「家庭訪問」と「職場訪問」

家庭訪問という言葉があります。
私が小学生のころには担任の先生が自分の受け持ちの児童の家に来て、子供の学校以外での生活などを見に来るというものでした。
その時には母親などは子供よりもそわそわしていた事もあったようです。
家庭訪問の目的は、その親から聞いたり、見たりして児童の生活や勉学の環境などを把握することと同時に学校での児童の様子を親に伝えることにあったようです。

さて、ここで「職場訪問」について考えてみましょう。
家庭訪問に比べると、職場訪問はなじみのない言葉ですね。
ですが、「職場訪問」は実は私たちは日常的に行っているのです。それも無意識にです。
こんなことを言うと、「え～、職場訪問などしたことはないよ」と思われる人が大半でしょうね。
いいえ、私たちはほとんど毎日「職場訪問」をしているのです。
それはどういう事だと思われますか？

日常の買い物に主婦は出かけます。また、ほとんど毎日、コンビニなどで買い物をしますね。
無人の自動販売機で飲み物やたばこを買う以外で店員さんのいる店での買い物が「職場訪問」なのです。

お店には必ず店員さんがおります。そこのお店は店員さんにとっては「職場」なのです。
ですから私たちはものを買ったりすることはそこに働く店員さんの職場を訪問している事にもなるのです。

普段私たちが買い物をするスーパーやコンビニだけが職場ではありません。職場は色んな所にあります。
市役所の職員がゴミ収集に来てくれるのなどは、さしずめ移動する職場という事も出来ますね。

また時々、夜の街のスナックや居酒屋などにも出かける人もいるでしょうね。
そこでは必ず店員さんや接客してくれる人がいるわけですので、そこも立派な職場なわけです。

よなよな、それらのお店を「職場訪問」していたオジサンなどもかってはいたようですね。

私もそのうち、「職場訪問」にでも出かけることにしましょうかね。

おっと、「職場訪問が目的の客など来てほしくありません」と言われそうなので、本日の記事はこれでおしまい。