わたし達は、「それは学校で習ったことがあるぞ」とか「それは習ったことが無かったぞ」という事がしばしばあります。ある事項について知識がないことを「学校で習わなかったからね」などと言い訳がましく言ったりします。
この場合、「学校で習う」ことは「学校の先生から教わる」ことでもあるのです。
「習う」と「教わる」は「勉強の仕方」のひとつの方法ですね。
それでは「習う」と「教わる」以外に「勉強の仕方」はあるのでしょうか。
「習う、教わる」と似た言葉に「学ぶ」があることは誰でもが知っているでしょう。ですが両者には大きな違いがあることに気が付きます。
「習う、教わる」は次のように多く使われます。「字を習う。三味線を習う。」などのように使われることが多いのです。また、「教わる」は次のように使われます。「スキーで綺麗に曲がれるコツをインストラクターから教わった」などと使われます。
さて、それでは「学ぶ」はどのように使われているのでしょうか。「きみはその経験から何を学んだのか」などと問われることがあります。
ここで、これらの両者の言葉が使われる状況を見てみましょう。
「習う、教わる」には教える人と教わる人の二人の人がいることに気が付くと思います。三味線を習う人は三味線のお師匠さんから教わるのです。また習字教室に通う児童は先生から字の書き方を習うのです。
さて、それでは「経験から何かを学ぶ人」は誰からそれを教わるのでしょうか。彼は誰からも教わったりはしません。自己や他者の行動や経験を振り返ることで「自ら」学ぶのです。
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