この2日間、朝は肌寒いくらい。
一瞬、服装を間違ったかと思うほどです。
秋は足早に過ぎていきます。
今年は花から撮っていた栗。
みごとにおいしそうな実になりました。
あらゆる生命の営みは
与えられた場所で咲き
与えられた生命を精一杯生き
そして秋から冬へと命をつないでいく
島根で花の写真を撮り続けられた木佐さんのことを思い出します。
亡くなられたのは私の父が亡くなる1週間前でした。
京都での花想いコンサートの時に作った合唱組曲のラストソングは
秋の歌でした。
写真と同時進行で
冬からはじまり四季を歌いラストは秋なのですが
これがなかなかまとまらなくて、
できあがったのはコンサートの1週間前でした。
秋は 少し寂しげになり
秋は 小さな不安を運んでくる
秋は 命が燃えていくよう
秋は たくさんの明日が見えなくて
それでも
金色の稲穂は 風にさざめき
木々に果実は実る
そして私は歩いている 今も
(間奏)
そして道ばたの花は 命を残し
燃える夕日は 明日を描く
そして 私は生きている・・・
そのときにはなんとか仲間に歌ってもらいましたが
どこか未完成。
心の中できちんとしあげたいと今も思っています。
私自身の人生の季節も秋です。
秋は冬の予感でもあります。
・・・時間がそんなにたくさんあるわけではないんだから、
やっておきたいこと、夢に日付を・・・ですね。