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イランの元国王の子息レザー・パフラヴィー氏が米シンクタンクで講演:2020年は革命元年となる

2020年01月18日 06時27分55秒 | 日記

イランの元国王の子息レザー・パフラヴィー氏が米シンクタンクで講演:2020年は革命元年となる
2020.01.17(liverty web)

 
《本記事のポイント》
イラン民主活動家をまとめる元国王の子息がアメリカで講演
イランを全体主義的な体制と位置づけ、イラン国民への支持を訴える
現政権は変革を急がなければ、アメリカの戦略が実現する
 
 
イランではデモが続いている。昨年11月、イラン政府が予告なしにガソリンの値上げをしたことを契機に起きた反政府デモや、ウクライナ旅客機が撃ち落とされた反政府デモである。
 
一方、ソレイマニ司令官の殺害を機に起きた追悼式に集まった人々は百万人を超えると見られ、政府寄りの国民と反政府側のデモに参加する人々の間に横たわる溝は深い。
 
イランに詳しい関係者によると、政府寄りの国民と反政府的な国民との間で、内戦が起きてもおかしくない状況にあるという。
 
そのような状況で、イランでは2月21日に国会議員選挙を控えている。イラン政府は現職議員290人のうち、社会や経済の開放を訴える穏健派に属する90人の出馬を認めないと発表した。
 
国会議員の3分の1にあたる議員の出馬を阻止して、イラン国内の民衆の矛先が政権に向かうことを阻止しようという狙いなのかもしれない。しかしそれはイラン国民の自由で活発な言論を封殺し民主的体制に逆行する決断で、さらなる反発を招きかねない。
 
そのような中、米シンクタンクのハドソン研究所で、パフラヴィー朝イランの第2代にして最後の皇帝となったパーレビ国王の子息レザー・パフラヴィー氏が講演を行った。パフラヴィー氏は、もし現政権が崩壊した場合、反体制派がリーダーと仰ぐ人物である。講演の概要は以下の通りだ。
 
 
(1) イラン政府の罪状
1979年のイラン革命後、民族や宗教を理由として、多くの人が投獄された。同じ年にイランではアメリカ人外交官や海兵隊員52人を人質に取り、444日間拘束した。
 
1983年のレバノンの首都ベイルートに米海兵隊が派遣された際は、アメリカ海兵隊の宿舎が自爆テロで狙われ、241人が死亡した。
 
1988年には、イランでは数千人の若者たちが、左翼的思想にかぶれているとされ、ホメイニ師の命令で処刑された。
 
1994年には、当局はブエノスアイレスのユダヤ人のセンターで85人を殺害。
 
2009年にも、反体制運動である「グリーン・ムーブメント」で、治安部隊は多くの国民を殺害した。
 
イランの革命防衛隊のコッズ部隊は、国民を弾圧したシリアのアサド政権を支持してきた。
 
昨年11月のデモで当局の治安部隊は、1500人のデモ参加者を殺害し7000人を拘束している。
 
40年間、西側などの諸外国は貿易等と外交でイランと関与し、イランの行動を変えようとしてきたが、すべてが失敗。イランは普通の国家ではなく、今後も変革できないと見るべきである。
 
この政権がある限り、緊張が緩和される見込みはない。私の同胞のイラン人にとっては、イランの現政権は、イラン人を抑圧する占領勢力でしかない。
 
アメリカにとっても、現政権は中東における平和と安定と繁栄に対する唯一最大の脅威だと理解すべきである。
 
私の同胞たちは何年も、命を懸けてこの政権と戦ってきた。アメリカが無条件で対話をすれば、支援を必要とするイラン国民を無視することになる。
 
全体主義的政権を転覆させるには、国際社会のサポートが必要である。
 
今後は、イランの主権が存在する「国民」とどうかかわっていくのかという議論が非常に重要だと考える。
 
現政権は、最大限の制裁を受けるに価する。同時に、イラン国民は最大限の支援を受けるに価する。
 
 
(2) 軍部を含め、政権から人々の気持ちは離れ始めた
質疑応答では、次の点に触れた。
 
イランの人々がソレイマニ司令官の葬儀に反対していることや、ソレイマニ氏の肖像画を燃やして抗議をする人は報道されないなど、イランに関する報道は十分ではない。
 
私は、イランの革命防衛隊の人たちが、国会議員とともに、非暴力の市民的不服従運動に参加し、現政権と距離を置けるよう導いてきた。こうしたことが功を奏し、人々はこの40年で初めて、革命の兆しを感じている。2020年は、革命政権の「終わりの始まり」がスタートした年と見るべきである。
 
イランの国民にとって、トンネルの終わりに光があると信じられることが必要で、彼らにはレトリックを超えたサポートが提供されなければならない。
 
体制転換について議論されることが多いが、この40年間置き去りにされてきたのは、イラン国民の心情である。エスカレーションを避けるには、現政権に頼るのではなく、イラン国民との対話が必要だ。
 
武器を置き、通りに出て国民のデモに参加すべきだという軍部の人々は増えてきている。
 
「イラク戦争で失敗した」と考え、孤立主義的政策から、イランに介入すべきではないと考えるアメリカ人がいることは知っている。だがイラクやアフガニスタンと違い、イランでは国民の大多数が民主化を求めている。これは「自由」「人権」の問題であるため、党派的な問題にすべきではないと考える。
 
亡命政府の創設は、現実的な案ではない。憲法制定に向けて、憲法制定会議を立ち上げることが必要だが、そのメンバーはイランにおける選挙で選出されるべきだ。
 
 
イラン・イスラーム革命とは何だったのか
1979年のイラン・イスラーム革命で、アメリカの傀儡政権であったパフラヴィー王朝が転覆した。「反国王」「宗教の復活」「反イスラエル」を掲げ、宗教立国を実現しようとしたのが別名ホメイニ革命と呼ばれるイラン革命だった。
 
ホメイニ師は、パフラヴィー王朝の政教分離政策で脱イスラム化を目指す欧化政策は、国民の価値観を揺るがすものと考え、イスラムを根底に据えた「美徳ある社会」の実現を目指した。それはプラトンが描いた哲人王ならぬ最高指導者が導くユートピア国家だった。
 
 
アメリカではなく中国の傀儡になったイラン
しかし、イランの事情に詳しい関係者によると、この40年で革命の当初に目指していた格差是正も、繁栄する社会も実現できなかっただけでなく、イスラム教もより原理主義的な解釈が行われるようになったという。そうした解釈を行うイスラム法学者を、政権は資金的に支援している実態があるという。
 
シーア派のイランでは教義上、コーランを柔軟に解釈し、現代に順応することが可能ではあるが、復古主義的な運用が行われ、国民を苦しめていると言える。
 
また40年前のパフラヴィー朝は、冷戦時代にイランがソ連の支配下に入るのを恐れたアメリカがつくった傀儡政権であったが、現在の政権は中国の傀儡政権となり、ウイグルで同胞のイスラム教徒が苦しんでいても、見て見ぬふりを決め込んでいるという。
 
国家経営の失敗、不寛容な宗教解釈によって、国民から自由が奪われ、本来の理想とした国家建設に失敗。さらに全体主義国家・中国にイランがのみ込まれつつある様子も伺える。
 
 
イランは国内の変革を急げ

『アメリカには見えない イランの本心』
大川隆法著
幸福の科学出版
女性のサッカーの観戦が許されるようになるなど、漸次的に改革は進むが、亡命者もあとを絶たない。自由を抑圧すれば、国民の心はさらに政府から離れてしまう。大川隆法・幸福の科学総裁により、死の翌日、1月4日に収録されたソレイマニ司令官の霊言では、アメリカは国民とイラン政府とを分断させる戦略をとると指摘していたが、イラン国民の心はすでに政府から離れつつある。
 
宗教を国の支柱に据えた宗教国家の理想は、それ自体は良かったとしても、理想通りに実現しなかった部分については、国民の声に耳を傾けて修正を重ねるのが民主主義である。
 
外圧による本格的なイスラム改革を迫られる前に、イランは国の軌道修正を迫られていると言えそうだ。
(長華子)
 
【関連書籍】

『アメリカには見えない イランの本心』
大川隆法著 幸福の科学出版
 

『イエス ヤイドロン トス神の霊言』
大川隆法著 幸福の科学出版
 
【関連記事】
2020年1月10日付本欄 アメリカ・イランの対立の行方 軍事衝突のリスクは去っていない
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16675
 
2019年12月号 日本人として知っておきたい イランは本当に危ない国?
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2019年12月6日付本欄 アメリカ、中東増派で緊張高まる 日本は苦悩するイランを理解し橋渡しを
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16553


次期衆院選青森3区 幸福実現党・三國佑貴氏が出馬会見

2020年01月18日 06時25分10秒 | 日記

次期衆院選青森3区 幸福実現党・三國佑貴氏が出馬会見
2020.01.17(liverty web)

 
幸福実現党の三國佑貴(みくに・ゆうき)氏は17日、青森県庁で記者会見を開き、次期衆院選で幸福実現党の公認候補として、青森3区から出馬することを表明した。
 
今回の選挙は三國氏にとって、2016年の参院選、2017年の衆院選に続き、3回目の国政チャレンジとなる。
 
三國氏は、幸福実現党公認の地方議員が全国で38人、そのうち2人は青森県内で誕生していることに触れた上で、「先人の方々が残された仕事を乗り越えて、若い力で、新しい故郷を創っていきたい。次の世代につないでいきたい。青森の若い力で、故郷の皆様のお声を国会にお届けしていきたい」などと、出馬への決意を語った。
 
三國氏は、「故郷の未来を創る 津軽繁栄プラン2020」を掲げ、今選挙に挑む。主要政策は、以下の6つだ。
 
(1)故郷の安全・安心を守る
「憲法9条」を改正し、自衛隊を「国防軍」として位置付ける。
個人情報保護の観点から、地方自治体内での情報管理を強化する。
安全保障の観点から、「スパイ防止法」を制定する。
違法操業船や不審船の取り締まり、漂着木造船や海岸漂着物の処理など、日本海沿岸の警備体制を強化する。
避難場所や避難経路を今一度見直し、地域全体で防災教育に取り組む。
 
(2)中小企業を全力で応援
所得税、住民税、消費税、社会保険料等の合算が所得に占める「国民負担率」を20%台に下げる。
相続税、贈与税をなくし、事業継承をしやすくする。
給付型ではなく、積み立て型の新しい年金制度に移行する。
 
(3)農業・漁業を活性化させ、青森をもっと豊かに
長期的にりんご産業を維持していくために、経営が困難になった農地を集約し、株式会社化する。
青森りんごを輸出する販路を、アジアや中東、西洋諸国に拡大する。
りんごの黒星病への対策を強化する。
 
(4)故郷の未来を創る子供たちを育てる
地域の偉人を大切にする歴史教育で、郷土愛を育てる。
いじめを根本的に解決するために、「いじめ防止対策推進法」を改正し、いじめの報告や対応を義務付け、放置、隠ぺいした教員に対する罰則規定を設ける。
日本語学校の設立などで、県内にある廃校の校舎を有効活用する。
 
(5)夢を与える文化・芸能・美術・スポーツ関連事業に積極的に投資
弘前市運動公園野球場(はるか夢球場)の有効活用。2030年までに青森県を本拠地とするプロ野球球団を招致する。
地域活性化のため、青森の魅力を全国に発信し、文化・芸能事業を積極的に支援する。
 
(6)短命県返上に向けた健康長寿につながる取り組みを支援
予防医学を普及し、がん死亡率、脳卒中死亡率を下げる。
青森りんごの食育事業を支援する。
 
 
次の世代に誇れる故郷を遺す
三國氏は、故郷・青森への思いをこう力強く語っている。
 
「青森県は、作家の司馬遼太郎氏が『北のまほろば』と讃えたように、海の幸、山の幸に恵まれた土地です。また故郷には、温かい日本の心が息づいています。次の世代に誇れる故郷を遺していけるように、力を尽くしてまいります」
 
「安全保障の危機」「増税による中小企業の倒産」「人口減少」など、青森県が直面している問題に真正面から真摯に向き合い、「故郷の皆様の幸福を実現したい」と語る三國氏。次の世代の政治家に必要なのは、そうした「誠実さ」ではないだろうか。
 
【関連書籍】

『幸福実現党宣言』
大川隆法著 幸福の科学出版
 
【関連記事】
2019年12月23日付本欄 幸福実現党 釈量子党首が衆院選に向けて記者会見 第一次公認決定者を発表
https://the-liberty.com/article.php?item_id=16623


阪神大震災から25年 教訓を活かす被災地の姿

2020年01月18日 06時23分23秒 | 日記

阪神大震災から25年 教訓を活かす被災地の姿 【これだけ知っトクNews(1月17日版)】
2020.01.17(liverty web)

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。
 
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