マリア・ジョアン・ピリス・が今シーズンをもって引退するとのことで
生の演奏を聴きたくてシンフォニーホールに行きました。
ベートーベンのピアノソナタが私はとても好きです。
いろいろな意味で一番辛かった高校一年生の時
生きることもやめたいほどに
自分が嫌で
毎日毎日が苦痛だった
そんなときに
リヒテルが弾いたベートーベンのピアノソナタのレコードに
震えるほどに感動しました。
リヒテルがベートーベンの思いを伝えてくれて
生きる力をくれたと思いました。
大人になって
生の演奏を聴きたいと
高いチケットを買い
来日公演を心待ちにしていましたが
リヒテルは体調を崩し
コンサートは中止
亡くなってしまった
同じように
とても尊敬していたバーンスタイン
昔ニューヨークフィルのコンサート
何で行ったのかそれも覚えていないのですが
大阪で聴いていたく感激しました
再来日された京都でのコンサート
またまた高いチケットを買い心待ちにしていたのに
東京公演の後帰国してしまわれて
タクトを振ったのは大植英次さんだった
(今思えばそれも素晴らしいことだったのですが)
心待ちにしているとなぜか・・・
ということで今回も心配で心配で
学研都市線が
ガス漏れの疑いでストップしていた
という事故でどっきりでしたが
京田辺は近鉄の京都周りも奈良周りもあったので
大阪に行くには問題なし
いいコンサートでした。
本当によかった
ピアノの音も
マリアさんの人柄があふれるようなステージも
こんな70代の女性になれたら・・・
と思います。
教師を辞めて
自分の人生の転機であった40代に
出会った素敵な女性
心にしみこむようなピアノの音
プログラムの最後の曲
最後のベートーベンのソナタ
本当によかった
アンコールの
パがテルもよかった。
ありがとうございました。