産云々で家業に入る感覚で私たちが言っているということですが、いつも自分がそう思っていることを、ほかの人も思っているだろうという感覚で押し付ける癖があります」と説明した。
お金の問題でつけ加えるとすれば、宏洋氏は一般企業に出向していた時期、給与は企業ではなく教団が負担していた。ある時期には、ベンツを乗り回していたという。
世界中で2800回の説法をする大川総裁、YouTubeで悪口を言う宏洋氏
これまで本欄では、主に週刊文春における宏洋氏のインタビュー内容を検証してきたが、別の事実にも目を向ける必要もあるだろう。
大川総裁は、東京ドームや横浜アリーナなどの大規模施設を含め、2800回を超える説法を行い、そのうち130回は英語説法を行っている。国内だけでなく、海外での説法もアメリカ、ブラジル、インド、ウガンダ、ドイツなど15カ国で26回に及び、まさに世界をまたにかけた活動だ。
説法などの内容は書籍となり、31言語に翻訳され、全世界で2500書を超える。内容も、宗教、政治、経済、国際関係、教育、科学、医療、芸能など多岐に渡り、多くの人々の幸福への指針となっている。
2月に公開した映画「僕の彼女は魔法使い」をはじめ、17作の劇場用映画を製作総指揮・企画のほか、2つの中高一貫校や高等宗教研究機関、幸福実現党、HS政経塾、幸福の科学出版を創立。2つの芸能事務所の会長でもある。
これに比べ、宏洋氏は、いくつかの映画で、俳優やプロデューサー、脚本を担当してきてはいるが、いずれも大川総裁の支援があったからこそ仕事として成り立ち、多くの人々のサポートを受けていた。
それにもかかわらず、仕事能力の足りなさや自身の女性問題などで都合が悪くなったために教団を飛び出し、今ではYouTubeなどのメディアで、教団の悪口を言い続けている。
客観的に見て、大川総裁と宏洋氏のどちらの信用が高いと言えるだろうか。
「自分を鍛えて、また戻ってきたい」と涙を流していた宏洋氏
そんな宏洋氏も、篤い信仰心を持っていた時期があった。
2012年12月23日、滋賀県で行った講話で、宏洋氏は多くの聴衆の前で、こう語っている。
YouTube動画:大川総裁の長男として生まれたことへの感謝【宏洋氏の質疑応答より(2012年12月)】
「私は自らに、厳しい修行の道を歩むことを決めさせていただきました。来年の4月から一般企業に就職し、一社会人からもう一度修行し直して、自分を鍛え直したいと思っています。
(中略) 私は、大川隆法総裁先生の、主エル・カンターレの長男としてこの世に生を授かった。こんなに何もかも与えられすぎるほど与えられてしまって、こんな贅沢な環境に置かせていただいて、本当に感謝でいっぱい、いっぱいです。
(中略) 実社会で自分を鍛えて、そしてもっともっともっと総裁先生のお役に立てるように、自分をもっと鍛えて強くして、また戻ってきたいと思います。
(中略) 今後も頑張って、一緒に、幸福の科学を支えていきましょう! ありがとうございます!」
聴衆の大きな拍手に、宏洋氏は涙を流しながら、頭を下げた。
この言葉どおり、今後、宏洋氏には、努力・精進の道を歩んでもらいたい。
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