トランプ次期大統領、武士道精神を持った対中強硬派でNATO懐疑派のマイク・ウォルツ氏を国家安全保障のトップに起用へ ウクライナ戦争を終わらせ、対中包囲網を再構築する意思
2024.11.12(liverty web)
<picture></picture>
画像: Phil Pasquini / Shutterstock.com
《ニュース》
大統領選挙で勝利したドナルド・トランプ氏が、フロリダ州選出の共和党の下院議員であるマイク・ウォルツ氏を国家安全保障担当の補佐官に起用する意向であると、関係者の話として12日付米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じました。
《詳細》
国家安全保障担当の補佐官は、国家安全保障に関する全ての主要機関の調整や大統領への報告、政策実行を担う要であり、影響力の極めて大きいポストです。
ウォルツ氏はアメリカ陸軍特殊部隊の「グリーンベレー」出身としては初の下院議員で、共和党の「チャイナ・タスクフォース」に参加。中国からサプライチェーンを撤退させ、中国関係の投資の一部も厳しく制限するよう求める法案や、アメリカの大学をスパイ活動から守る法案の提出にも携わってきました。
2022年の北京五輪開催にあたっては、中国がコロナウィルスの起源を隠蔽していることや、ウイグルの強制労働の問題などを理由に、「開催地を変更しないならボイコットする」ことを主張。最近は、アメリカの造船業を復活させる「Ships for America act」を主導しており、台湾やフィリピンでの有事に備え、規制改革と税制控除などによりアメリカの造船能力と船舶所有権を回復すべきとしています。
ウクライナ戦争に関しては、トランプ氏同様に、NATO加盟国がウクライナ支援の軍事費の目標の半額にも至っていないことを批判。アメリカのウクライナ支援の期限が曖昧になっていることに疑問を呈し、「アメリカは関心を欧州と中東から、インド太平洋に移すべき。つまり共産党の大きな脅威に対抗するため緊急に行動すべき」と主張しています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます