ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

山の秋、里の秋(その2)

2013年11月01日 19時19分34秒 | 秋田県のくらしと歴史
前回は秋田県内の「山の秋」の話題を記しましたが、今日は秋田市近郊の「里の秋」のお話をお聞きください。
昨日は天気も良かったので身近な「秋」を見てきました。

まず、向かったのは近郊にある公園です。自宅から15分ほどの距離にある「旭川ダム公園」です。
この公園は、秋田市内を流れる旭川の上流にある「旭川治水ダム」を建設したときに整備された所です。
ここもまた紅葉の名所として市民に親しまれています。

表題の画像でもおわかりのように、この公園のもみじの色がすばらしい。
文字通り燃えるようなもみじ色なのです。
紅葉を背景にスナップ写真を撮る人、木に近寄って紅葉を観察する人、三脚を立てて芸術写真を狙うマニアの方々など多くの市民が訪れていました。

さて、次に向かったのは自宅への帰路の途中の藤倉地区です。
ここには「藤倉水源地」と言う、かっての水道施設が残されております。明治の終わり頃に秋田市の上水道の水源として藤倉ダムを中心とする水道施設が作られ、その遺溝が残されているのです。
それらは国の「近代化遺産」にも指定されています。
  
藤倉ダムを背景ににもみじを撮って見ました。

次に立ち寄ったのは松原地区です。ここには古くから「松原柿(まつばらがき)」と呼ばれている柿の木があります。ゴルフボールぐらいの小さな実のなる柿です。
かっては、ここの地区の家には必ず言ってよいほど、松原柿が植えられていました。
私たちの子供の頃は、秋になるとこのあたりの里山まで色づいたあけびを求めて遠征してきてました。
その頃はこの地区のどこの家にも松原柿があったのを思い出します。
ですが、この柿は渋柿でしかも実がおおきくならないので、食用にもならず、採る人もいなくなり今は見かける事も少なくなりました。
ようやく、一軒の家の庭に松原柿を見つけました。

松原柿の巨木です。隣にある納屋の屋根の2倍もの高さがあります。
この高さではその実を収穫するのは容易でありませんね。
さらに帰路の途中に同じ柿を発見。
  
この柿の実の大きさはゴルフボールほどの丸い実がたわわに付いています。
この大きさでは、今では食用にはなりませんね。かっては食料が乏しかった時代には、秋田市内までこの地区の農家の人が売りに来ていたそうです。
また、この柿は食用以外には柿渋を取るのに使われていたそうです。

ここより少し市内よりに走った所でまた一つ「里の秋」を発見。

大根を干していました。きっと漬物にするのでしょうね。

家に着く前に我が家の畑に寄って見ました。ここにも秋がありました。

長芋の葉がが黄色くなってきています。長芋の収穫もあと少しです。長芋を採り終えれば、秋田は冬になります。
秋田は山も里もすっかり「秋色」に染まってきています。これから長い冬の支度をしなければなりません。


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