昨日は午前中心斎橋の楽器店の講座に参加してきました。
内容は
「2008年度ピアノ・コンペティション課題曲(A2級からD級)」の紹介と指導ポイントについて
講師は東京音大の武田真理先生。
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曲の時代背景や、そのころの楽器、人々の生活にまでさかのぼって、音楽を分析したり、音の出し方についてもとても丁寧に指導してくださるし、アナリーゼ付きのコンサートみたいで聴いているだけでもすごく刺激になります。
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帰って弾いてみるのだけれど、なかなか弾けなくて、情けなくなりますが・・・。
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なるほどと思ったのがリピートの話。
たくさんの曲には主題があって何回も同じメロディーが出てきます。その上にまだリピート(繰り返し)があります。
これは一度聴いたメロディーを繰り返すことで2回目は「あ、あのメロディー!」、そして3回目、4回目となるともう「既知曲」のように楽しく聴いてもらえる(主題の確保)、そのことで曲を印象づける事ができるのだと。
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今はCDとかあるけれど昔は生演奏のみだったからよけいリピートが大事なのだと。
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なるほど、リピートには必然性があるのかと・・・。
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確かに初めての曲ばかりだとしんどくなる、同じ曲ばかりだと飽きてくる。
ひとつの曲の中でメロディーを繰り返すにも気持ちや弾き方をちょっと変えていく、
その大切さもよくわかります。
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この前読んだ本の中に
理解を伴わない短期記憶はたちまち消えていく。
理解し記憶したはずの中期記憶もまた失われてしまう。
定着させるただひとつの方法は反復。しかも中期記憶が残っている9時間以内にしつこく反復、復習すること。
とありました。
ときどきこれでもかというほど主題を反復する曲があるけれど、そういうことを知って創っていたのかも・・。
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学習能力の中で記憶することも大切な要素です。
でも、だんだん曖昧になり・・、最近、もう自分で自分を信じるべきでないと思うほど・・。
新しい曲も覚えられないし・・・。
今まで以上にリピートしないといけない年齢です。