トランプ氏が商務長官に対中関税推進派のラトニック氏起用へ トランプ関税で「対中包囲網」の復活を目指す
2024.11.20(liverty web)
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画像:Mark Van Scyoc / Shutterstock.com
《ニュース》
アメリカのトランプ次期大統領は19日、貿易政策などを管理する商務長官に、実業家のハワード・ラトニック氏を起用すると発表しました。
《詳細》
米証券会社キャンター・フィッツジェラルドの最高経営責任者(CEO)であるラトニック氏は、トランプ氏の政権移行チームの共同代表を務めるほどの、金融業界きっての熱烈なトランプ支持者です。財務長官の有力候補としても名前が挙がっていた人物でもあります。
ラトニック氏は、米産業を守るための関税や法人税の引き下げ、エネルギー生産の拡大などを訴えてきました。特に、トランプ氏の対中関税を強く支持しています。
商務省は、国家安全保障に関わる重要物資(半導体など)の輸出規制や国際貿易を管轄し、貿易交渉を担う通商代表部(USTR)とも連携します。トランプ氏は声明で、「(ラトニック氏は)USTRの直接的な責任者として、関税・通商政策を指揮する」と述べており、上院の承認を得られれば、トランプ氏肝いりの関税政策を中心的に進めることになります。