今学期最後のスクーリングを21日と22日に受けてきました。受けた科目は「ロシア文学を読む」でした。講師の方がテキストに選んだのはゴーゴリ『鼻』、チェーホフ『奥さんは子犬を連れて』、ナボコフ『マドモアゼルO』の3点です。
ゴーゴリとチェーホフはポピュラーな作家ですが、ナボコフはどんな作家なのかは知りません。映画『ロリータ』の原作者がナボコフだったのです。ロリータコンプレック(略してロリコン)の由来がナボコフの小説の題だったのです。
さて、スクーリング授業の最後の時限にはテストがあります。出された課題は授業で扱ったテキストの一つを選んで、疑問に思ったことや感想などを記述するものです。わたくしが選んだのはゴーゴリの「鼻」でした。役人の顔から鼻が無くなり、それを探索する顛末が話のアウトラインです。小説を読んでの記述試験なので決まりきった一つだけの回答があるわけではないのですが、作品の批評や鑑賞は様々な見方があるので、それがどのように講師により判断されるのかが、記述試験の醍醐味でもあります。
スクーリング授業は当日に講師よりプリントが渡されて行われます。シラバスは一応ありますが、それも詳細に記されてはおりません。ですからこのような授業は一発勝負の面白さがあると言えます。ともあれ、今回の授業で今期のスクーリングは全て終わりました。試験の結果は単位認定試験の発表と同時に行われます。それまでのお楽しみという事でしょう。
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